休みになると雨ばかりで、8月は全くお出かけできていない。今日は走るだけでもいいからと、取りあえずの装備を積み込んで雨の中出発。
出発してからすぐ、訪れたい滝を思い出す。以前訪れた際には枯れていた上勝町の猿滝である。道沿いにあって雨でも苦労しないはずなので、今日の目的地に決定し、高速道路を東進する。
高速から一般道に下りてすぐの頃、おいわさんから明日の高瀑を中止にしようと連絡が入る。昨夜は激しい雨だったので、道も心配だし、渡渉の問題もあるので中止で正解だが、やはり残念である。
上勝町の月ケ谷温泉脇を通過して、目的の旭川南岸に着いたのは9時前。車を停めたらすぐ後ろにバンが停まり、私が装備を取り出しているうちに河原に下りてしまった。パッと見た服装から釣人らしい。
対岸に見える猿滝は、想像していた以上に立派である。装備を抱えて河原に下りると、先に下りていた釣り人から声をかけられる。こちらが香川から来ているので、有名な滝かと思ったらしいが、雨の後しか見られない滝だと言ったら、納得してくれたらしい。
滝前に行きたいと思ったが、そのためには川を渡る必要がある。しかし長靴の釣り人たちでさえ渡ろうとしない程増水した川では、対岸に渡るのは無理そうだ。できるだけ場所を選んで望遠で撮影する。
雨の中、30分程で猿滝の撮影を切り上げる。このエリアにはまだ未訪瀑の滝があるが、今回は準備不足なので、今回は猿滝だけで良しとする。
滝の流れ込む旭川は勝浦川の支流。早朝、雨中の渓谷は、いい感じに川霧がでて、とても印象に残った。
この時期、このエリアに来ると寄ってしまう道沿いのハス畑。よく見るハスとは種類が異なるようで、見ごたえのある花である。今回は散ってしまったか蕾の状態が多くて、あまりいいのは撮れなかった。
気持ちのいい絵が撮れたので、次の滝を訪れる気力がわいてきた。とはいえ、今日の装備で、なおかつ場所を覚えている滝は少ない。そうして訪れたのは、星の岩屋と呼ばれる星谷寺。この滝は裏から見ることができる、裏見の滝である。
寺についた頃、雨が激しくなってきた。三脚を据えているときは傘が邪魔なので、結構濡れる。山の中腹だが、雷がとても近く感じてしまう。雷の直撃に会うことはないだろうが、あまり気持ちのいいものではない。
しかし久々に来た滝の雰囲気が良くて、雨の中、結構長居してしまった。
ちょうど昼時間になったので、車に戻って軽く食事をとった後、帰路につく。徳島市に入る頃から雨は止み、少し青空も見えたが、まだ天候は変わりそうなのでまっすぐ帰宅。一般道を使ったため。、帰宅したのは2時半。
258km 3,370歩の遠征は、普通なら物足りないが、久々で雨の中、十分楽しめたので良しとしよう。