週末は写真家気分で

yamtoの週末お出かけ記録

冬景色 唐岬の滝

2012年01月30日 | 自然写真 滝

 1月28日 「冬景色 滑川渓谷」のつづきです。

 白猪の滝を発って、R494を登っていくと、一車線の道幅に変わる頃から、路面の雪が目立ち始め、ついには完全な雪道となる。通過した車の轍は、一度は凍ったものと思われるが、既に溶け始めている。雪に乗ると振られるので、轍から外れないように走れば、雪道も問題ない。この状態であれば普通のタイヤでも何とかなるだろう。
201201291147_133  杉林の中を抜ける道が、突然ひらける。そこから唐岬の滝(からかいのたき)の全貌が見える。このポイントは、昨秋、おいわさんが教えてくれたもので、今回はそれを確認するつもりもあった。
 この道は何度か走っているが、唐岬の滝を訪れるのは、4年半ぶりである。木々に妨げられて、滝の全貌が見えないせいもあって、再訪するのをためらっていた。それ以後、周辺の伐採がすすんだと聞いているが、全貌を見ることができるのは、このポイントしかないようだ。
 ここではレンズを28-300mmに換えて撮影。山の頂上近辺は、雪に覆われ、樹氷も見えそうな感じだが、この辺りでは雪もまばらだ。寒波が来ればもっと冬山らしくなるのだろうか。そうなれば、冬装備の車でないと、ここまで上がってこれないだろう。

 唐岬の滝の看板がある駐車場に車を停める。付近は10cm程度の雪が積もっているが、昨日までに降ったものなのだろうか、既に硬く、踏んでもあまりめり込まない。
 装備は先ほどと同じ。雪でぬかるんでいることを予想して、長靴で滝への道をくだっていく。
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201201291208_144  駐車場には数台の車があり、雪道にもかなりの人数が歩いた足跡。しかしながら、会ったのは戻ってくる夫婦連れだけ。小尾根を伝いおりていくと、木々の間に見える唐岬の滝。
 滝前まで降りてしまうと、最上段部分はほとんど見えないので、ここから何とか写そうと思うのが、葉が落ちたとはいえ枝に邪魔され、クリアな絵が撮れない。

 滝前まで降りると、先行者の足跡は数人分だけ。更に雪の積もった岩場に降りると、足跡は一人分だけ。その足跡は、滝の直下まで続いていた。

 正直なところ、この滝には今一つ魅力を感じていなかった。全貌が見えないのも理由の一つだが、姿に変化がない…というイメージを持ってしまっていた。今回雪化粧をした姿を見て、4年前は、いかに滝を一方向から見ていなかったかを実感した。
  少し位置を変えるだけで、滝の貌が変わる。見方が変化したのは、進歩なのだろう。

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  雪化粧した唐岬の滝を堪能して、元来た道を戻る。昼を過ぎたせいか、何組かの人が降りてくる。大きな三脚を抱えた人、ノースフェースのヤッケにLoweproのカメラバックを持った人など。このくらいの手軽さで、この姿が見られるなら、甲斐があるというものだろう。

  車の中で昼食を済ませた後、松山市内に向かう。フジグラン松山についたのは14時30分。ギャラリーの場所を見つけるのに少し迷ったが、なんとか到着。訪問帳に記帳していると、MAKさんがこちらを見つけて話しかけてきてくれた。恥ずかしい話だが、話しかけられるまで、MAKさんを見つけられずにいたのである。顔を覚えるのが苦手なのに加えて、アウトフィールドとインフィールドでは、まったく違って見えてしまう。
 くもの会展は、予想以上だった。技術やセンスも素晴らしいが、それ以上にチャンスをとらえるための、情熱と根気に感動した。雲の形・光の覚悟・影の色 等々、千載一遇のシーンに巡り合うための情熱と、それを待つ根気。出展されていた内の半数以上は、自分が撮りたいと思えるシーンであっただけに、本当に勉強になった。MAKさんの出展されていた内の一枚は、年末に同行した高瀑であった。自作に対する不満点や、次はどう撮りたいか、などと有意義な写真談義ができた。
 約30分、じっくり鑑賞させてもらってから、ギャラリーを辞した。今まで写真展を見に行く機会を持たずにいたが、これからは、こういう機会を持つべきだと思った。

