週末は写真家気分で

yamtoの週末お出かけ記録

山越えは雨の中、桑の川

2012年08月28日 | 自然写真 滝

8月26日 ダイヤモンド富士よりのつづきです。

翠波高原から金砂湖方面に降り、県道6号から126号経由で山越えして本山町へ向かうルート。

 途中、「県天然記念物 かつら」の標識につられて林道に。未舗装の林道を1.2km入った先にその桂はあった。年輪を重ねた古木らしく、荘厳な雰囲気の場所である。
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未舗装とはいえ、周辺は綺麗に整備されており、大切にされているようだ。訪れる人は少ないようだが。林道を戻る最中、オフロードバイクの青年とすれ違う。標識につられてきたのだろう。
灯りの付いていない、狭いトンネルを抜けると高知県側に出る。目的は、汗見川上流の沢と林道の位置を確かめること。FRVさんのHPにある、佐々連尾山の滝を訪れるための準備である。
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小雨が降る中で一通り調査を終えると、そのまま汗見川を下る。この川の水はいつ見ても吸いこまれるほど美しい。右の写真は升渕。真夏であれば泳ぎたくなるような綺麗な渕である。天候が良ければ、深いエメラルドグリーンの渕はもっと透明感があって、程野のにこ渕に負けない美しい淵だと思う。
 升渕のすぐ下流から川を渡って桑の川林道に入る。時々駐車した車があるのは釣り人だろうか。
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 未舗装の林道を約2km走ると「赤滝」の看板。看板から少し進んで木々の間から対岸を見ると赤滝が見えてくる。今日は水量が少ないようだ。
 豪雨の後には、この赤滝の隣にもう一本滝が現れ、昇竜のように見えるというが、豪雨の後この道を走るのは危険な気がする。
 小雨が降り続いているので、三脚を持ち出したものの、数枚を撮って先に進む。

 赤滝を過ぎて約1.5km、二本目の沢をまたぐところで車を停める。橋の上から奥を覗き込むと綺麗な滝が見える。FRVさんのHPでは「滑滝」の名で紹介されている滝である。この滝は、自分で見つけてから名を知った滝であるからか、愛着のある滝である。
 雨が激しくなってきたので、車の中で少し早い昼食にする。通りがかった釣り人と少し情報交換をしてから、滝へと降りていく。渓谷で人にあうといつも、「釣りですか」と聞かれるのは、やはりこんな山中まで来る物好きは、釣り人以外にはそういないせいだろうか。

201208261124_230  しばらくきていなかったら、滝へと続く踏み跡ができている。前は苦労して滑りやすい石を越えていったものだが。
 この滝は岩肌を滑らかに伝う様と、滝つぼの水の美しさに魅かれている。いつ来てもあまり水量が変わらないように思えるのが不思議である。前に来たのは秋で、岩肌に落葉が張り付いていたのが面白かったが、緑に囲まれた今の姿は、滝つぼの色が一層美しく感じる。

 先の踏み跡は、滝の左岸を巻いて上へと続いているようだ。少しだけと思って登ってみる。滝の上に出るとここも明瞭な踏み跡が上流に向かって続いている・・・とおもったら、少し先で途切れていた。この先も綺麗な渓谷が続きそうだが、それ以上ではなさそうだ。
 元来た道を戻り、岩壁を下りていると、滝を真横から見られそうだったので、道を逸れて滝横へ。足場が悪いところで何とか三脚を据える。
何度も見て来た滝が、また違った姿を見せてくれる。

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 滑滝を後に、林道を戻り汗見川に出る。渓谷の綺麗な水を横目に、川沿いを下る。丁度早明浦ダムのすぐ下に出たころ、いきなりの豪雨! ほんの数分のことで、コンビニで買い物をして外に出ると止んでいた。

 大豊から高速で帰路につく。早起したので、さすがに眠くてSAで20分ほど昼寝。帰宅したのは14時半。

236km 2,745歩 成果たっぷりの一日であった。

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8月のコスモス 再び

2012年08月27日 | 自然写真 季節の花

8月26日 ダイヤモンド富士よりつづきです。

 ダイヤモンド富士が見られて、気分よく宮池を後にし、向かうのは翠波高原。15日の天候が今ひとつだったので再訪。
 早朝なので一般道を走ったが、宮池を一緒に出た車と県境まで一緒だった。あの車が四国中央市から来た人たちだろうか。
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 翠波高原に付いたのは7時47分。今日は霧もなく、雲も少ない。私と前後して数組の訪問者、内何人かは、コスモス撮影が目的のカメラマンたちである。

 入口の看板では七部咲きとあったが、特に開花が進んだようには見えない。むしろ傷みの方が目立つ気がする。

 今回は、D300sに28-300mm、D5000にマクロレンズを付けた2台で撮影開始。二度目なので少し視点を変えることができた。

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 撮影者の中にモデルらしい女性を伴った人がいた。被写体として面白いと思い、参加させてもらおうと思っていたが、展望台から下りて行くうちに帰ってしまった。残念。

