週末は写真家気分で

yamtoの週末お出かけ記録

空振りの徳島藤巡り

2013年04月30日 | 自然写真 季節の花

4月28日 神光寺のぼり藤よりつづきです。

神光寺を出て南下して、R438に合流する手前で左折し、旧国道にはいる。このルートをとったのはある滝を訪れるため。
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 旧道が府能谷をまたぐ橋の脇に車を停め、すこし川をさかのぼると、二つの砂防堤にはさまれるようにして、目的の滝を見つける。
 以前この滝を探した時、参考にした桂さんのHPでは、まだバイパスが完成しておらず、国道沿いにある谷と紹介されていたため、見つけるのに苦労した。やっと場所がわかったのだが、その時は工事中で車を停めることができなかった。
 実は、谷川沿いの細い道に車で乗り入れたのだが、CROSSROADでは通行不能になりそうだったので、わずかなスペースで回頭して、旧国道まで戻る。回頭する際、ガードレールにこすってしまった。山道を走っていると傷ばかりつく。
 滝口のすぐ上で、岩間を利用して取水設備の方に水を導いているため、滝本流の流れは少ない。上で流れが変わったのか、取水設備の上に水が流れ落ち、あふれ出している。右の写真では木々に隠れて見えないが、こちらの方が水量が多い。

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 もっと水量が多ければ、見栄えのする滝だろうが、今日は残念。又機会があれば訪れることにしよう。今日は数枚撮っただけで、次の場所に向かう。
 向かったのは佐那河内・徳円寺。以前、湯壷の滝を訪れた際に、寺周辺の滝を見るために寄った場所である。その時は冬だったが、この季節滝見橋からは木々に覆われ滝が見えない。この寺のシャクナゲが見事との情報で寄ってみたのだが・・・。
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 シャクナゲがあるはずの斜面が崩れており、写真で見たのとは全く違う、単発のシャクナゲの木。情報元の本は少し古いものだが、ここまで変わりはてるとは。ここでも満足は得られず、早々に寺を後にする。この寺で唯一慰められるのは、入口にあるカエルの像だった。

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 元来た道を戻り、神山町から石井町へ。訪れるのは童学寺。この寺も藤の時期に何度か訪れているが、いつも盛りの時期を外してしまうので、今年は少し早めに来てみた。
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本殿下に咲く、鮮やかな黄色い花。この場所も結構お気に入りの場所である。黄色いのはツツジだと思うのだが。

 藤棚の方へ向かうと、まず目につくのは咲き誇るようなツツジ。いつもこの寺では藤よりツツジに目がいってしまう。

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 ツツジの脇を抜けると藤棚。だが、今年は房も短く、色も悪い。濃淡の紫と白で三色藤と言われる童学寺の藤だが、いまは白い藤は見えない。
 藤棚だけをとるより、藤棚の向こうに参拝客がいる方が絵になる。下の写真とは逆方向で、もっと印象的なシーンがあったのだが、撮り逃してしまった。

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 藤は空振りに近いが、風景に人物を取り込む感じが少し分かってきたかも。

 石井町ふじまつりと称して、童学寺を含めた三つの寺の地図が掲げてあった。それを回ってみることにする。
 まず、石井駅そばの地福寺だが、駐車場の場所がわかりにくく、通り過ぎてしまったので、先に石井小学校近くの徳蔵寺を訪れる。
 紹介写真では藤のアーチがきれいだったのだが・・・。

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 こちらの藤も、房が短く、色が悪い。これ以上開花が進むようにも思えず、今年は外れ年のようだとあきらめ、地福寺に寄るのも止めた。
 時間はまだ昼前だが、藤巡りはここまでとして、次の目的地に向かうことにする。

 つづきます。

 
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神光寺 のぼり藤

2013年04月28日 | 自然写真 季節の花

 藤の季節になった。有名な藤はたくさん聞くが、実際に見て感動できるものは少ない。事実私の撮った藤の中で、一番のお気に入りは、偶然通りかかった民家の藤棚である。後は何度も訪れた萬福寺くらいだろうか。藤には裏年といわれる外れの年があり、又実際には盛りの時期が短いので、なかなかいいものに会えないというのも、藤の難しさだろうか。
 徳島県の藤の名所を数年前から訪れているのだが、タイミングを外してしまうことが多い。神山町・神光寺ののぼり藤も、過去二度、終わった後に訪れている。

 朝7時前に出発して、神光寺に着いたのは8時半。今回は県道からも藤色がはっきり見える。神光寺に入る道は。車1台ぎりぎりの場所なのであまり通りたくはないが、時間も早いし、道路脇に停めるのも避けたいところなので、駐車場まで乗り入れる。先客は夫婦連れらしき1組。
「寺を訪れた方は、まず、本殿にお参りください」との注意書きに従い、まず本殿にお参りしてから撮影開始。
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 ほぼ満開のように見えるが、房の先が少しさびしかったりする。周辺を回りながら撮影していると、近所の方の話し声が聞こえてくる。それによると、今年は開花が早く、気温が低いおかげで今日までもった・・・とか。それでは既に盛りを過ぎたということだろうか、確かにアップで見ると花は痛み、色も悪いように感じる。
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 車が2台入って来て、いつの間にか藤の周りには10人以上の来訪者がそれぞれの場所で撮っている。私は裏庭に回り、シャクナゲを撮っておく。
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30分弱の滞在だが、充分だと思ったので次の場所に移動する。駐車場に停められた車は、私のも含めてすべて香川ナンバー。また、数人は県道に車を停めて歩いてきたようだ。

