週末は写真家気分で

yamtoの週末お出かけ記録

豊念池から まぼろしの滝へ

2012年06月25日 | 自然写真 滝

6月24日 新宮あじさいの里 よりつづきです。

 あじさいの里駐車場から、下に降りることなくそのまま進み、山道をしばらく進むと、新宮小中学校の手前で国道に合流。新宮ダム横を通過して、四国中央市瀬戸内海側へ出ると国道192号をしばらく東進してから山越え。五郷ダムの脇を抜けて、到着したのは豊念池。
201206240912_229  こちらも雨が降っていた。昨日は放水していなかった石積ダムも今日は自然放水中。昨年ほどではないが、弧を描いて飛びだす水飛沫は豪快である。
 昨年、正面から撮った際、28mmでは十分撮り切れなかったので、今回は17mmを使用。これで青空だったらと思うが、その機会は難しいだろう。
 先客は一台。傘を持って出たものの、傘を持ってカメラを構えるのは難しい。濡れるのも構わず、傘を放り出してカメラを向けると、レンズに水滴が・・・。歯がゆい思いをしながら、撮影を続けた。
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201206240927_266_2  ダム横の小道を登ってダム上に出ようかと思ったが、見るべきものもないだろうと思って止めた。雨の中、これ以上うろうろしていると風邪をひいてしまう。
 昨年訪れた際、ツツジの彩りを加えた景色を撮るべきだったと後悔したのだが、今年は少し時期が遅かったようで、やはり彩りを添えることはできなかった。
 車に戻ってカメラに着いた水滴を拭う。D300sは防水・防塵に優れた機体だが、濡れたままはよくないし、ズームレンズに着いた水滴は中々乾かない。一通りふき取ってから出発。
201206240931_267   ここに来た主目的は豊念池ではなく、つい最近ローマさんから聞いたまぼろしの滝。ダムから100mほど下流側にあると聞いていたので、走りながら対岸に目を凝らすが分からない。車を下り、歩いて対岸を探すと、やっと見つけた。
 大雨の後にだけ現れる滝らしく、今日程度の雨ではわずかな水量でしかないが、綺麗な滝である。形としてはとても好みである。これだけ木々があると滝に近づく術はないように思えるが、ローマさんは冬に再訪して道を探すらしい。
冬に大雨の降る週末があったら、来てみようか。

11時前に帰宅。163km 5,759歩の遠征は、雨の為予定変更があったが、早起きした価値はあった。来年もまた、早起きしてあじさいの里を訪れたいと思った。

 
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霧の中に 新宮あじさいの里

2012年06月24日 | 自然写真 季節の花

 毎年のように訪れている、新宮あじさいの里。昨年訪れた際のブログに、tomi3さんから、もっと早い時間の霧を見なくては・・・とのコメントを頂いたので、今回は早朝訪問を決意。
 午前3時起床。今日はなぜか忘れ物が多く、何度も部屋に取りに戻ったりして、出発したのは3時40分。新宮ICで高速を下り、県道5号から国道319号をまだ暗い中走るが、道路拡張のための工事でかなり神経を使う。
201206240455_035  到着は4時45分。いつものように道路脇の駐車スペースではなく、上の駐車場へ。今年は白線でスペースが区切られている。Spikeが一台停まっていたので、地元の人かと思ったら、神戸ナンバーだった。こちらも早朝撮影を狙った人だろうか。
 薄暗い中、まだ思ったほどの霧が出ていないのだが、三脚を据え、スローシャッターで狙ってみる。ホワイトバランスをいろいろ変えてみる。日陰モードにしたものが、少し青みがかっているが花の色は見た眼に近く出るようだ。
201206240500_042  少しづ位置を変えながら撮影していると、先ほどのSpikeから三脚を抱えた人が下りてくる。どうやら中で仮眠中だったようだ。淡路島から来たというその方は、始めたばかりと言いながら、使っているのは中判カメラ、それもデジタルではないようだ。まだ若そうだが本格的にやっている感じ。
 明るさを増していく中、霧が出てくるが、当初抱いていたイメージと異なっていて、どう撮ればいいか試行錯誤していた。

