週末は写真家気分で

yamtoの週末お出かけ記録

青空 雪道 高瀑林道

2014年02月24日 | 風景写真

 2月23日 かねてより高瀑の氷壁を見に行こうという予定だった。おいわさんが、高瀑に行く先にはまず私のスケジュールを確認してから日程を決めるため、この日は早くから決まっていた。
 2月の初めには雪が少なく、氷瀑が見られるかどうか不安だったが、その後の寒波で逆に道が心配になった。当初9人が参加予定だったが、最終的な参加人数は5人となる。
 いつも通り6時前に出発して高速を西へ。いよ西条でおりてR11からR194へ移り、山の方を見ると雪に覆われている。道には雪がなかったので大丈夫かと思ったが、県道12号から、高瀑渓谷への山道へと分岐した途端、除雪された雪が道端にかたまっている。諏訪神社に到着したのは7時20分、すでにKurenaikaiさんが待っている。
201402230828_052  まもなくKENさんの車に同乗しておいわさんとなかちゃんが到着。私の車に装備を移し、2台の車で林道へ侵入する。最初はほとんどなかった雪が、数百m進んだところから道を覆い、約4km進んだところで車の轍が消えたため、少し広くなった道端に車を停める。 
 Kurenaikaiさんが少し先まで走ったが、雪が深くなって進まなくなってしまって引き返してきた。
 時間は8時28分。登山靴に履き替え、スパッツをつけ、ザックを背負って、雪道を歩き始める。

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 膝下まで雪に沈みこむような道を歩くのは、苦労の割にペースが上がらない。踏み跡をたどる私でさえ大変なのに、先行して踏み跡をつけていくおいわさんの体力は尋常でない。
 手掘りトンネルを越えるあたりから雪質が変化し、先行した足跡の上を歩いても沈み込む。深さ20cm以上の穴に足を突っ込みながら歩くのだが、沈み込む上に、次の一歩の為に足を大きく上げなくてはならない。これは大変な作業で、さすがのおいわさん・Kurenaikaiさんもペースが落ちてきた。
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 高瀑遊歩道入口に着いたのは12時36分。いつもなら車でここまで来られるのだが、4時間以上歩いてきたことになる。後で計算すると、約6kmも雪道も歩いたようだ。

 休憩小屋で昼食を食べながら、今日は高瀑を断念することが決定。この状態だと高瀑まで2時間以上かかると予想されるため、撮影時間を考えると、この場所までかえってくるのは夕方5時ごろになる。そうなると車に戻るのは夜9時・・・。という状況なので、この辺りで少し撮影して引き返すことに。

おいわさんのレポートを読むと、撤退に関しては私の判断が最も重かったようだ。そんなに意識したつもりはなかったのだが、運転手ということで、気を使っていただいたようだ。

 食事を終えて、30分程時間を取るというので赤ノベラまで行こうと思ったのだが、先行者がいないので遊歩道が見えない。これでは赤ノベラまでもさえ行けそうもなく、休憩所周辺でポイントを探す。

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 記念写真を撮って、14時07分休憩所をあとにする。登ってきた足跡を逆にたどって歩くのに、やはり沈み込む。しかし下りでもあり、ペースは登りより早い。

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 手掘りトンネルでの休憩の後、なかちゃん先行でどんどん下りていく。時折地面が見えるようになると、なぜか私が先行していた。車に戻ったのは16時39分。登りには4時間以上かかったのに、下りは2時間半。諏訪神社まで戻り、装備を積み替えて解散したのは17時15分。さすがに今日は皆お疲れである。
 帰宅したのは19時過ぎ。往復12kmの雪道散歩は、「ここまでやればこれもいいか!」というレベルで、高瀑撤退した口惜しさを忘れてしまう程だった。ただ、今日は快晴、青空の下の高瀑の氷壁が見られなかったのはやはり残念。