神光寺・のぼり藤は、アップには耐えないが、全体像としてはほぼ満足できたので、次の場所での期待が膨らむ。次はルートの関係で、徳円寺のシャクナゲを見に行く。

つづきます。

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桜の見納め 鬼無稚児桜

2013年04月24日 | 自然写真 季節の花

4月21日 深渕自然公園よりつづきです。

3時少し前に高松まで戻って来て、向かった先は鬼無・桃太郎神社。先日、咲き分けの桃を撮った神社だが、今回の目的は稚児桜。
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  昨年新聞で知った桜で、一度は失われた桜が、有志によってよみがえりつつあるという。現在は、この桃太郎神社他数カ所に植樹されているとの記事だったので、今年はぜひ訪れてみたかった。

 前回気付かなかったも道理、門の脇にひっそりと咲いていたのが稚児桜。標識がなければ分からなかったかも。

 まだ幼木のせいだろうか、花をアップにしても今ひとつの感がある。もっと大きくなって、花の数が増えてきたら、もっとその名にふさわしい可憐な姿を見せてくれるだろうか。
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 これで今年の桜も見納めになるだろう。この四国内でもまだ見ていない桜が多くある。
自然相手のこと、中々予定通りに見ることはできないが、又来年を楽しみにしよう。


 
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冬に逆戻りⅢ 剣山見ノ越

2013年04月23日 | 風景写真

4月21日 深渕自然公園よりのつづきです。

R439を剣山方向に向かう途中にあるのは、「虹の滝」。しかし滝周辺は工事中だったのでスルーして、そのまま進む。その途中、対岸に落ちる滝がある。
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木々に遮られて、気付かずに通り過ぎることの多い滝だが、まっすぐ落ちる綺麗な滝である。竹野さん・桂さんHPにも紹介がない滝で、以前撮った時はなんとも思わなかったのだが、この時期木々がまばらになった上に水量が増えたせいで、かなりの落差があることに気付く。
 右の写真、この上にも木々に隠れて見えないが、二段程の流れがある。三段で50m近い落差があるようだ。滝前まで降りることはできそうだが、藪に邪魔されそうだったので今回はパス。次回は周辺の人に、この滝について伺ってみようかと思う。

 そのまま進んで名頃地区。[案山子の里」の看板を掲げた小さな集落だが、今回通りすがりに鮮やかな桜に魅かれてしまった。
 こちらの桜は、満開を過ぎたあたりだろうか、まだ十分に花を残しており、ピンク色花の塊は、単調な色彩の中でひときわ目立っていた。
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 R438とR439が交わる地点、剣山ロープウエー乗り場にある電光標識によれば、神山町へ向かう途中の川上エリアで前面通行止めになっている。三月末に川井峠を訪れた際は、反対側から通行止めの表示だったが、まだ復旧していないようだ。
 仕方ないので、R438で帰路につくことに。途中、見通しの良いはずの見ノ越で、霧に包まれて昼食。何も見えないというのも、また面白いものだ。
 白い視界に変化があったと思ったら、雪になっていた。剣山スキー場跡付近まで来ると、ここでも霧氷に出会う。外気温は相変わらず氷点下。SUVに乗っているおかげで悪天候も楽しめるようになったが、このような状況にあればラッキーとしか思えない。
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 温度計はずっと氷点下の表示だったが、一宇川沿いに出る頃やっとプラスに。感じていた以上に寒かったようだ。
 予定の変更したため、まだ時間は早い。どこに寄ろうかと考えていたが、無性に眠くなってきたので、途中1時間近く仮眠してしまった。高松まで戻って一カ所寄りたいところがあるので、そのまま帰路につくことにする。

 つづきます。

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冬に逆戻りⅡ 落合峠

2013年04月22日 | 風景写真

 4月21日 深渕自然公園よりつづきです。

130421_092243  桜滝より少し進んだところで、景色が変化していることに気付く。霧が深く、白っぽい視界の中でさらに白い木々。
 車を停めて、木に近づいて見る。
 斜面を登ってきた霧が凍りついて枝に張り付く霧氷、こんなところで見られるとは思わなかった。
 霧が凍りつくくらいなのだから、相当に寒い。
車の温度計は氷点下で点滅している。フード付きのウィンドブレーカーでよかったが、手袋が欲しいくらいである。
130421_092405  走りながら、気に入ったシーンを見かけると、車を停めてカメラをとりだす。こんな情景にはめったにお目にかかれるものではない。
 霧氷を初めて見たのは2月の伊吹山だった。青空の下で、真っ白な雪原を歩きながらの霧氷は、「いかにも」という感じだが、ここでは自然の厳しさを感じながらの霧氷撮影である。

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130421_094240_2  落合峠を越えて南側斜面に出ると、霧も消えて斜面が赤茶けた感じに見えてくる。雲間に時折青空が見えてきて、このまま晴れていくのかと思っていたが、峠から少し下って「アオバイの滝」が見える場所に来た頃、霧が稜線を越えて南側に下りてくるのが見えた。
 霧の白がそのまま斜面に張り付いたかのように、木々が白く染まっていく。走りながらだったので、その様子をじっくり見ることが出来なかったのが残念。じっくり動画で撮ると面白かったろうな。

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130421_100555  落合集落まで降りてくる少し手前で見かける小滝。水量があるので、少し停まって奥を覗き込むと、結構立派な滝があるのが見える。右の写真では木々に邪魔されてよく分からないが、岩肌を滑り落ちる綺麗な小滝である。少し無理をすれば登れないこともなさそうだが、今日はロープを持参していないので、下から眺めるだけにする。

 R439まで降りてくると、晴れてはいないものの、穏やかな天候になる。山中で時折藤の花を見たので、藤の見頃は思ったより早くなるのかと思い、来週予定していた藤の寺を訪れてみることにする。

 つづきます。

 
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