週末は写真家気分で

yamtoの週末お出かけ記録

予想外? 高瀑氷瀑 その2

2011年12月24日 | 自然写真 滝

 12月23日 高瀑訪瀑期の続きです。

 なかちゃんが年内の高瀑を希望したのには理由がある。凍り始めの高瀑を見てみたい、そして2月に完全氷瀑を見てみたい、ということだったのだが・・・。
 予想に反して、完全氷瀑を見ることになってしまった。これはこれでラッキーなのだが。
 私の高瀑初訪問は2010年2月21日。前日に突如、なかちゃんからお誘いを受けての参加で、その時は青空の下の完全氷瀑という、最高の条件で見ることが出来た。凍った高瀑はそれ以来だが、やはり圧巻である。
 簡易アイゼンをつけ、とりあえず正面から撮影を始める。皆は右岸へ左岸へと思い思いの場所に散っていく。撮影したものをプレビュー確認していると、誰かが「青空だ!」を歓声を上げる。

振り仰ぐと、強風にあおられて雲の切れ間が上空に来る!。三脚をはずしていたのが幸いし、すぐ上方に向けかまえる。やはり青空をバックにすると、より氷壁が映える。

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 少し下がって、遠目の撮影した後、左岸側の崖を登ろうと思ったが、雪で足場がわかりにくい。少し危険を感じたので今回は断念。皆は右岸の崖を登っているので、私もそちらへ移動する。

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 このとき、防寒用に指先の開いた手袋をはいていたのだが、登る際に雪に手をついてしまうと、雪を払っても指先は冷たいまま。楽に登れる場所を探していると、そろそろお昼時間で皆降りてくる気配なので、登るのをやめ、荷物の場所まで戻る。

 昼食は立ったまま、おむすびをほおばる。熱いお茶を持ってきたのが救いである。おいわさんはポットのお湯でカップスープとサンドイッチ、KUWA氏はバーナーでお湯を沸かしてカップラーメン・・・。皆それぞれである。

 腹ごしらえも終わって撮影再開。青空の出るタイミングを待って撮影する。

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 青空のないときは、氷壁にくっつき氷と雪の表情を接写。これは思いのほか難しい。ピント・露出・シャッター速度、いろいろ試してみるがお遊び写真しか撮れなかった。

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 真剣に高瀑に向かうカメラマン達。しかし気をつけないと、雪の下は岩ばかりではない。氷の下には冷たい水が流れている。幾度か氷の「ピシッ」という音が聞こえ、肝を冷やすことも。

201112231247_194  時間も12時半を廻ったので、記念写真を撮って引き上げることに。

 ここでまたしも???

メンバーは6人だったはずなのに、写っているのは7人。

 増えているのはKurenaikaiさん。登山口のjimnyで判断したように、先行していたのはやはり彼で、夫婦滝同様、記念写真に入ってもらったのである。滝でKurenaikaiさんと遭遇するのは今年3度目。趣味が似ているとはいえ、縁があるなと思う。

 記念写真の為に、リモコンを持ってきていたのだが、電池切れなのか作動しない。予備電池を持ってきていたので交換したのだが、微妙にサイズが異なるのか、きっちりと入らず、これも駄目。帰ってわかったことだが、リモコンに使われていたのは23A型(12V)という型で、形だけで単5と判断していたのに、まったく違う電池であったことが判明。説明書をよく読まないツケがここで出てしまった。

 タイマーにして場所を移動する際、2度も滑って皆の笑いを誘ってしまうのである。

Imgp0500  帰り際、なかちゃんが撮ってくれたもの。高瀑のサイズが良くわかると思う。

 この高さの氷の壁は、何度見ても圧倒される。暖かいといわれる四国で、この光景が見られる幸運。ここに来る為の苦労はあるが、おいわさん達すばらしい仲間にめぐり合えたおかげで、この光景を見られるのである。

 帰りは高瀑下の無名滝で再び撮影会。このときの模様を、なかちゃんが撮って掲示板に載せている。

 少し余談を。

なかちゃんの撮った無名滝前のカメラマン達の中にKurenaikaiさんがいない。レンズを落としたようだといって、一度高瀑まで戻っていたのである。そうしたときに、「誰か万歩計を見つけたら教えて」となかちゃん。えっと思い、ポケットから拾った万歩計を取り出すと、やはりなかちゃんのものだった。歩き始めて早々に落としたらしい。ラッキーだが、この仲間だからおきたラッキーだという気がした。