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 上から一通り撮ったとおもい、斜面を下り紫陽花園の中に入る。小雨が降り始めたが、傘を持っては動きにくいので、雨を遮るのは帽子のみ。

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 再び上まで戻った頃、雨が激しくなってきた。Spikeの人は傘を持ち出して、また降りていく。駐車場に香川ナンバーの車が入ってきた。年輩の三人連れが雨具を来て、雨の中撮影に出ていく。私は車の中で小休止。

 しばらくして、霧がさらに濃くなり、対岸の山が見えなくなる。マクロレンズに交換して、再び雨の中に出ていく。花のアップだけでなく、ズームを使わない撮影を試してみる。

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201206240520_057_2  あじさいの里はピークを過ぎたあたりで、まだまだ十分見頃で、花の数はどこよりも壮観である。雨模様の中、時間とともに霧は濃さを、あるいは形を変えていく。昨年は晴れ模様の中で訪れた紫陽花の里であったが、こんな天気もまた違う趣があっていい。

 気温によっては、川霧がもっと見事だったかと思うが、それはまた次の楽しみとしておこう。

 時間は8時前。この後、付近の滝めぐりのつもりだったが、雨が強くなってきたので、切り上げることにする。雨にぬれた服を着替え、帰路につくが、もう一カ所寄りたい場所がある。

 つづきます。

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あじさいロードから 勝名寺へ

2012年06月20日 | 自然写真 季節の花

 6月17日 堤邸の紫陽花よりつづきです。

201206171323_088 富郷ダムを臨む、法皇湖畔の休憩所。昨年は思わぬシーンが撮れたので、今年もと思ったが、今ひとつ気に入らない。色も花の数も、昨年より見劣りがするように思う。 昨年のような雨の方が、いいのだろうか。
 数枚撮っただけで、早々に富郷ダムを後にする。もう一つのポイントは県道6号が銅山川をまたぐ富郷橋。
 ここの花は、割といい咲き具合だが、流れをバックにした構図が今一つ決まらない。撮った写真を整理すると、橋をバックにしたものしか残らなかった。
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 今ひとつ不満が残るので、少しばかり気になっていた名所を訪れることにする。
ほとんど水のない金砂湖を過ぎ、国道319号で山越え。途中見た、八ケ滝・水ケ滝はほとんど落ちていなかった。このエリアでは雨の恩恵はまだないようだ。
 三島川之江から高速に乗って高松中央ICまで。そこから南下して西植田の勝名寺へ。
201206171503_118  花の寺として、口コミで有名になりつつある寺であるが、本当に見ごろになるのは数年後だろうと聞いていた。

 寺の裏斜面にある駐車場は、綺麗に整備され、誘導係がいれば込み合う時でも安心だろうと思われる。
 駐車場の脇、 斜面に植えられた紫陽花は、花つきもまばらな感じで、名所になるにはまだかかりそうだ。
 201206171510_125 周辺には菖蒲・蓮・萩などもあるようで、季節ごとに花を楽しめるようになっている。近所に住んでいれば、折々に訪れて楽しめるだろうと思う。
 勝名寺を紹介する写真は、どれも見事だったので、少々期待外れの感があるが、寺の建物を取り込んで写すと、少しは絵になるような。

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201206171457_115_2  今日の遠征で、ある意味一番の土産が右の写真。勝名寺のそば、神内池からの放流口は、一部自然の岩盤を残しているようで、見事な滝に見える。しっかり滝壷もあるようで、思いがけず、好みのシーンを見つけてしまった。

