週末は写真家気分で

yamtoの週末お出かけ記録

ありがとうパク やすらかに

2011年06月28日 | ファミリー


昨日、愛犬のパクが逝きました。今日火葬して、いまは小さな骨壷の中です。

亡くなったのは6月27日午後7時半頃。門に寄りかかるようにして倒れていました。おそらくいつものように、私を迎えに門のところで待っている時に発作が起こり、心臓が止まってしまったものと思われます。私があと10分早く帰宅していれば、もしかしたら・・・。

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パクが我が家に来たのは阪神大震災のあった1995年の5月。我が家の庭に置き去られた三匹の子犬の内の一匹でした。喧嘩してはいつも負けていた一番弱い子でした。一匹はいつの間にかいなくなり、一匹は他家にもらわれて行き、最後に残った子にパクと名づけ、家族の一員となったのです。

子供のいない私たちにとって娘の様な存在でした。

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家内が事故で入院した際、寂しがっていたのを見かねて家に入れて以来、当たり前のように家に入ってきました。

大きな音が嫌いで、花火の音や雷に驚いて家に駆け込んでくる子でした。

雷雨を怖がり、離れの階段を上って私たちの部屋の前で鳴いていました。

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勘が鋭く、散歩中300m以上離れた場所を母が通ると、喜んで駆け寄って行きました。

私が出掛ける際には門まで見送り、帰ってきたときには迎えてくれました。どんなに爆睡していても私が帰るときだけは起きて迎えてくれました。

車に乗るのが嫌いで、乗せると息が荒くなり、時には悲鳴めいた声をあげました。

2年前、下半身がマヒした際、数ケ月の寿命を覚悟したにもかかわらず、自力で歩けるまで回復し、無理のきかない足腰で跳ね回ろうとしていました。

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昨年12月、急激に衰弱し、年内の最後を覚悟しましたが、回復し今まで一緒にいてくれました。

わたしがカメラに戻ったのはパクを撮りたかったから。動画を始めたのもパクを撮りたかったから。

後から家族に加わった猫の三太は、パクが苦手で、パクと目を合わせると硬直していました。そのくせちょっかいを出すのをやめようとはしませんでした。

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家族として16年以上暮らしてきて、振り返れば次々と思い出がよみがえってきます。

昨夜はパクの亡骸に一晩添い寝しました。目を覚ますとパクが動いているような気がして、何度も目を覚ましました。

今朝、いつものように母はパクの朝食の缶詰を準備していました。私も、いつものように水を換えようとしていました。

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朝目覚め、階下に降りたとき。仕事を終えて帰宅した時。パクの姿がないことに慣れるのにいつまでかかるでしょう。

本当に家族でした。パクの存在でどれだけ救われてきたでしょう。だから今言えるのは、

いままでありがとう

今まで生きていてくれてありがとう

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ぐっすりお休み

やすらかにパク

本当にありがとう。

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時機逃がしの遠征 紫陽花または古代ハス 

2011年06月26日 | 自然写真 季節の花

昨夜は激しい雨だったが、朝方には晴れ間が見えるほど。とはいえ予報は雨なので、無理はできない。なので梅雨の花巡り。

5時20分出発、高瀬町の地蔵寺へ着いたのは6時5分。上手くいけば古代ハスの開花が見れるかと思ったのだが、蓮池には蕾すらない。一昨年はこの時期から咲き始めていたのだが、今年はやはり遅いようだ。気を取り直して次の目的地。新宮のあじさいの里へ。

高速上限千円は終わったので、R11-R192ー堀切トンネルを経由して新宮ダム湖畔に出る。湖畔のあじさいロードは見頃を迎えているようなので、あじさいの里もさぞ・・・と期待していたのだが・・・。

あじさいの里に着いたのは7時30分、この時間ではまだ、あじさい祭りも準備中で、係員もいない。適当に車を置いて、係員の人を探し、車の駐車場所をきく。山越えをしたころから降り出した雨は、本降りになってきていた。

