GW初日といっても、私にとっては飛び石になる休み。ガソリンの残量も微妙なので、今回は県内の未訪瀑の滝を巡ることにする。
最初は滝ではなく、三豊市財田町の萬福寺の藤棚。昨年連休明けに訪れたときには、盛りを少しを過ぎていたので少し早目に来てみた。しかし今年はまだほとんど開いていない。お寺の方に聞いてみるとやはり今年は開花が少し遅いようだ。連休中にもう一度来てみよう。
財田町には宝山湖がある。香川用水調整池として2年前に完成して以来、一度は訪れたいと思っていた場所だが、やっと(?)訪れる事が出来た。1週間分の水量305万㌧の貯水量があるというが、見てみると意外と小さく感じた。
遊歩道が整備され、憩いの場としての体裁を整えつつあるが、まだまだ寂しい。ビオトープもあり、これからどんどんいい場所になるだろう。湖の周りを一周して約30分。数年後にまた散歩してみるのもいい。
ここにある轟の滝は、県内の数少ない滝の中では、割と有名な滝だが、なぜか訪れる気がしなかった。県内の滝は水量が少ないせいもある。今回は雨上がりなので、期待を込めての初訪瀑。
舗装されていない道を約2km。普通車では走りたくない道だ。標識があるので場所は分かりやすかったが。
車をおいて、遊歩道へ。すぐに砂防ダムに行き当たり、左岸にあるアルミの梯子を上ってダムを越えていく。足場はあまり良くないが、要所にロープがあり、滝までは容易にたどり着ける。期待通り水量があり、結構見栄えのする滝である。今まで訪問してこなかったことを少し後悔した。
滝の脇には廃屋めいた小屋がある。この滝はどこかの修行場になっていると聞いたことがあるが、最近は使用していない様な感じ。
右岸側には上に通じる道があり、情報ではその先は整備されているとのことだが、私の目的はここまで。
帰りに、途中にあった轟の滝下の滝に寄ってみる。7mの落差の小滝で、特に変わったところもないが、これはついでということで。
途中で見かけたヤマツツジ(?)。歩いていて鮮やかな色の花を見ると、なぜかホッとする。
次の目的地は、R438まで戻り、三頭トンネル脇、久保谷・三頭越登山道を登る。
ここは以前、場所を間違えて見当違いの方向に上ってしまったことがあるが、今回はしっかり確認済み。
最初は歩きやすい道だったが、すぐに荒れた道になる。石がごろごろし、通り道らしきものは分かるが、何度か渡河する場所があり、もっと水量が多いと、長靴が必要かも。
登山道に入って約400mで最初の滝に到達する。右岸の崖から流れ落ちる滝だが、これは水量が乏しくさびしい。
さらに100mほど進むと本流に滝が現れる。こちらは入口の地図にもあった滝のようだ。
どちらの滝にも標識がないが、「青の旅人」さんのHPにならって、最初の滝を「琴南の滝」、本流の滝を「久保谷の滝」と呼ぶことにする。
こんな登山道でも、二組の人に会った。カメラを抱えてあちこち撮っていた人がいたので、珍しい野草でもあるのかな。ユキワリイチゲがあるとも聞いているが。
今日の走行距離は134km。歩いたのは約9,000歩。もっと歩いたように思っていたが、どちらの滝も険しいながら距離は短かったせいだろう。