今年は桜の見ごろが短い。一昨年は3月最終日曜日から、昨年は4月に入ってから桜めぐりを始め、締めの川井峠は4月中旬。今年は今治エリアの桜が20日頃に見頃を迎え、つるぎ町エリアの桜が見頃を迎えつつあるとの情報。通常は、高松でソメイヨシノが満開になる一週間後位に見頃をむかえる、川井峠の枝垂桜が、見頃を迎えそうだとの情報もある。
早朝4時。天候は曇りだが、日の出頃の桜を狙うこともあるらしいので、朝日が当たるタイミングに着けるように出発。
6時前に川井峠大北地区に到着。このエリアに駐車場はないのでエスケープゾーンに邪魔にならないように停める。
最初に陽が当たりそうなのは、個人宅にある枝垂桜なので、そちらへ向かおうとしたら、入口に「立入禁止 解放していません」の札とロープ。毎年、桜目当ての訪問客をもてなしてくれていたはずなのに、何かトラブルがあったのだろうか。仕方なく、敷地には入らず、下の道路から撮影。まだ満開ではないように見える。
今度はそのまま上に進み、定番ポイントへ。
先に来ていたカメラマンは二人。会話に加わって情報交換。
今年の桜は、花付き・色合いともに悪い。勢いというかボリュームが不足しており、色も少しくすんだ感じである。天候と時間帯のせいばかりではない。美馬町のHPでも今年の桜はばらつきがあるとのことだった。
一方の方は高松から、近くの親せきを訪ねるついでとのことだったが、これ以上ここに留まる気もないと言って、早々に退去。もうひとかたは地元からということだが、この方も引き上げるとのことなの、私も数枚撮っただけで撤収。
夜明け前で通り過ぎた幾つかのお気に入りポイントを回ってみることにする。、
最初は三ツ木簡易局の枝垂桜。姫路ナンバーのバンで三人のカメラマンが撮影中。挨拶したが、返事がなかった。
つぎは少し国道を戻った道沿いのポイント。いろいろなものが入り込んしまうので、撮ってみると見た程には感動できないのだが。
次は山中の道に入って、つるぎ町に移動。まだ時間が早いので、当初寄る予定のなかった吉良エドヒガンへ。
撮ったものを見ると、ここの桜も今一つ勢いが弱いなと感じる。満開一歩手前なのと、曇り空の所為もあるだろうが、一昨年来た時にはもっと華やかだったように思う。
右の写真は、この桜を撮る時のお気に入りポイントより。撮った後のプレビューではモノクロに思えるくらいだったが、いい雰囲気で撮れたかなと思う。
時間はまだ9時前。この時期なら、この時間でももっとカメラマンがいたはずだが、今年は誰もいない。つるぎ町のHPでも開花情報が出ているのに、不思議である。
訪れた二ケ所がともに、今年は桜のはずれ年を示しているようだが、他の桜も回ってみることにする。悪条件の桜撮影も、勉強になるだろうし、開花情報の記録を撮っておく必要もある。
次の行き先は天日神社のエドヒガン。
つづきます。