先週末は岩黒山や西赤石でアケボノツツジが見頃だったらしい。所用で動けなかったため時期を逃したかと思っていたが、近況によればまだいけるとのこと。
新緑の中の山歩きを楽しみたいが、それならアケボノツヅジが見られるかもしれない岩黒山を行先に選んだ。
明け方のアケボノを見たいと思いながら、3時過ぎという中途半端な時間に出発したために土小屋に到着したのはとっくに陽が登った後。ゆっくり上ることに決めて仮眠をとる。一時間近く休んでから外に出ると、これから撤収するらしい二人連れから声をかけられた。まだアケボノが残っていますよと情報をもらって出発。野鳥の声を近くに聞きながら登っていくと、ほんの1m先でウグイス(?)の声。残念ながら完全に逆光のため撮れなかった。
最初のポイントについて驚いた。想像した以上にアケボノツツジが残っている。
そして定番ポイント。盛りだと右半分に咲いている花が、今日は右側1/3くらいか。
少し進んで反対側の斜面でひときわ濃い花を見つける。
陽が当たる部分が淡く浮かび上がる。あとから来た二人連れも、ここで熱心に撮影していた。
頂上までの短い距離の中で、山々をバックしたアケボノツツジを楽しんだ。盛りを過ぎたはずだが、今まででもっとも多くの花を見たように思う。
頂上をそのまま通過して丸滝山へ下りる。こちら側にアケボノツツジはあまり見られないが、道端にヒカゲツツジを見る。丸滝-筒上方向ではよく見られるらしいが、このルートで見かけたのはこれ一本。
丸滝山へは向かわず土小屋へを降りていく。途中2つのパーティ17人とすれ違う。開花状況を聞かれたのでいいですよと答えたら「シロヤシオが?」と返ってくる。そのまま丸滝-筒上ルートへ向かうらしい。
ここで恥ずかしい思い違いについて。アケボノツツジはアカヤシオに似ているので、シロヤシオは白いアケボノツツジに近い種類かと思っていた。シロヤシオとはゴヨウツツジのことで、これからのシーズンが楽しみな花である。であれば、丸滝-筒上ルートではまだ開花していないとの情報をもらっていたのに・・・。
今日のお出かけの教訓から次の予定を考える。次回は前日から車中泊で夜明け前に登り、丸滝-筒上ルートにも挑んてみたい。