259km 19,478歩

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初めての ミコアイサ

2014年02月17日 | 自然写真 季節の花

 大豊町から高速を使わずに、国道を戻って目指した先は宮池。ダイヤモンド富士を狙って訪れる場所だが、新たに目的を見つけた。
 南大王の福寿草の里の情報を検索した際、見つけたブログにに書かれていたのが、ミコアイサ(巫女秋沙)。渡り鳥だが、この時期、県西部の池で見られるとあり、この宮池の名もあった。
 いつもの場所に車を停めて、池の縁にでる。今日は消防団立会いの下、雑草を焼いているようで、燃やした煙が風になびいている。そのせいか、宮池に水鳥の姿は見えない。小さい方の池にカモがいるようなので、取りあえずそちらに望遠レンズを向けてみた。
 持ち出したのはKENKOのミラーレンズ800mm。最近、面白半分に買った超望遠レンズである。渡り鳥を撮りたいと思ったのは、このレンズを使ってみたかったという理由もある。

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宮池の方を見ると。中心部辺りに水鳥の群れらしきものが見える。雑草を焼く作業の邪魔にならない場所に三脚を据え、水鳥の群れを狙う。

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 マニュアルフォーカスなので、除きながらピントを合わせる。被写体も動いているので合わせにくい。撮ってみるとやはりピントがずれているが、ミコアイサだとわかる程度には撮れた。

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 DXフォーマットで800mm、Fullサイズ換算で1200mmでも、小さくしか写らない。上の絵はすべてトリミングしてある。またこの宮池を訪れる理由が増えた。

 宮池を後にして向かったのは福成寺。あまりに早く咲くので忘れてしまいがちになるが、この時期になるとメジロとセットで訪れる人の多い場所である。

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 最初は人もメジロも少なかったが、撮っているうちにメジロが集まってくる。そして何台もの車が停まり、車を降りた人たちが、コンデジや携帯で写真を撮り始めた。

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 枝に隠れてうまく撮れなかったように思っていたが、枚数を撮ったおかげでいいものもあった。
 帰宅したのは15時半。雪道を走ったおかげで、車体はドロドロ。早く戻ってきたのは洗車したかったから。

241km 5,426歩 少し当てが外れた感はあるが、終えてみれば満足感のある遠征だった。

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今日も雪の道 南大王・福寿草の里

2014年02月16日 | 自然写真 季節の花

 高知城のしだれ梅がそろそろ見頃を迎えるかと思い、今週は高知城訪問を予定していたが、寒波のせいで開花が遅れていると、JJJさんがFBでレポートしてくれていたので予定変更。大豊町の福寿草を見に行くことにする。一昨日からの雪が残っていれば、面白い絵が期待できる。

 先に備中池に寄り道。先週の雪景色を撮りに行けなかったのが残念だったので、こちらも残雪を期待していく。高松市内では雪は残っていないが、R438に入ると道路脇に除雪された雪が残り、道には凍結している部分もある。
 備中池に到着すると、周辺には雪が残っているものの、中島には雪がない。先行者が一人、三脚を据えているので、挨拶してその脇に三脚を据える。日の出前に着いたつもりだが、すでに東の空は赤く染まった部分がある。

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 あかく染まった部分が上手く撮れなくて、設定を変えながらかなりの枚数を撮ってしまったが、それでも満足のいくものは撮れない。何とか雰囲気の出たものを数枚。

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 日が昇りきると、備中池を後にして大豊町に向かう。高速を使わず一般道を走ったため、R32からR439へと分岐するまで2時間近くかかった。
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 国道を逸れて山道に入ると、雪道に残った車の轍をトレースするように走る。民家の屋根や畑には雪が積もったまま。

