週末は写真家気分で

yamtoの週末お出かけ記録

やはり名園? 霧の船窪つつじ公園

2011年05月22日 | 自然写真 季節の花

今日の予報は雨。雨の後なら滝巡りだが、今日は見ごろを迎えるつつじ公園を訪れる。

朝7時10分発、R193で吉野川市に入り、高越山へ分岐。このルートを北から入るのは初めてだ。母衣暮露滝へのルートだが、結構急坂で、冬場の通行は難しいかもしれない。なんとか対向出来る程度の細い山道を走って船窪つつじ公園に着いたのは8時48分。201105220916_012

入口には案内の警備員が待機している。先に駐車している車は2台。内一台から、カメラ機材をかかえた三人組。やはり結構な名所なのだろう。今日の装備は、D300Sに18-200mmをつけて出発したが、看板を見て17-70mmのレンズにつけなおし、28-300mmをバッグに入れる。もちろんメモリーカード・電池の予備と、簡単な雨除けにウィンドブレーカーを持つ。

201105220920_021_2 一帯は「森林浴」「野鳥」とかいったエリアに分けられている。オンツツジが群生するエリアまで700mということだが、もっと歩いたように思えたころ、オレンジの花が視界に入ってくる。ツツジのエリアを囲むように遊歩道があるので、左方向に進む。まだ雨は降っていないが、時折霧がながれ、花を隠してしまう。しばらく進むと、車道と合流する場所に、やぐらを組んだ展望台がある。天気が良ければ、いい眺めだろう。ここまでたどりつく頃には、すでに多くの観光客が来ていて会話が耳に入ってくる。どうやら、オンツツジの満開はまだ少し先の様。それでもオレンジの花の群生が見ごたえがある。時折流れる霧が、結構趣を添えてくれる。

201105220926_032 ツツジ群生エリアを回り込むように進むうち、時折陽が射したり、風が吹き抜ける。余談だが、山道を歩いていて、林を抜ける風の音を感じるのはものすごい快感である。

途中、山歩きの装備をした団体とすれ違う。このまま高越山に登るのだろうか。ツツジの花を見ながらではあるが足早に通り過ぎていく。私は写真を撮りながらであるし、風や陽の具合を見ながらなので、ゆっくりである。駐車場に戻ったのは10時20分。駐車場にはマイクロバス2台を含め結構埋まっている。

車に乗り込んだ途端、雨が降り出した。タイミングの良さにホッとしつつ、駐車場を南に通り抜け、母衣暮露の滝をめざす。ここに来るのは1月30日の氷瀑訪問以来。この滝は普段は水量が少なく、大雨の後以外ではいまひとつなのだが、せっかくだから寄ってみる。

201105221051_139

滝下で三脚を据えていると、声をかけられた。先ほどのつつじ公園でも見かけた方たちの様だが、「カメラマンさん」と声をかけられたのには驚いた。フォトベストにニコンのフィールドキャップ、三脚とデジイチ。結構大層な装備だからそう見えるのだろうが、そう呼ばれて少しは恥じない写真を撮りたいものである。

この滝は真冬がすごいですよとか会話を交わして、先ほどの方が帰った後、場所を変えて撮影しているとまた別の方から声をかけられる。また同じような会話を交わす。車に戻ると、岐阜ナンバーの車の方から、近辺の滝の情報を尋ねられた。この季節、この滝でこんなに人に合うとは思わなかった。見知らぬ人から声をかけてもらえるというのは嬉しいものである。

南からR193へ合流する予定を変更し、県道250号を木屋平にぬける。滝巡りを始めたころ、このルートが通行止めで大回りさせられてことを思い出す。今でも道は荒れ、落石があり、所々未舗装で、普通車では遠慮したい道である。

木屋平に抜けると千滝・不動滝・閑定の滝など、魅力的な滝が多いのだが、あいにくの雨模様の為スルー。R492からR193と帰ってくるが、県境を越えたあたりから眠気が襲ってくる、

眠気覚ましに、虹の滝に寄る。雨が幾分弱まったいたせいもあるが、この滝をまともに撮影したことがないのを思い出した。以前は車道から直接滝に降りたが、今回はキャンプ場に車と置いて遊歩道を歩く。

Photo

帰りついたのは14時50分 走行距離は150km 8,040歩。天候には恵まれなかったが、面白い遠征だった。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

別府峡百間滝 豪快な初逢瀬

2011年05月15日 | 自然写真 滝

初めて訪れた滝が枯れていた時というのは、楽しみにしていた予定がキャンセルされたようなもの。昨年9月26日訪れた際、晴天続きで枯れていた別府峡・百間滝を再訪する。ここ数日の雨で、今回は大丈夫だと思うのだが・・・。

