政権交代

8月も終了。例年になく苦戦しましたが、何とか後半で持ち直しました。先日の総選挙。民主党圧勝というよりも自民党さんの歴史的大敗と言ったほうが正しいのでは。あくまでも自民党さんへの政治的不信感に対する受け皿が民主党という構図ではないでしょうか。我々酒類小売業界における、この10年間は構造改革という旗印のもとに進められた規制緩和～自由化によって、異業種参入、過度の販売および価格競争に巻き込まれ、零細な街の酒屋さんは廃業、倒産が相次ぎました。競争力を高めるための企業統合、合併がすすみ、余剰人員の整理、非正規雇用、打ち切りによる企業利益の調整。遣う側、遣われる側、都市、地方間の経済格差によって、社会が随分とすさんだような気がしてなりません。薬物使用、凶悪犯罪・・・。どうせなら、小泉さんに続けて頑張って欲しかった。その後の首相が代わる代わるでは、構造改革路線が結実するわけがありません。日本は、地域に伝わる伝統行事、今でも続く隣組制度など、共生を重んずる風習なんです。鳩山さんが掲げる「友愛」は、まさしく的を射ています。バラ色の政策ばかりに見えますが、必ずマニフェストは実行してくださいね。308議席の責任は重いです。舞鶴出身の民主党小原舞さん、頑張って下さい。期待しています。