 福寿草の里まで後500mというところで、徳島ナンバーの車が停まっている。後ろに停め、降りて見に行くと、タイヤが空転して立ち往生している。離合不可能な細い道なのでかわしようもない。聞くとノーマルタイヤだそうである。この時期の山間部に無装備というのは無謀なように思うが、これは私個人の感覚である。
Ds3_3134  すぐに後ろの地元の人がついてしまった。その人たちが、斜面の土をタイヤの前に敷き詰めてくれたおかげで脱出できたのだが、脱出できたところで車を停めて礼をしようとしたため、再び止まってしまった。再び土を撒いて脱出するのを見送ってから車に戻る。手伝ってくれた方が「大丈夫か?」と聞いてきたが、「ああ四駆だね」と納得したようにうなずくで、「タイヤもスタッドレスです。」と応えて、こちらも出発。
 駐車場につくと、先ほどの方がお礼にやってくる。こういう時はお互い様である。
 駐車場には地元の方らしい車が数台と、先ほどの方のみ。雪が深いので長靴を履いて出発。遊歩道はしっかり除雪されていたが、所々凍っているので、水の流れているところを選んで歩いたりした。福寿草が咲いているはずの斜面は厚い雪に覆われ、花は全く見えない。雪間に咲く福寿草を期待してきたのだが、これは雪が多すぎる。上の蛇躰神社まで福寿草を見ることなく到着。神社前で少し雪かきして花を見せてくれていた。
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狛犬に積もった雪
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 降りていくと、一部雪かきして花を見せてくれている場所があった。観光客が来たので、少し花が見えるようにしてくれたらしい。せっかくなのでマクロレンズに付け替えて撮影。

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 思った以上に気に入ったものが撮れたので、満足して引き上げる。とはいえ、もっといいものを撮りたい気もあるので、状況によっては再来週に訪れてみたいと思った。
 上がってくる車もあるので、下りるのにも結構時間がかかった。ただでさえ狭い山道に雪が残っているのだから当然だが、一度閊えるとすぐ後ろに数台がつながってしまうので大変である。何とか山道を降り、国道に戻るとやはりほっとする。時間はまだ昼前だが、南大王の福寿草の状況を調べているときに見つけたある記事を確認するため、そちらに向かうことにする。

 つづきます。

 
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神通滝から母衣暮露の滝へ、雪の道

2014年02月10日 | 自然写真 滝

 仕事の都合もあって、三週間も遠征なし。
東京に27cmの積雪をもたらした寒波は、高松にも雪をもたらした。9日の日曜日、久しぶりの遠征と、氷瀑への期待を胸に徳島の山中に向かう。

Ds3_3010  高速板野ICをおりてR438経由で神山町へ、R193へと分岐する頃から道には雪が目立ち始め、神通滝への山道は雪道となっていた。
 途中、ザックを背負って歩いている二人連れを追い抜いた。、後で神通滝に向かっているのかもと思い、声をかけて乗せてあげればよかったかと思ったが、思いつくのが遅かった。

 9時過ぎ、神山町の神通滝登り口に到着した時には、駐車場は一杯。かなりの人数が来ているようだ。

 雪が多いので、簡易アイゼンをバックに入れて長靴履きで神通滝へむかう。いつもなら中間点くらいから道が凍結してアイゼンが必要になるが、今日は滝前まで雪の道が続き、アイゼンを使うことなく神通滝に到着。

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 最後の岩陰を回り込んで目にした神通滝は、しっかりと流れており、氷瀑としては期待はずれである。

 降りてくる集団とすれ違いはしたが、滝前には思いのほか人が少ない。ほぼ同時に着いた集団も、写真を数枚撮っては帰っていく。残っているのは、流れに入って氷を熱心に撮っている男性一人だけ。

 滝壺には大きなドーム状の氷があることから、昨日からの雨で水量が増して溶けていることが想像できるが、周囲の岩肌の氷は少なく、氷瀑としてみれば、今まで訪れた中で最もさえないように思える。
 気がのらなかったわけではないが、あまり枚数を撮ることなく神通滝を後にする。

訪れた記念になる絵を数枚。

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 上の絵は苔のついた岩肌に水しぶきが張り付いたものと思われる。
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 滝から降りて来る途中、やはり最初に出会った二人連れとすれ違う。大学生くらいだろうか、下からここまで歩いて来るとは、元気な方たちである。