 コスモスのように花弁の薄い花は、光を透かすと面白い。昨年より逆光気味の写真を多く撮ってきたが、下の二枚は、今回のお気に入りである。

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 今日は1時間と少しで、翠波高原を後にする。ここでも気分良く撮れたので、今日はもう充分! と思ったが、勢いがついてかねてよりの調査に向かうことにする。

 つづきます。

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幸運な遭遇 ダイヤモンド富士

2012年08月26日 | 風景写真

 四国新聞で「ダイヤモンド富士」の記事が出ていた。春は天候が悪くて見れなかったが、この週末は天気もよさそうだ。ということで、日曜日は早起きして宮池行き決定。

 3時40分に目覚ましをセットしておき、冷やしておいたお茶を水筒に移す。昨夜のうちに装備は準備しておいたはずなのだが、もたもたしていると出発は4時10分に。
 宮池到着は4時40分。日の出は6時頃だから早すぎるように思うが、人気スポットなので車の置き場や場所取りの為早めに着いた。しかし既に10台程の車があり、三脚を抱えた人影が池のほうに歩いて行くのが見える。こちらも装備を担いで宮池の西側堤に向かう。
 4時51分の讃岐富士。明るく見えるが15秒の露出である。空にはまだ星が輝いている。
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 まだ日の出は1時間以上先。カメラをセットした人たちは知りあいを見つけては、情報を交換し合う。高松から自転車で来た人、四国中央市から来た人、毎日来ている地元の人。人影で判断できるだけで20人以上はいる。
 5時24分 雲が朝陽で焼けて来た。
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 だいぶ明るくなってきて、50人以上が集まって来ているのが分かる。聞こえてくる会話では、今日の太陽の動きからすると、私の陣取っている場所では、太陽は頂上に来ないが、他の場所では水草や蓮の為、讃岐富士が湖面に映らないらしい。意識したわけではないが、いい場所をとったようだ。
 おそらく太陽は山の陰で登っており、もう少しで山の端に姿を見せるかという頃、讃岐富士の頂上付近(正確には、こちらと頂上を結んだ延長上)に雲がかかってきた。これではダイヤモンドにならない。皆一様に落胆しかけていた。がその時、うまくあいた雲の切れ間から太陽が姿を現す。
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 初めてでこれだけのものが見れるとは思わなかった。
 写真としては、もっと他の撮り方ができたかもと思うので、次は来年の春を狙いたい。
 休日だけの撮影行なので、運頼みなのだが、初回でこれだったのだから、また必ず次があると思える。
 6時20分、皆撤収を始める。気がつくと犬の散歩に来た人たちも含め100人近い人がいたようだ。おかげで他の駐車スペースが見つかった。
 今日は幸先良く、いいものが撮れたので、気分良く次の目的に向かう。

 つづきます。

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夏の高瀑行 ②

2012年08月21日 | 自然写真 滝

8月19日 高瀑行のつづきです。

高瀑を後にして、急な斜面を下ったところにある、無名滝でしばしの撮影タイム。今回私はここでは撮影なし。この間に、後から来た大学生風のグループに追い抜かれた。我々のグループは、最初に来て最後に帰るグループになった。
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 次の休憩地は丸渕。往路ではあまり撮影しなかったが、このままでは勿体ないので、三脚を持ち出し、沢を渡って対岸からや、少し引いた位置での撮影を行う。高瀑と違って、冬期以外は変化に乏しい滝なので、飽きてしまった感があるが、撮りつづけていえば、撮り方の変化や技術の上達が分かるかも。

 つぎはのぞきの滝。滝前へと降りる4人とは別に、まっすーさんは道を戻って行く。のぞきの滝を上からゆっくり撮影するつもりだろう。

 下の写真は、のぞきの滝を正面から撮影したもの。今回は低い視点から狙ってみた。
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 のぞきの滝を後にして、登山道を下る。往路ではどこからルートが変わったか気付かなかったが、帰路では確認できた。分岐では手すりを設置したように見せて、旧ルートへ入れないようになっていた。旧道を藪で覆い、崩したようにも見えた。知らなければ道があったことすら分からないだろう。事故現場で黙祷しようと皆で言っていたのだが、これではできない。
 更に下り、遭難者の御主人とあった場所、事故を知った場所に着いたところで黙祷。形ばかりではあるが、これは自らに対する戒めもである。
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 登山口に戻ったのは16時半頃。Takahama夫妻が行ったことがないというので、ご来迎の滝、裏屋の滝に寄ることになったが、これは道の真ん中に車を停めて、ちょっとのぞいてくるだけの
お手軽滝である。