 帰宅したのは17時半。走行距離354km 7,690歩。今日も充実した遠征だった。

  
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冬景色 滑川渓谷

2012年01月29日 | 自然写真 滝

 年末に高瀑にご一緒したMAKさんから、写真展の案内をいただいた。
「くもの会」という、石鎚の写真を中心に活動している会のようで、以前から聞いてはいたが、今回案内をいただいたこともあり、見に行くことにする。場所は、フジグラン松山の5Fギャラリー。ということで、日曜日は松山行き決定。
 せっかくの松山行きなので、ついでに気になる冬の渓谷を、見に行くことにする。
 6時50分出発、出発時の高松の気温は1℃。特に冷え込んだ感はない。昨年、白猪の滝完全氷瀑を見に行った際には、土居-川内間で通行止めであったが、問題なく高速を降り、国道11号から県道302号へ。道前道後第二発電所を過ぎたあたりで、やっと道路脇に残雪が見え始める。雪のない駐車場に到着すると、先に2台の車が停まっている。川を覗き込むと、所々に雪と氷が見えた。
201201290852_002  スリングバッグを担ぎ、長靴を履く。滑り止めは、今は必要ないのでバッグの中。
駐車場より下流側で川に降り、「前の滝」の下の段から撮影を始める。先に三脚を据えている人がいたので、邪魔にならない位置に三脚をセットする。
 もっと冷え込むと、氷柱は大きく育ち、流れも凍結すると聞くが、今日はたいしたことはない。とはいえ、秋に来てから二度目の訪問だから、私にとっては別世界である。
201201290903_011  「前の滝」は、壁全体が凍りついたような印象を受ける。横の岩肌に氷柱がかかっているのも面白い。これでもっと冷え込んだらどうなるのか、やはり見てみたい気がする。
 滝横の梯子を登り、先にすすむ。渓谷の両脇の岩肌から、氷柱がぶら下がっているが、部分的なものなので、全体景色としてはいまひとつ。
 アップにすると少し印象的なものになる。陽の光があたっているので、それを生かそうと思ったが?
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 遊歩道の登りがきつくなり始めたあたりから、道の凍結が始まる。滑り止めを付け、奥へ進む。奥の滝を見通せる場所につくと、又一人、先行者が撮影中。
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201201291005_073  いい雰囲気だが、やはり迫力がない。氷柱は長いもので3m以上ありそうだが、既に溶け始めており、折れて落ちた氷が地面に転がっている。後から来た人の話では、土曜日に訪れた人が、面白半分に叩き折ったのではないかということだが、もったいない話である。
 撮影する際、氷柱の下に入り込んだりしたが、後で考えると氷の槍が落ちてきたかもしれないわけで、少し軽率だったかと思う。
201201291048_118  氷の柱だから、光の加減によって表情をかえる。裏に回り込んだり、下から見上げたり、見る方向を変えてみたり・・・。
 気温が上がってきて、氷が解け始める。
帰りでは、行きと風景が違って見える。時間は11時前。カメラを抱えた人たちが、次々と上がってくるが、この後は融ける一方だろう。

 昨年のなかちゃんのレポートを見た後では、今日の景色は全く物足りないものだが、冬の滑川渓谷の顔の一つを見られたことで良しとする。できれば今季もう一度来られればいいのだが・・・。

 次の目的地は、白猪の滝。先週の寒稽古の際には、まったく凍結していなかったようだが、今週の冷え込みで少しは期待できる・・・のだが、駐車場は満車状態。親水公園の堤も勢いよく水を落としており、凍結具合があまり期待できないようなので、今日はパスすることにした。
 そのま国道を進み、唐岬の滝へ向かう。

