梅雨前の晴天が続きます。フランス旅客機の行方が分からなくなっているそうですが、私も年に何回は飛行機を利用しますので想像しただけで怖くなります。
さて、薬の取り扱いに関する法律「薬事法」が改正され、これまで薬剤師がいます薬局のみで販売されていました薬が一部の種類を除き、登録販売者なる資格者をおくことによってスーパーや家電量販店、コンビニなどの異業種店舗でも販売出来ることになりました。約9割の種類の薬（風邪薬などの大衆薬）がどこでも買えるようになるわけです。国としては病院の処方箋による薬にかかる医療費負担の軽減をもくろみ、なるべく薬を買って家で治してくださいと。
ただ、この規制緩和は数年前の酒類販売自由化によく似ています。結果、過度の価格競争を招き、資本力の乏しい街の酒屋さんは疲弊し、廃業、破産が相次ぎました。また、小売店のみでなく、卸問屋などのメーカーと小売店とを結ぶ中間流通業界も同じです。
既に統合、合併などの再編が進んでいる大手薬品製造業界と大手小売流通業主導のもと、零細な街の薬局には厳しい淘汰が待っています。お互い頑張りましょう。酒も百薬の長！