 帰宅したのは16時。257km、5,591歩。7時間の短い遠征は、期待外れの部分があったにせよ、いろいろ撮れた、まあ良い一日でした。


 
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金毘羅大滝はさびしそう

2012年06月19日 | 自然写真 滝

6月17日 堤邸の紫陽花よりつづきです。

久しぶりに見た金毘羅大滝(こんぴらの大滝?)、今までは対岸からの遠望のみだったので、近くで見てみようと、筏津山荘のほうに乗り入れる。入口の看板には「別子観光センターは4月より休業します」とあった。
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筏津山荘は、幾つかのロッジが建つキャンプ場(?)のようなところだが、その外れに落ちる滝は、沢の流れを変えて人工的に作られた滝と聞いている。山荘に泊まる人たちを癒していたであろう滝は、誰もいない山荘でなぜか寂しそうに感じた。
 駐車場に車を停めると、滝が正面に。赤いツツジが色を添え、いい感じだと思ったが、撮ってみるとさほどでもない。

 濡れて滑りやすくなった石畳の坂を登り、滝の下へ。
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201206171239_070  時折雲間から太陽が顔をのぞかせ、飛沫がきらきら光る。滝を下から見上げるときの醍醐味のひとつだが、もう少し光の芸術を楽しみたかったな。
 時間は1時前。当然のように滝前で昼食。気分よく食事を終えて、筏津山荘を後にする。

 このエリアには。瀬場谷の八間滝を始め、未訪瀑の保土野の黒滝・肉淵谷のののじの滝など、魅力的な場所が多い。いつか制覇したいエリアである。
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 富郷ダム・法皇湖まで下って来て、松野橋から見える風景。木の色の違いが、偶然日本列島に見えると、昔記事になったらしい。そう言われてみると、日本の形に似ているような。

 あじさいロードの名の通り、道の両脇に植えられた紫陽花。けれど時期をはずしているのか、花の数が少ないように思う。昨年は雨の中で走ったおかげで、より雰囲気を楽しめたのかも知れない。今年は少々期待外れだが、取りあえず、お気に入りのポイントへ。

 つづきます。

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別子ラインで何気なく

2012年06月18日 | 風景写真

 6月17日 堤邸の紫陽花よりつづきです。
 車を停めたコンビニでおむすびを買って、国道を西に進む。新居浜から県道47号を南下。
登るにつれ霧は濃くなり、川を挟んだ対岸もかすんで見える。清滝付近では対岸は完全に霧の中。例によって清滝の入り口は通行止め。
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 更に登ると、今度は霧は薄くなり、陽が見えてくる。雲海(?)の上に出たようだ。そして期待していた景色が。
 完全に雲の上というわけではないが、下から上に流れる雲と、見え隠れする山。見えるのは笹ケ峰だと思っているのだが、方角を確認したわけではないので、違うかもしれない。
201206171138_184  この場所にくると、高いところまで登ってきたなと感じる。急なワインディングロードを登って来て、開けた景色の向こうに高い山。近くに見えて、その間に横たわるのは底の見えない谷。
 県道47号線に沿う渓谷は、見どころたっぷりなうえ、見ごたえのある滝も多いが、大永山トンネルを抜けるまでのこの風景も、私のお気に入りのひとつである。
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201206171151_186  大永山トンネルを抜け、別子ダム湖へとでる。紅葉期も素晴らしいが、私としては新緑の香りが強いこの季節が好きである。緑の中、時折混じる白や赤の花。停まって撮影していると、聞こえてくるのは、渓谷の水音と鳥の声だけ。
 車を停めて、少し歩いて見ると、撮りたいものが次々見えてくる。下の写真は、花に絡む蝶を撮った一連の写真の中の一枚。シャッタースピードが1/250にもかかわらず、羽の動きを止められなかった。ここでもまた自然の驚異を見る。
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201206171205_193  別子ダム湖にそそぎこむ沢の一つにある無名滝。滝の下に堤がある為、滝とは見ないのかもしれないが、私にとっては結構お気に入りの滝である。
 今日は水量が少ない為、見栄えがしない。手を抜いて三脚を使っていないのだが、もっと水量があるときに、真面目に撮ってみたい。

 別子ダムを過ぎ、銅山川沿いを下る。別子山の集落を過ぎ、対岸に別荘地のような山荘と、その向こうに滝が見えてくる。
 ここ何度かはほとんど落ちていなかったこんぴらの大滝。久しぶりにその流身を見ることができた。
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 つづきます。

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