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釜ケ谷 滝めぐり その2

2012年01月23日 | 自然写真 滝

 大轟の滝のすぐ下で、国道をそれ、県道295号を四季美谷温泉方向に。
途中、道沿いの「嫁ヶ滝」「小畠口の滝」も今は枯れている。これではこの先も期待薄のようだ。

四季美谷温泉の正面にある新居田の滝。綺麗な滝であるが、滝王国・木沢村においては、今一つ興味をそそられなかった滝で、記録的な写真しか撮っていなかった。ふと覗きこんだ滝壷が綺麗だったので、久々に撮影してみる。
Photo_5
Ds3_7546

 今までは滝見台のような橋の上からしか撮影していなかったが、滝前に降りる道があるようなので、今日は行ってみる。
 踏み跡ははっきりしているが、滑りやすい斜面のこと、慎重に行かないと落ちそうだ。
 途中で見えた虹。陽が射していたので少し期待したが、やはり見えると嬉しいものである。
 滝下は大きな岩ばかりで、三脚をたてる十分なスペースがとりにくい。岩の上で不安定なままで三脚を据え、滝を見上げて撮影していると、青空をバックに、新居田の滝が新鮮に見える。
Ds3_7554  間近でのぞきこんだ滝壷は、思ったより深く、
陽の光が差し込んだ水は、見事なエメラルドグリーン。やはり滝はいろいろな角度から見てみるべきだと、改めて実感した。いままでこの滝を、通り一遍でしか見てなかったことを後悔。

 もうひとつ収穫。この新居田の滝の上流に、見事な滝がいくつもあると聞いているのだが、今まで道が見つけられなかった。今回、少し離れた山肌に、道がつけられているのを見つける。かなり険しそうだが、このルートを辿れば行けるのだろう。これでトライすることができそうだ。

 橋の上まで戻ったところで、サイレンが聞こえる。正午のようだ。
 車に戻り、滝を見ながら昼食。やはり昼食は滝を前にした方が美味い! コンビニおむすびと、熱いお茶だけでも、立派に御馳走である。

 食事を終えると、何となく満足した気分になり、今日は引き上げることにする。
 通常であれば、国道を長安口ダム方向に降り、東回りで帰るところだが、今日は元来た道を戻ることにする。朝、通ってきたのだから帰りも通れるはずだし、土須峠の雪がどの程度融けているのか見てみたいと思った。 
Ds3_7563_2  ナビで「自宅に帰る」をセットすると、大轟の滝の少し上流から県道16号で勝浦町に抜けるルートを示す。土須峠が冬期通行止めの為だろうが、県道16号も現在、山腹崩壊で通行止めである。
 大轟の滝を通り過ぎる際、ふとのぞきこんでみると、緑の滝壷が復活している。前回来たのは11月のライトアップの時で、雨の後で増水していたが、その折の雨で滝壷の砂が洗いながされたのだろうか。浅い滝つぼで、滝前に立てるのもいいが、この滝はやはり、緑の滝壷が似合う。
 もう少し時間がたてば、陽が射しこんできて、もっと緑が美しくなるだろう。この滝は、私の最も好きな滝である。訪れた回数もダントツに多いはず。その滝が、以前の美しい姿を取り戻したのは、嬉しいものである。

Ds3_7542_2  もう一枚、国道から滝を見おろして。以前は車を停めることができなかったのだが、エスケープゾーンが広がったのと、今日の状況では他の車は通らないであろうから、見おろすことができた。
 道から乗り出すので、三脚は使えない。ガードレールに押し付ける形で、できるだけシャッター速度を落として撮影。これは、以前、SiGHさんが紅葉期に撮った角度である。こうして見ると、見慣れた滝が全く違う姿に見える。

 土須峠を神山町側に出ると、雪はほとんど解けずに残っており、下りはより慎重な運転になる。岳人の森を過ぎ、雪が消えると、やはりほっとする。
 帰宅したのは15時半。走行距離195km 4,396歩。特に目的を持っていなかった割に、満足のいく遠征であった。

 

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釜ケ谷 滝めぐり

2012年01月22日 | 自然写真 滝

 今日は東温市・白猪の滝で、空手の寒稽古があると聞いているが、ここ数日の雨と、気温では氷瀑は期待できない。昨年は見事な氷瀑で、おいわさん・なかちゃん・Kurenaikaiさんと当日偶然お会いできたのだが。
 天気予報でも曇りだったので、目的地を決められないでいたが、2週続けてお出かけなしというのもつまらないので、取りあえず気になる滝を見に出かける。

 出発は7時。雨上がりの為か、かなり深い霧が立ち込めている。いつものようにコンビニで朝食と昼食を調達後、R193を南に向かう。しばらく走っていると、霧も晴れ、雲間から朝陽が顔を出す。予報とは違い、晴れてきそうな気配。

 県境を越え、美郷を通過して再び山越え。寒波が来ると、北側斜面に当たるこの道も凍結したりするが、今日はその気配はない。神山町側に降り、そのままR193を那賀町方面に向かう。

Ds3_7496_2 昨年1月に、神通滝を訪れた際には、途中チェーンを装着したが、今回は凍結場所もなく、神通滝分岐を通過。しばらく行くと、「冬期前面通行止」の看板があるが、封鎖はしていないようなのでこれも通過。東谷付近になると、斜面に雪が目立ち始め、道路にも所々雪が見え始める。

  岳人の森に近づくと、道は雪に覆われ、前方の山は、真っ白だ。

 既に通過した車の轍以外には、5cm程度の雪が積もっている。スタッドレスをはかせているが、自然運転は慎重になる。岳人の森から約1km、取りあえずの目的である氷生ケ滝が見えてくる。遠目につららが見えていたので、期待したが、近づくと、はっきりと水音が聞こえてきた。

Ds3_7512_2  少し通り過ぎたエスケープゾーンに車を停め、カメラを取り出す。

 レリース・メモリーカード・バッテリー・フィルターをベストのポケットに入れ、三脚を肩にかける。安全の為、年末に入手した滑り止めを装着。今日のような路面状態では、爪のあるアイゼンよりは、この方が動きやすいだろう。

Photo_3  この辺りは標高800mを越える。周囲は霧に覆われたように白くかすんでいる。山肌には所々雪が残るのみだが、雪に覆われた道路は車の轍と、何かの動物の足跡だけ。

 厳冬期には凍結するというが、一部のつららをのぞいてしっかり流れている。この滝が凍結する時には、ここまで車で来ることはできないかも知れない。岳人の森まで来られれば、残り1kmを歩いてでも来てみたい。

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Img_0379  約30分の滞在の後、峠に向かって車を進める。乗り込んだ時に、ワゴン車が通過していったが、走りから見てスタッドレスをはかせた車のようだ。道の積雪は更に深くなり、柔らかいパウダーの上を走るような感覚。土須峠のトンネルを越え、那賀町側に出ると、道路上の雪はわずかになる、山肌に残る雪やつららは、もはや恐怖感をあおることもない。

 特に目的もないので、普段ゆっくり見ることのない滝に順次寄っていく。釜ケ谷の滝は、木々に埋もれているため、普段は見ることができないのだが、葉の落ちたこの時期、枝越しにかなりの部分を見ることができる。

 写真は、魚岩の滝(左)、仮称・釜ケ谷峡の滝(右)

Photo_2

 ともに全貌は見えない。さらに上段があるため、実際にはかなりの落差の滝である。周囲に色が乏しい為、貧相なイメージだが、落ちる淵の水の色は美しいエメラルドグリーンである。

 大釜の滝はいつものようにスルー。少し下った小剣神社の前に、「全面通行止」の看板。通行止め期間は12/28-3/31となっていいるので、ここから神山町・大中尾バス停の間が通行止めになるようだ。

 北谷の滝は、今日も流れていない。以前は枯れることがなかったと思うのだが、水脈の流れが変わったのだろうか。

 大轟の滝も今日はスルー。周辺の色が乏しくて見栄えがしない。県道295沿いの滝を訪れてみようと、四季美谷温泉方向に向かう。

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佐那河内・湯壷の滝

2012年01月09日 | 自然写真 滝

 今日が新年最初のお出かけ。昨日は素晴らしい晴天だったが、所用で外出できなかったのが残念。
 最初の目的はだるま朝陽。朝5時に出発して徳島・沖の洲のフェリー乗り場を目指す。星が見えないので期待はできないが、行ってみて状況が変わることもある。しかし、今日はやはり駄目のようだ。6時35分、フェリー乗り場に到着した頃、水平線は雲に覆われ、日の出は拝めそうにない。さっさとあきらめ、次の目的地を目指す。国道438号を佐那河内村へ。村役場手前から県道に入り、嵯峨天一神社を通過、ヒヨノ谷をまたぐ妃代野橋を越えてすぐ、嵯峨川をまたぐ粟見坂橋から林道へそれるが、ここの看板では道は未開通とある。舗装路のつきあたりに車を停め、長靴に履き替える。時間は7時30分。
201201090824_020  今日の装備はD300sに18-200mm、スリングバックと三脚。林道はコンクリートで舗装されているが、こぶし大の石がごろごろしており、車で入らずに正解だったようだ。
 300m程すすみ、砂防堤を越えたところで、川に下りる。浅瀬を渡ったところで前方に、目的の滝が見えてくる。
 最近は雨が降っていないため、水量は期待していなかったが、結構な水量があるようだ。冬場のことで、木々の姿も寂しいが、落葉を含めた渓谷の雰囲気は、なかなかのものである。
 右の写真は、最初の淵の手前から。岩に乗った落葉の赤っぽい感じが気に入っている。新緑の季節だと、また違う感じだろう。
 この滝を訪れた理由の一つは、なかちゃんの掲示板にあった、SiGHさんの滝当てクイズでこの滝が判らなかったこと。佐那河内エリアの滝は全く未訪瀑だったので、いい機会だった。
 
滝に接近しながら、滝のイメージの違いについて考える。SiGHさんの写真は梅雨時だったし、桂さんや竹野さんのHPでも、増水時の写真だった。増水時は、左岸にもう一条流れができる。
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 三条の流れになると、滝壷に落ちるときの表情も変わることが想像できた。これは、是非とも増水時に再訪したい。
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 ほとんど枯れていたが、この滝のすぐ下で別の沢が合流している。これも増水時には面白いかも。
 車に戻ったのは8時40分。この後、すぐ下流のヒヨノ谷を巡るつもりだったのだが、なぜか気が乗らない。徒歩30分というのが、今日は苦になりそうだ。そこで、県道を先に進み、徳円寺へ。ここにもいくつか滝があるとのことだ。
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 どんどん高度を上げて、徳円寺に到着する。駐車場前の橋は、未だ雪が残っている・・・というより、真っ白だ。橋の下に二つの滝があると聞いていたが、この時期ともに水量が少なく、一方の滝が写真に写らないほど。右の写真はまだ水量の多いの方の滝で、こちらも滝と呼ぶには寂しい。
 二つの滝は並んでいるのだが、間に大岩があり、流れは別のようだ。桂さんの調査では、この流れが上流で一本になっているかどうか判らないとのことだったので、少し遡ってみた。
 岩場を少し遡って、小滝を二つ見つけ。更に進もうと思ったが、帰りが危険そうに思えたので、自重。崖の上を遊歩道が通っているのだが、こちらも先ほどの到達地点から沢を逸れるため、上流が確認できなかった。
 駐車場に戻って、徳円寺に入る入口に、カエルの石像。由来とかは分からなかったが、とても印象に残った。
 参道を登り、境内に達すると雪景色。誰もいない静かなお寺は、岩場に囲まれていることもあり、別世界の趣である。
Photo
 境内の周辺にいくつか滝があるのだが、さすがに枯れている。この寺は石楠花で有名とのことなので、来年梅雨ごろに訪れてみたいと思った。
 寺を後にしたのは10時。最後にお手軽滝である府能谷の滝を訪れることにしたが、場所が判らない。いろいろ考えて、旧道沿いかもと考え、一度神山町へ抜けて、旧国道に入る。こちらは対向に苦労する程の道。そうしてやっと府能谷を見つけたが、入口が工事中で、谷は枯れていた。こちらも次回再訪ということにして、帰路につく。
 今一つ、未達成の感が残る新年初訪瀑だが、冬期のお出かけは、行き当たりばったりではこんなものかもしれない。
 走行距離227km 4,354歩

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