週末は写真家気分で

yamtoの週末お出かけ記録

初めての? 山登り 岩黒山のアケボノツツジ

2012年05月07日 | 風景写真

 昨秋から石鎚系秘境三滝をご一緒したKENさんから、白猪谷ルート探索行のお誘いがあった。冬の瓶ケ森挑戦の為の調査ということだったが、冬山を見てみたいと思っていたし、山を歩くにはベテランについて歩くのが一番なので、喜んでお誘いを受けた。
 朝4時半出発。高松の天候は薄曇り、気温は21℃。いよ西条で高速を降り、寒風山から瓶ケ森林道へ。高度を上げるにつれ、薄い雲は晴れ、青空が広がってくる。山歩きには絶好の日に思える。
 いつもより早く、7時過ぎに土小屋到着。8時集合なので早すぎる。土小屋周辺はガスに覆われ、気温は7℃。少し準備体操をして、装備を確認。思っていたより寒かったので、ウィンドブレーカーを着込む。ノースフェイスのこのウィンドブレーカーはコンパクトで持ち運びしやすく、結構暖かいし、フードを広げれば簡易雨具にもなるスグレモノ。こういうときは重宝する。
 7時半になってKENさんにメールを入れると、すぐに電話が。電話をとりながら外を見るとKENさんが歩いてきている。いつ到着したのか気付かなかった。早速支度して出発。
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 最初は岩黒山を登る。土小屋駐車場からすぐ登山道が始まっており、アケボノツツジが目的である。
 道中KENさんが、昨年より一週間早く来たが、少し早かったかなと話していると、ピンクの花が見えた。これはいけるかと話しながら、KENさんご推薦の第一ポイントへ。
 斜面にピンクの花。道を少し外れ、笹の低い藪を掻き分けていくと、丁度アケボノツツジノのバックに石鎚が入る。薄曇の空を背景にしたのがKENさんの好みだそうだが、これが青空だとどんな感じだろう。
201205060759_013_2  KENさんは突き出した岩に登って違う角度で撮っている。続こうと思ったら、急に強い風が吹いて来たのでやめた。 KENさんは強風の中、まったく気にせず岩の上から撮影している。このバランス感覚があるから、山道をスムーズに歩けるのだと思って、うらやましくなる。

 しっかり堪能して次のポイントへ。
強風が雲を呼び、時折雨がぱらついてきた。
稜線上に、一本のアケボノツツジがあり、そこから脇を見ると、いい形の木が目に入る。
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201205060837_081  北東側の斜面なのだろう、バックには瓶ケ森。花開いているのは一部で、上の方が色づいていないのが残念。ここで三脚を取り出し、腰を据えて撮影。
 今日持ってきたのは折りたたみ式の軽い三脚。笹の覆いしげる斜面では軽い三脚は使い勝手が悪い。何とか笹の間に脚を据え、露出を絞り込んで、遠景を生かそうと試みる。
 斜面を少し降りただけで、こちらは全く風が来ない。稜線の反対斜面では、木々を揺らす風の音がしているのに、こちら側は平和そのもの。
 後から来た人たちが、入れ替わり撮影していく中、我々はしっかり腰を据えている。左右・上下に見る角度を変え、アップや広角、ホワイトバランス、露出を変えて、かなりの枚数を撮影。デジタルならではである。
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201205060900_147  ここでもしっかり堪能してポイントを移動。頂上までの山登りをしたことがないと言ったら、せっかくだから頂上まで行きましょうということになり、稜線に沿って頂上を目指す。
 途中、スカイラインを見おろすポイントにピンクの花。花の数が少しさびしいが、スカイラインのくねったラインがポイントになる。
 ここでも風が強かった。少し歩いて稜線を少し下がったあたりで、風をしのぎながら小休止。
 ここでKENさんから文旦を頂いた。思ったより甘い。疲れをいやしてくれる。そうしていると、フードをかすめるように何かが飛んできた。振り向くと。50cm先の枝に野鳥。
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 シジュウカラかと思ったが、帰って調べてみるとヒガラのようだ。急いでカメラを取り出すと、飛び去った・・・と思ったら、すぐ近くの枝へ、そして今度は足もとの草へ、再び最初の枝へ。
こんな機会はなかなかない。出発して1時間半で1日分堪能した気分。

 休憩を終え、再び山頂を目指す。山頂に着いたのは9時40分。ほぼ同時に到達した方に、記念写真を撮ってもらう。バックに石鎚で、いい記念になった。下りはルートを変えて、土小屋駐車場に戻る。

コメント (6)
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