傘をさして、最初に下からあじさいの里を見上げてみる。何となく物足りない。遊歩道に入って近くで見ると、結構花の痛みが激しい。ピークを過ぎてしまっているようだ。いい構図を探して歩いているうちに、物足りなさの原因は、全体に色が淡いせいだと気づく。あじさいの淡い色もいいが、好みとしては濃い鮮やかな色が混じっているほうがいい。例年だともっと色鮮やかだった様な気がする。一眼や三脚を抱えた方とも何人かすれ違ったが、みなテンションが低そうだった。

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時折陽がさすかとおもえば雨が激しくなったり、おかげでシャツをびしょぬれにしながらも、約1時間をすごし、あじさいの里を後にする。

次の目的地は大豊の定福寺。ここも大賀ハスなど各種の花で有名なところだが、訪れるのは初めて。だが、ここもハスは未開花で、つぼみが数輪というところ。あじさいやアザサ・桔梗などの花も見事だが、お寺の雰囲気はとてもいい。

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定福寺を出たのは10時過ぎ、次の予定地は早明浦ダム湖畔の滝巡りなので、再びR32に戻り南下する。田井地区・轟の滝への入り口を確認したかったがやはり判らない。本山町のコンビニで昼食を調達して、早明浦ダム方向へ。

今日の早明浦ダムもゲートを四つ空けての放流だが、先週より迫力がある。ふと気付くと、この一ケ月ずっと貯水率100%なんだな。もっと後に残しておけばいいのにと思ってしまう。

コメント (2)
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おまけ 雨の紫陽花・滝巡り

2011年06月21日 | 自然写真 季節の花

今日、CROSSROADの走行距離が25,000kmを越えた。1年2ヶ月と3日。前車のCR-Vが25,000kmに達するのに3年9ヶ月かかったことを考えると、よく走ったものだ。通勤距離は月400km足らずだから、いかに遠征を繰り返してきたか我ながら驚く。

19日の紫陽花・滝巡りから、UP出来なかった2枚を紹介。あじさい神社から、そして翠ケ滝を正面から。

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今日はツイてる 翠ケ滝

2011年06月20日 | 自然写真 滝

6月19日 ちょっと贅沢 紫陽花巡りの続きです。

道の駅・大杉で昼食をとり、この後の行き先を考える。このエリアで未訪瀑の滝は、沢登りか要ロープ。水量が増えたときに見たい滝・・・ということで汗見川を目指すことにする。汗見川は早明浦ダムのすぐ下で吉野川に合流するので、まずは早明浦ダムへ。

20110619_229 水資源機構のライブカメラみたいな絵になった。ゲートを4つ開けての放流ではあまり迫力はないが、このダムに水が豊富だと嬉しくなる。

飛沫を見ながらふと、翠ケ滝に行ってみようと思い立った。あの滝は水量が多い時でないとさびしい。久しぶりに訪れてみよう。

R439を地蔵寺川に沿って走り、分岐して平石川沿いに上流に向かう。分岐から約6km、未舗装の林道に入って700mでめざす翠ケ滝に着く。分岐のたびに標識があるので迷うことはない、最初に訪れたとき、突き当りまで車で進入してターンできず、急坂をバックで戻るという失敗をしたので、少し手前のスペースに駐車する。正面の崖の中腹に滝が見え隠れしている。さほどの水量ではないが、これならと思い、三脚を抱えて降りていく。道の脇に紫陽花があるのを見て、驚いた。これは意図的に並べて植えられているから、地元の人の手によるものだろう。お堂があるとはいえ、こんな山の中で手入れされている人の労力に感激してしまった。

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この滝は、滝を裏から見る事が出来るいわゆる裏見の滝。今回は水量がそれなりなので、滝らしい雰囲気をしっかり味わえる。今日は紫陽花がさらに風味を添えてくれる。

滝の撮影ではほとんどスローシャッターだが、幾つかのシャッター速度を試してみる。

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滝の周囲を回りこみながら撮影。今日はどの角度も新鮮で楽しい。

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静かな山の中、滝の水音だけが響く。滝の起こす空気の流れに紫陽花が揺れる。別世界の様だ。「幽玄」という言葉がふとうかぶ。

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ボーっと雰囲気に酔っているうちに、気がつくと1時間が経過していた。あわてて装備をまとめ、車に戻る。当初の予定ではこの先の三樽権現に寄ろうと思っていたが、ここだけでタイムアップ。好みの滝に紫陽花をセットでき、思いがけない幸運に感謝!

少し後ろ髪をひかれながら、翠ケ滝を後にしたのは15時。大豊から高速を使ってまっすぐ帰る。帰りついたのは17時前。走行距離364km 5,325歩のお土産いっぱいの遠征だった。

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ちょっと贅沢 紫陽花巡り

2011年06月19日 | 自然写真 季節の花

高速千円も今日まで。とはいえ雨模様では、滝巡りは敬遠したいところ。

となるとやはり紫陽花だが、新宮あじさい祭りはまだ見頃を迎えていないので、まだ訪れていない場所で、高速利用ということで、春野のあじさい街道を見に行く。

情報では、例年の見頃は6月初旬から中旬なので少し遅いかも知れない。

110619b 街道沿いというより川沿いに植えられた紫陽花は、やはり目をひく。あじさい祭りののぼりもあって、場所はすぐわかるのだが、車を停める場所がわからない、一度通り過ぎて、戻ってくると洗車場の脇に駐車場と書いてあったので、やっと車を停める。後で気づいたのだが、道をはさんで紫陽花の列の裏側に駐車スペースがあり、休憩所もあった。

全長5kmあるというのでさすがに全部は無理だが、D300sに18-200mmをつけて歩き始める。小降りではあったがやはり傘は必要。

遠目には鮮やかに見える紫陽花だが、近づくと痛んだ花が目立つ。中には既に刈られた株もあった。けれど、水際にある紫陽花はそれだけでも風情を感じられる。

見た距離は1kmちょっとといったところだろうか、1時間ほど街道沿いを巡ってみた。

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それなりに楽しんだが、あじさい街道はいまひとつ不満が残ったので、あじさい神社(六篠八幡宮)へ移動。「あじさいの杜」と書いた看板にしたがって進入すると、あじさいがドアを擦りそうな細い道。案内の人に誘導されて奥の駐車場へ。通りがかりに見た「あじさいの杜」は、濃い青が少し薄暗い境内に見事にマッチしていた。

車を降りると雨はほとんど気にならなかったので、傘は持たず、レンズを17-70mmに付け替える。お堂の脇にテントを張ってたこ焼きなどの売店があり、そのわきに募金箱。ここで100円を入れ、あじさいの間にある遊歩道に入っていく。それぞれの株は手入れが良く、見事な色づきである。雰囲気も素晴らしい。

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あじさい神社ではたっぷり堪能させてもらった。ここだけでも遠征の価値があったように思える。

駐車場からは神社の裏から抜ける道があった。次はこちらから入ってくるようにしよう。

ここまで来たついでとばかり、先日訪れたばかりの野市へ。

いつもと違い、売店のある脇に車を停める。さすがに今日は人が多い。最初にまず噴水前に陣取り、三脚をセットして撮影。今回は少しまともなものが撮れた。

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110619b_2 あじさいのある土手の下側の道も歩いてみたが、今年の野市は花が少ないように感じる。今がほぼ盛りと思えるのだが、数年前に来た時はもっと花があふれていたような。

あじさいは売店あたりが終点かと思っていたが、さらにその東側にも伸びていた。こちらの株はまだ密集していないので、後景に流れや対岸の竹を入れて撮ってみる。これも面白かった。

車に戻る途中、サイレンが鳴る。12時のサイレンだ。前回もこのサイレンを聞いたなとおもいながら、野市を後にする。今日は人が多いので昼食は別のところで取るつもり。

結構満足したのだが、このまま帰るのももったいない。どこかの滝に寄ろうと思い、とりあえず大豊方面を目指す。

(つづく)

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