同方向ということで、先に香我美の大蛇藤を訪ねてみる。R195から県道29号を約12kmの距離だが、ほとんどが対向不可能は細い道で3ナンバーの車では正直苦しい。それでも何とかたどり着いてみたが、それらしく目立つ藤がない。地元の案内図を見つけて場所に行ってみたが、全くの期待外れ。時期を逃したというより、花の勢いが弱いためらしい。写真で見た姿が想像できない感じなので、次に来るかどうか、資料を集めておきたい。

201105150956_026 再び細い道をR195まで戻り、別府峡へ。さすがにこのシーズンはほとんど人がいない。がらがらの駐車場に車を停め、リュックに装備を移す。この時点でフィルターを忘れてきたことに気付くが仕方ない。最初に、駐車場からすぐに見える妙見滝の下段。水量豊富で轟音を響かせている。

駐車場からすぐ見える赤い吊り橋を渡り、石立山登山道を登る。急な登りに入ってすぐ左足のふくらはぎが痛み始める。休み休みゆっくり登ったため、百間滝への分岐点まで30分かかってしまった。通常なら20分程度で登れる距離なのだが。

分岐点から先の道は、明瞭ではあるもの一部崩壊気味であったり、落ち葉が積もって滑りやすくなっている。慎重に進むこと約10分、瀑音が大きくなってきて期待が高まる。

201105151110_048_2 開けた場所に出て、目にした百間滝は想像以上の豪快さだった。一度すっぽかされての初逢瀬だから余計に感動が大きい。

本滝自体は約50mくらいだろうか。晴天下での豪瀑は、見ごたえがあるが、絶壁に囲まれたホールのような場所ではさらに雰囲気が高まる。滝下で構えると、服がしっとり濡れるほどの飛沫。昼食の用意をしてこなかったことを後悔した。

この滝の下にも30m級の滝があるようだが、滑り安い斜面では見る事は難しいそうだ。装備を整えるだけでなく、だれか熟練者と一緒のほうがいい。JJJさんに相談してみよう。

201105151119_099_2 

201105151205_139_2 名残惜しいが、百間滝を後にする。約20分で吊り橋まで戻るが、そこで遊歩道の分岐を見つけ入ってみる。百間滝のある北谷が物部川に合流する手前にいくつかの小滝が連続する。 写真はそのひとつ、滝壺に見える白い石がまぶしい。

駐車場に戻り、妙見滝を前に昼食。当初の予定では、西熊渓谷の百神滝による予定だったが、時間的に難しいようなので今回はあきらめる。

別府峡を奥に進み、西熊渓谷経由で帰ることにする。車窓を開放し、新緑の風を感じながら、魅かれる景色を撮りながら車を走らせる。「熊注意」「落石注意」の標識が目につく。落石は本当に多く、30cm以上の落石も結構目につく。

いかに続く滝の写真は無名滝ばかり。まだ桜が残っていたのも驚きだった。

201105151328_187

201105151348_205 201105151354_191

帰宅したのは17時。走行距離369km 8,441歩。少し物足りない感もあるが、時間的に制約があるのは仕方ない。長距離遠征の場合には、充分に計画を組んで置く必要を感じた。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

深渕自然公園 遅い春の訪れ(つづき

2011年05月09日 | 自然写真 季節の花

8日、深渕自然公園のつづきです。

雲がきれ、太陽が顔をのぞかせたので再び桜滝を見下ろしながら撮影。すると谷底、滝の前に人がいる。ここまで来るのは相当なマニアだ。もしかすると知った人かもしれない。そう思い下に降りる事にする。

201105081242_136 斜面には木があり、降り易そうなのだが谷底近くで足がかりがなくなる。そのため、ロープを下ろす。下に着くと、先ほどの人は帰り支度だったので声をかける。

「どこからですか?」「香川・丸亀です」「ここへはよく来られるんですか?」「三度目です」会話を続けるうち、ふっと思い当って尋ねてみる。「もしかして”まっすー”さんですか?」「はい」「私yamto」です。ネットで知り合った方と、リアルで偶然お会いするのは初めてだが、いいものだ。少し情報交換し、機会を設けて一緒に滝訪問することを約して別れる。

滝前に立ち、桜を見上げる位置から撮影する。出来上がったものを見るとほとんど桜がわからない。数年前に撮影した時は、もっと花が目立っていたのだが、やはり花の勢いが弱っているのだろうか。

この滝に関して言えば、何度も訪れ撮影しているが満足のいく写真はほとんどない。真夏以外は色彩に乏しいせいかもしれないが、この滝を魅力的に写せるようになったら、わたしの腕前が上達したといえるのだろう。

再び斜面を登り、車に戻る。この時点で13時。落合峠に向かっていると、まっすーさんのものらしいRV車があった。この上流域も魅力的な渓谷だが、いずれと思いながら訪れていない。近いうちに機会を見つけて訪れよう。