 当初の予定は、氷生ケ滝に向かうつもりだったが、あまり期待できそうにないので母衣暮露の滝に向かうことにする。山道を降りていくと、途中で車が停まって道を塞いでいる。廻りで何やらやっているようなので、少し手前に車を置いて近づいてみる。
 そこで見知った顔を見つける。青の旅人さんである。秋の飯野山ダイヤモンドで会って以来だが、顔を覚えるのが苦手な私が、しっかり顔を覚えていた。
 事態は、青の旅人さんの車が雪道を登れなくなり、そのあとから来た軽も、一度止まってしまうと登れなくなってしまったらしい。後ろから押しても、タイヤは空転するばかりで前に進まない。少し広くなっている場所なので、脇に退避したいがそれもできない状態である。先に停まった軽の人たちが、雪をどけようとしているが、簡単に除雪できる量ではない。そうしているうちに下から何台も上がってきた。そのうちの一人から牽引ロープを借りたのだが、青の旅人さんのSPIKEで牽引ロープをかける場所がわからない。携帯でHONDAサービスに電話したりして、やっと牽引ロープをかけ、私の車で引き上げる。何とか退避場所で向きを変えることに成功して、後続車を通すことができた。
 先ほどロープを借りた人の車はチェーンを巻いているが、それでも前輪は空転してなかなか進まない。以前あるHPでFFにスタッドレスを履かせても、登り道では効果なしと読んだことがあるが、その通りのようだ。青の旅人さんのSPIKEもスタッドレスを履かせているが、やはりFFである。(余談だが、青の旅人さんの前の車はCR-Vで私と同じである。)
 一緒にいた軽の方も、青の旅人さんも、先に進む意欲をなくしてしまい、今日は引き上げるという。今日の神通滝は期待はずれですよとデジカメのプレビューを見せると、さらに引き返す気持ちを強めたようだ。軽の方達は今日がこの車の最後のドライブでしたと笑いながら降りて行かれた。青の旅人さんも私に続いて降りはじめる。

 R438まで出たところで車を停め、これから母衣暮露の滝に向かうつもりだと告げると、青の旅人さんはこのまま帰るという。私は美郷へと抜けるR193で山越えをするが、この道も雪道になりそうなので、先ほどの事態の後では遠慮したくなるかも。

 経の坂峠を越え、美郷側に降りると、県道250号に入り、母衣暮露の滝をめざす。
県道に入ってすぐ道は雪に覆われるが、三年前程は積もっておらず、すんなり滝まで到着。滝遊歩道の少し手前の空き地に白いヴェゼル、遊歩道わきには黒い軽が停まっていたが、どちらも香川ナンバーだった。
 やはり長靴で遊歩道を登っていく。入れ違いで降りていくグループとは挨拶しかできなかったが、撮影中だった二人連れとは少し話ができた。夫婦らしきお二人が、先ほどのヴェゼルの持ち主で、二人ともしっかりした装備で、熱心に撮っておられた。聞くと、ノーマルタイヤでここまで来られたようで、やはり四駆は強いようだ。
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 お二人を見送りながら、昼食を取り、撮影開始。とはいえこちらも解け始めており、迫力ある氷瀑とはいいがたい。

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 この滝にしては珍しいほどの水量がある。岩肌に張り付いた氷が時折崩れ落ちてくる。側面へと回り込むとつららの下に立つことになるので注意しながら撮影。撮影している最中にも氷壁が崩れ落ち、岩肌が見える部分が増えてくる。
 程々で撮影を切り上げる。今日おとずれた二つの滝は、昨日おとずれることができればもっと見事な姿が見られただろうと思い、週末だけしか動けないのが残念だと思う。

Space
 午後2時過ぎ、母衣暮露の滝を後にする。雪が解けはじめ、時折黒い水たまりが見える細い山道を戻っていく途中、白いヴェゼルを追い抜いた。やはりノーマルタイヤでは無理ができないようだ。

 帰宅したのは3時40分 195km 2,693歩の遠征は、今一つ期待はずれであったが、久しぶりのお出かけには十分楽しめるものであった。

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