 右の写真は裏屋の滝。別名廃屋の滝。

手前にあった廃屋は、以前に見たときは家の形をしていたが、台風の被害だろうか完全に崩壊していた。

 諏訪神社まで戻ったのは17時24分 ここで解散である。無事戻ってこられた喜びと、またの機会を願って、皆自分の車に戻って行く。

 高速丸亀バス停でまっすーさんと別れ、帰宅したのは19時16分。
 走行距離271km 11,350歩。
登山口ー丸渕間が約5、000歩だったので、やはり急斜面を登っている際には歩数計は正確ではないようだ。

 2月に続き、つい数日前にも高瀑渓谷で遭難事故があった。それ以前には事故死の記録がなかったらしいので、この半年間に2件続いたのは大変な事態といえるだろう。そんな中、無事帰った来られたことを、仲間と、山の神に感謝したい。 

 << おまけ >>
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 夏の高瀑の目的の一つがこの黄色い花。この為に今日はマクロレンズを持っていったのである。盛りを過ぎてはいるが、他の場所ではめったに見ることのできない花である。剣山では鹿によって被害を受けているというが、高瀑の厳しい自然が、この花を守ってくれる。
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夏の高瀑行

2012年08月20日 | 自然写真 滝

 この時期になると、高瀑を訪れたくなる。冬の氷瀑もいいが、夏の高瀑もやはり魅力である。
高瀑を訪れるのは二月の事故遭遇以来。いつものようにおいわさんに日程を決めてもらって、いつもの時間、いつもの場所に集合することに。
 これまたいつものように、高速バス停でまっすーさんと合流し、一路諏訪神社へ。回数を重ねるごとに時間が短縮されていくようで、今日も20分以上早く到着してしまう。
 まもなく、Takahama夫妻が到着し、そしていつものように集合10分前においわさん到着。今日のメンバーはこの五人である。
 皆装備を私の車に積みかえて出発。林道は整備されたのか、いつもより走りやすい(とはいえ、普通車では走りたくない道であることに、変わりない)。登山口に到着し、準備していると、高知ナンバーの車でご夫婦らしい二人連れが到着。軽く言葉を交わして出発する。登山口には、注意を呼びかける看板が新設されていた。二月の事故によるものだろう。
 前日風邪気味だったせいか、歩き始めてすぐに息が上がってしまい、汗が噴き出すように流れ出す。そのせいで道のりがいつもより困難に感じていたのだが、実はルートが一部変更されており、事故のあった場所を迂回するする為にかなり登っていたのである。のぞきの滝、丸渕での休憩の後、高瀑に到着したのは10時半。
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 ここまで大量に汗をかくほど暑かったのに、滝前に到着すると寒い程。少し雨が降ってきたようだが、滝から飛沫をのせた冷たい風が吹いてくる。濡れたベストを脱いで、簡易雨具代わりに持ってきたウィンドブレーカーをはおる。隣でTakahama奥さんも「寒い寒い」といいながら合羽をはおっている。
 今日の装備は、D300sにレンズ3本。最近の標準装備である。到着早々に少し青空がのぞいたので、急いでカメラを向ける。連射のようにシャッターを切ったが、水滴を被ってしまい失敗作を増やしてしまった。
 下の写真は、今回狙っていたものの一つ。300mmでの滝口UP。青空をバックにできればよかったのだが。

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201208191136_091  今日は左岸側を少し登ってみる。既においわさんはかなり上までのぼっている。Takahama奥さんが何やら熱心に撮っているので、そこまで登っていく。近寄って行くと、「あれ、あれ、」というのでカメラを向けるとアサキマダラ。羽を開いた向きが良くなかったのが残念。

 下を見ると、先の夫婦連れの他に10人くらいの団体が到着して食事中。こちらもそろそろ食事にしようと思って、下りていく。
その途中、いつものお気に入りポイントで、撮影。いつもは手持ちだが、今回は三脚を使用。
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 食事を終えた頃、先ほどの団体が下山していく。高知の御夫婦も既に下山したようだ。我々だけになって、撮影再開。今度は右岸壁を登る。雲が流れるので、少しでも陽が射せばいいと思って、飛沫が陽の光で逆光になるポイントに構えて、晴れ間を待つ。
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 陽は射すものの、青空バックにならないのが残念。しかし、今回は狙いを絞って枚数を撮ったせいか、結構お気に入りのものが撮れた。
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 大学生くらいのパーティーが到着。この高瀑でこれだけ多くの人に会うのは初めてである。

 午後1時、いつものように記念写真を撮って、高瀑を後にする。今回の記念写真は見事なほどのピンボケ。セットして移動している内に、レンズには水滴が。これでは顔の判別がつかないが、記念写真だからご容赦を。

 ザックにカメラをしまいこもうとすると青空が出て来た。しまいかけたカメラを再び空に向ける。
カメラ専用ザックなのが幸いして、一気に20枚ほど連射。しかしこれも慌てて水滴付きが大半であった。

 今日は帰りにも見どころを残してある。次の撮影場所に向けて出発。

つづきます。

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