201105081327_162 落合峠を越えてすぐのアオバイの滝。この滝は、私が「徳島の滝」の竹野さん、「阿波名滝」の桂さんに教えてあげたことが自慢である。この滝は滝壺の美しさが魅力だが、それ以外は色彩が乏しい。紅葉の時期であれば見ごたえがある美しい滝である。

つづいて、アオバイの滝の下流にある無名の小滝。藪を透かして見えたので接近してみた。思いのほか魅力的だった。

201105081349_171_3

201105081358_177_3 さらに十九谷上流域の無名滝。これはクモノさんの滝(この滝も存在を桂さんにご連絡したところ、詳細な調査を行ってレポートを頂いた)の上流にあるようだが、冬の間でないと木々に隠れて見えない。

そのまま、落合集落を抜けR439を祖谷方面に向いて走る。R32経由で帰るためだが、東祖谷中の少し先の沢奥に滝を見つけて停まってしまう。集落の生活臭をかんじる荒れた滝だが、少し魅力を感じてしまった。

201105081426_184_6  帰宅したのは17時前。思ったより早く帰りついた。走行距離は282km、6,452歩。歩いた距離は少ないが、急斜面の登り降りで普段使わない筋肉を使ったおかげで、いつもと違う筋肉痛が待っていた。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

深渕自然公園 遅い春の訪れ

2011年05月08日 | 自然写真 季節の花

この時期になると、桟敷峠ー深淵自然公園ー落合峠を走りたくなる。このエリアは春が遅れてくるため、4月末でも桜を見ることができる。一昨年はGW前に吹雪にあった場所でもある。

201105080744_2 6時半に出発し、先に少し寄り道。徳島方面で、興味をひいた藤を見に行く。すでに盛りは過ぎたものと思われるが来年の下見を兼ねて・・・ということで。

最初は神山町の神光寺。「のぼり藤」が有名とのことだが、駐車場が狭いので混乱を避けるため朝一番に訪問。近づくとすぐそれとわかるが、県道から寺に入る道は細く、大型車では厳しいかも。さすがに藤の盛りは過ぎ、少し哀れに見える姿だが、盛りの時はさぞ見事だと思われる。

201105080745_5 つづいて、石井町の童学寺・吉野川市の藤井寺を訪れる。ともに見事な藤棚があるが盛りを過ぎているため、UPする写真はなし。

神山町の地福寺もふくめ、来年GWの訪問候補が出来た。

今日はいたるところで地元の方による清掃が行われている。徳島ではよくこういう風景を見るが、素晴らしいことだと思う。

201105081036_45_2 R192に戻って西に向かった走る。旧・三加茂町から県道44号を山に向けてはいる。走り慣れた道だが、所々工事が行われ、少し雰囲気が変わっていた。こちらから入るのは実に一年ぶりだった。冬季は峠が通行止めのせいもあるが、こんなに長い期間この道を走っていないとは思わなかった。

桟敷峠を越えてすぐにあった桜の樹。さすがに散り始めているが、さすがにまだ残っている。

201105081053_54 松尾川ダム湖に出ていつものように湖畔の滝を写す。特に見るべきものはない滝だが、なぜかいつも寄ってしまう。

そのまま深渕自然公園にはいる。入ってすぐの湖畔の山桜はさすがに散ってしまっていたが、ところどころにまだ桜は残っている。そのたび車を停め、撮影する。雲の流れが早く、日差しが射したり翳ったりするため、一ケ所で結構時間を費やした。

201105081103_57_4

201105081148_113_3 本日メインの目的地「桜滝」についたのは12時前。滝横の桜は、勢いが弱いながら開花していたので、滝下に降りようかどうか、迷う。天候がいまいちだし、花の勢いは弱いしで、上からの写して終わろうと決め、何枚か撮影した後、昼食をとる。日が射してきたので、再び撮影を開始しようとして、サプライズがあった。ということで、続きます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

身近な風景

2011年05月05日 | 自然写真 季節の花

昨日の遠征がきつかったので、今日は身近な風景を見て回ることにする。

最初は萬福寺。先日はまだ藤が未開花だったが、今日はほぼ満開。天候にも恵まれて多くの人が訪れていた。棚の房も見事だが、2本の樹がまじりあったせいか白・紫・ピンク、さらに濃さにも違いがあって、絵になる。実は、ホワイトバランスを間違えて撮影したため、補正をかけても青がかってしまっている。

20110505103712_2

20110505104019

香南町の道沿いに作られた花壇。地元の老人会で世話しているものらしいが、鮮やかな色は目をひく。

20110505113527

次に三木町・山大寺池。風がなければ、反対方向に向いて嶽山を水面に映し込むと面白いかも。20110505125952 20110505130974

香川工専正門内の躑躅。毎年見ているはずだが、今年は特に豪華に見える。20110505135883

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする