先週に引き続き、那賀町エリアの未訪門滝に挑む。花菖蒲の時期なので、直前まで行き先に迷ったが、栗林公園の見頃が少し先になりそうだし、夜間雨の情報もあるので、滝訪問に決定。
先週と同じく6時出発、同じコースで那賀町に入る。
右の写真は大用知谷の滝三段目。国道の橋から見える滝で、小さいが迫力のあって、何より滝壷の形が面白い。滝めぐりで初めてこの木沢村エリアを訪れた頃には、橋は工事中だったのを覚えている。この滝からすぐ新しいトンネルがはじまり、風景は大きく変わってしまった。トンネルの上を流れる加州谷の滝も、いい形で撮れた時に紹介したいと思う。
先週と同じように林道に入り、少し通り過ぎるとゲートがあって行き止り。本来ここからは関係者以外立ち入り禁止だが、写真以外はとらないし、煙草も吸わないので、大目に見てもらおう。那賀町の観光ブログ(今は消滅しているようだ)にも掲載されていた滝なので、訪問しては駄目ということはないだろう。
先週より少し早く着いたので、9時には装備を背負って出発。ゲートの隙間をくぐり、山道を登って行く。今日はいつもより大きなザック。2月の高瀑で使ったザックだが、これから慣れておことうと思い、交換レンズ4本を詰め込んでいる。落石がゴロゴロしているが、そうでなければ軽四なら楽に通れるほどの広く整備された山道は、少し急なだが歩きやすい。
この時期、視界は木々の緑と地面の茶色だけ。時折赤や白の花が、目を惹く。
山道に入ってすぐ道が分岐する。谷沿いの道を選び30分弱、道が谷の左岸から右岸へと交差する。その場所にあった小滝をコンデジで撮影。実はこの時、大失態だったのだが、それは後で判る。
折り返しながら、山道は高度を上げていく。川と交差してから約20分して、どうも道が川から離れていくように思ったので、GPSを取り出して確認。間違いなく川からは離れていっており、このままいけば、先週訪れた菊千代谷に到達していまう。最初の分岐で間違えたかと思い、引き返す。戻る道は急な下り坂で、歩みは早いがその分注意も必要である。
川と道が交差するところまで戻ってきて、先ほどの小滝とは反対側にも小滝があることに気づく。一応撮っておこうと正面に回り込んだところで、ショック!小滝の向こうに見事な滝が。
最初に小滝を撮影した際、岩陰で合流する流れに気付かず、水音にも気付かなかった。最初に地形図で確認した時、もっと奥にあると思ってしまっていたのだが、帰って確認すると滝のマークは確かにこの場所である。滝のあるのが本流で、最初の小滝の方が支流のようだ。
濡れた岩や、湿って滑りやすい斜面だが、移動はしやすいので、滝に接近しながら、いろいろな角度で撮影。今日も当然ワイコン付き18mmを持ってきている。
平坦な場所がないので、三脚の脚の長さを変えて水平を保つ。スローシャッターなのでレリースを使って1秒の露出。
滝まで戻ってきたのは10時20分、気がつくと11時半になろうかとしていた。少し早いが昼食。これだけの滝を目にして、昼食を別の場所で撮る気にはならない。
食事を終えた後、去り際に数枚撮影して滝を後にする。
この滝の名はへんど滝と呼ばれている。この滝のある谷がへんど谷と呼ばれているからだろう。
「へんど」というとあまりいいイメージがないが、「辺土」かな。
桂さんのHPではこの滝は紹介されていない。立ち入り禁止エリアの所為かも知れないが、冬の姿は素晴らしいそうなので、次の冬に来てみたいと思った。
へんど滝を後にして、山道を戻る。下りなので20分くらいで車に戻る。時間は1時前。
近くにまだ未訪瀑の滝はあるが、この後寄りたい場所もあるので、帰り路も先週と同じく、R193で土須峠越え。
つづきます。
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