Photo

 Kurenaikaiさんが戻ってきて、レンズが見つからなかったとのこと。その代わりお守りを拾ったといっていたら、MAKさんのものだった。つくづく不思議な日である。

 丸渕で撮影をかねた小休止の後、登山口を降りる。このとき、珍しく私が二番手で、おいわさんのすぐ後ろについた。すぐ後ろはKurenaikaiさん。二人ともストックを突かず、バランスよく歩いていく。私が同じことをしたら何度転んだことやら。

 車に戻ったのは、14時43分。いつもより早めだが、雪が降り始めたことを考えるといいタイミングである。帰りは、Kurenaikaiさんの車にMAKさんが同乗して、こちらの車には5人。途中、恒例の御来迎の滝にもよらず、諏訪神社まで直行。社内の話題は、やはりおいわさんの写真展で、皆で二度目の開催をけしかけていた。いつかおいわさんもその気になるかも。

 諏訪神社に戻ったのは15時37分。いつものように、次回を期待する挨拶を交わして散会。私は最後に出発したのだが、途中停車していたなかちゃんを追い抜き、追いついてきたなかちゃんの車が別れ際、パッシングで挨拶してくれていたのが、妙に嬉しかった。

 高速バス停でまっすーさんと別れ、帰宅したのは17時21分。

 今日の走行距離270km 10,310歩。いつも歩数が少なく感じるのだが、歩いた距離は5kmもないので、これが正しいのだろう。

 実は年賀状の図案を、今日の写真の出来次第で決めようと思っていた。期待以上のものが撮れたので、ここから年賀状の写真を選ぶつもり。きょうもすばらしい訪瀑になり、同行した皆に感謝です。

参加した人々のレポートはこちら

おいわさん 出たがり家族のお出かけ日記
なかちゃん 四国の滝めぐり
まっすーさん ますどこbyフォーサーズ

MAKさん ビッグりSize

Kurenaikaiさん 自然紀行


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予想外? 高瀑氷瀑

2011年12月23日 | 自然写真 滝

 話はおいわさんの写真展の日に戻る。
12月11日、おいわさんの写真展を見ての帰り際、おいわさんに挨拶しながら「氷瀑 行きましょうね。車出しますから」と言ったら、「なかちゃんが年内に行きたがっているけど?」「いいですよ」。
 そうして年内の高瀑訪瀑が決まった。日程調整により23日の訪瀑が決定。

 今回の参加者は、おいわさん、なかちゃん、KUWA氏、まっすーさんといつものメンバーに、初めてお会いするMAKさんの計6名。朝6時に出発し、20分に高速バス停でまっすーさんを乗せる。
高速を降り、R194から県道12号に入ってすぐ位で、なかちゃんの車に追い付く。しばらくして後ろについた黒い車を従えるように、三台が連なって諏訪神社に到着。時間は7時50分。降りて挨拶したところで、後ろの車がMAKさんだとわかる。すぐKUWA氏、おいわさんが到着。

 道が凍っているかもしれないので、皆スタッドレスをはいた四駆である私の車に乗り込む。初めてCROSSROADの三列目を使用した。

 林道は途中から雪道に変わる。登山口についたのは8時52分。先にjimnyが停まっているが、この時点でこの車の持ち主をKurenaikaiさんと断定。
201112230917_007   
 登山靴に履き替え、スパッツを付け、出発。雪の積もった登山道は、最初滑りやすく、結構足に負担が掛かる。歩き始めてすぐ、万歩計を拾った。取りあえずポケットに入れておく。
 登るにつれ、雪は深くなり、岩肌につららが目立つようになる。美しいエメラルドグリーンの淵を横目に、登山道を慎重にのぼっていく。

 写真は雪道を行くMAKさんとまっすーさん。
雪道なのでスパイクは必要ないが、ストックは必須である。といってもおいわさんはストックなしでずんずんいってしまうのだが。

    
休憩地点となったのぞきの滝(左)と丸渕(右)
201112132
 一昨年2月の訪瀑時にくらべると凍結具合は小さいが、水の美しさに目を奪われる。
 丸渕のまえにあったオブジェ?結局みんなこれの前に陣取って撮影していたようだ。ホワイトバランスを変えると、氷の表情が変わる。
20111213
201112231011_047  この登山道は8月以来だが、幾つか整備されている場所がある。破損した木の梯子の場所に新たに梯子が掛けられ、ずいぶん楽になった。
 写真は新たにかけられた梯子を登るおいわさん。
この梯子を上って間もなく、高瀑が遠望できる。
先行したおいわさんが、歓声を上げる。みごとに凍った高瀑の上部が見える。
201112231018_049
 高瀑下の無名滝を過ぎ、急な斜面を登って天狗の子育て岩を通り過ぎると、まもなく高瀑がその全貌を現す。時間は10時32分。
201112231032_052_804x1072

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里山歩き 浄願寺山

2011年12月18日 | 里山歩き

 12月18日 今日は、地区の公民館の掃除があったので遠出はなし。
 とはいえ今日やっておくことがある。先日の夫婦滝訪瀑で、最初に買った登山靴が役目を終えてしまった。
 新しい登山靴を、冬の高瀑訪瀑までに慣らすつもりだったのだが、23日に高瀑に行くことになってしまったので、その前に一度でも使っておかなくては。

 1Ds3_7005 0時 掃除を終えた後、ひとやすみしてから出発。装備はD300sに18-200mmとマクロレンズ。スリングバックに小型三脚。水筒には熱いお茶と、コンビニ結びを持って出発。向かうのは、裏山。家から出たらすぐ登りである。
 共同墓地を過ぎ、香川工専の上にある小さな池から最初の一枚。
 天気も良く、ススキの穂が綺麗にひらいている。
南向き斜面なので、逆光ぎみなのがいい感じで撮れた。
 工専寮の裏に回り、遊歩道入口から山道に入る。よく整備された山道で、いまは落葉に覆われ、明るく気持ちのいい道である。結構傾斜が急なので、御来光滝訪瀑の練習に使おうと思いながら、思っているだけの練習コースである。
201111181_2 201111182

 以前、パクを散歩に連れてきたこともあるコースだが、何となく違う。倒木など見覚えのある場所はあるのだが、道がまともすぎる。そう思っていると、植樹された木にかけられた札によれば、「高松市[いざ里山]市民活動支援整備事業」として地元自治会の里山クラブで整備してくれているようだ。浄願寺山山頂標識の裏には「平成21年11月29日設置」とある。
 小山-浄願寺山-野山と小さいながらも山頂を制覇し、野山の山頂でお弁当。陽当たりがいいので、気持ちいい。

201111183_2 201111184

Ds3_7048_2  切通峠まで達し、今度は石清尾山に登るつもりだったが、体調が今ひとつよくないので、ここで切り上げることにする。峠を西側に下りると御殿貯水池。

 見下ろすと鶴市町から西春日町に抜けるトンネルが工事中だった。できるのはいつになるのだろう?

 降りてくる途中と、川沿いに戻ってから見かけたシーンをいくつか。

201111185

201111186

帰宅したのは13時過ぎ。

散歩程度のお出かけだが、里山の魅力を再確認できた。靴の方は履き慣らしたとは言えないが、取りあえず一度歩いてみたことで、よしとする。

12,456歩。次は石清尾山までいってみたい。

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名所なのに? 奥道後・湧ケ淵

2011年12月13日 | 自然写真 滝

 12月11日 十二ケ滝のつづきです。
 県道17号を東進し、玉川湖畔で国道317号に合流。そこから南へ下る。
 水ケ峠トンネルをぬけてすこしで日浦小学校脇を通過。ここら辺りが日浦地区、秋には彼岸花が見事なエリアと聞いている。来年には訪れてみたいと思っている。
201112111103_066_2  更に進んで白鷺湖と石手川ダム。このダムをまともに見るのは久しぶりである。
 石手川ダムを過ぎて少しで奥道後ホテル。駐車場に車を停めて、川沿いの遊歩道へ。カメラと小型三脚だけを抱えて出る。
 国道の少し下にある遊歩道を歩いて行くと、歩道わきに水路と、有名人の言葉を書いたパネルが並んでいる。小説家や俳人以外にも政治家や実業家のパネルもある。故・大平元首相のパネルもあった。
 水路が広くなった部分には錦鯉がいる。国道脇とはいえ、木々に遮られて車の音はあまり聞こえない。水音だけが響く、雰囲気のいい渓谷だが、他にはだれもいない。結構色づきのいい木もあるのに残念である。
 遊歩道は途中崩壊していて行き止まりになる。その手前に階段があって川沿いに下りられる。
 ダムが放水の際は立ち入り禁止になるよう様だが、いい感じの場所である。
 降りてすぐ見えてくる「不動滝」 少し進むと「湧ケ淵」 その先は崩壊して進めなくなっているが、進めれば対岸に渡って、不動滝の脇を歩けたようだ。「不動滝」は湧ケ淵の流れを分離してトンネルの水路で崖の上に導いた人工滝。人の手によって形を変えられた渓谷だが、結構気に入ってしまった。
01_3  紅葉がいい位置に掛った湧ケ淵
201112111156_083_3
以前、淵の手前には金閣寺のレプリカがあったそうである。10年前の斜面崩壊で消失したそうだが、その時の風景はどんなだったのだろう。

03_2  元来た道を戻り、奥道後ホテルの脇で下の遊歩道におりる。
 催し物会場を通りぬけていると、植えられた木々の脇に又有名人の札。送られた木を植えたという意味だろうか。大きな石の記念碑もあったりして、いかにも観光地の雰囲気だが、まったく人がいないので、とても奇妙な感じである。
 川をまたぐ太鼓橋から見える人工滝。先に通った上の遊歩道の水路から流れ降りる流れだが、知らなければ立派な滝である。橋から下流側に向けてもう一枚。これも結構好みのアングルである。 02_4

約一時間の滞在の後、石手川ダムに戻り、ダム脇の駐車場で昼食。少し仮眠して13時半、松山市内へと向かう。今日の主目的、おいわさんの写真展を見に行くのである。

今日の走行距離387km 6,776歩。

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静かなたたずまい 十二ケ滝

2011年12月12日 | 自然写真 滝

順序が前後するが、12月11日はおいわさんの写真展を見るために松山へ。
そのついでに、松山市近郊の滝を訪れることにする。午後から写真展に向かうつもりなので、服を汚さずにすむお手軽滝として、滝本の滝(十二ケ滝)を選択。これが初訪瀑である。

朝7時出発、コンビニで朝食・昼食を調達して、高速に乗る。服を汚さないつもりだが、一応替えの服を準備している。
土曜日にスタッドレスタイヤに交換しており、今日が冬用タイヤの初走行。少しスピードを抑え目で走ったが、燃費表示は従来のタイヤより少し悪い。
8時30分松山IC通過、市内を抜けて北上し、滝本の熊野神社に到着したのは9時20分。県道17号を才之原でそれ、対向が難しい道を1km弱ほど走った先。近くに民家があるにもかかわらず、流れる川の水音しか聞こえない静かな場所である。
鳥居をくぐり、傾いた石段を登って、本殿へ。その脇に流れる川は小滝の連続である。川に沿って本殿裏へと進むと、岩壁に囲まれるような滝の前に出る。

Photo_2

小さな段を滑り落ちるような、優美な姿の滝。正面からは見えないが、右側にもう一本の流れがある。滝つぼはこちらの方が深く、正面に立つことができない。

201112110945_031 観音像(?)の脇、滝の右岸側に上に向かう道がある。倒木で塞がれているが、何とかいけそうだと思い、カメラだけを抱えて登り始める。少量とはいえここ数日の雨で、足元の落ち葉は水を含み、岩を伝ってくる流れもある。既にズボンのすそは汚れ、手には泥が付着している。(替えを持ってきてよかった。) 道も崩れぎみだが、何とか登りきるとそこは滝上段の正面。

小さいが綺麗な流れの滝である。下の流れを見下ろすのも面白い。

上段の滝には浅いながら滝つぼがあり、そこから岩によって二つに分けられた流れが落ちていく。左岸側の流れを見てみたかったが、滑って水に突っ込みそうだったので、今回はやめておく。少し無理をすれば滝の上側にも出られそうだ。

再び崩壊気味の道を降りる。枝に邪魔されながらも流れを横から撮るのだが、手持ち撮影なので、今ひとつである。この水量では、シャッター速度を落とさないと流れに見えない。

201112110955_050

滝正面に戻り、今度は左岸側の斜面を登ってみるが、こちらも枝に邪魔され、まともな写真が撮れない。左岸の流れは二段になっており、小さいながら深そうな滝つぼを有しているのだが、撮るとなんだかわからなくなったので、ここには掲載しない。

本堂まで戻り、石段を降りたところから、小滝を撮影。小滝といっても、結構立派に見える。

201112111011_061 十二ケ滝というのは、この一連の滝の総称であると聞いたように思うが、それであればこれは最下段の滝になるのだろうか。赤い橋と落葉で、結構見栄えのするものになった。障害物が多いのは、仕方ない。これがありのままの姿なのだから。

神社を後にしたのは10時20分。このエリアだと、宝坂の滝があるのだが、これは山道を歩く滝なので今回はパス。もうひとつのお手軽滝を目指して奥道後へ向かう。

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