山クジラの田舎暮らし

岩手県北の田舎に生息する「山クジラ」です。定年後の田舎暮らしや趣味の山行きのことなど、発信していきます。

『村上海賊の娘』=和田竜著

2014-10-15 11:57:30 | 読書

カナダへの旅の中で。和田竜著の『村上海賊の娘』を読んだ。とにかく、行の飛行機の中では、飛行機旅行そのものに慣れていない私はほとんど眠れかったので、上巻を読みながらウトウトしている位だった。それやこれやで13日のトロント出発前に、上下2巻を読み終えてしまった。和田竜は1969年大阪生まれの作家で、早稲田大学政治経済学部卒。2007年『のぼうの城』で小説家としてデビューした。私は『のぼうの城』は小説でも読んだし、映画も鑑賞している。『村上海賊の娘』は瀬戸内海、能島に拠点を構える能島村上海賊の娘で、暴れ者の景姫が主人公の物語だ。時は戦国時代が信長によって天下統一が進められている時代。大坂にある本願寺を信長が攻めている中で、本願寺が毛利に兵糧の支援を求め、能島村上も加わった大船団が大阪湾に攻め寄せた時の話だ。いわゆる木津川海戦である。村上海賊には隠された鬼手(きしゅ)として、女を戦船に乗せ、全員を鬼のようにはたらかせるという方法があったという。景姫がまさにその役割をはたし、信長側の水軍を撃破し兵糧の運び込みを成功させるという話。これに先立った『水軍はるなかり」という小説も読んだが、これは信長側で次の海戦で、毛利方を徹底的に破った九鬼水軍を描いた話だ。比較しながら読んだが、なかなか面白い話だ。


カナダ旅行の報告

2014-10-15 08:56:31 | 旅行

10月10日。成田空港で長男が合流しいっしょに17:50分成田発のエアカナダ2便で出発した私たちは現地時間の10日、16時台にトロントに到着した。次男が車で迎えに来ていて、トロント市内の彼らの住居に。彼らの部屋はマンションの18階にある。とにかく、12時間近い飛行はエコノミークラスの座席では相当大変だった。こうしてカナダ3泊4日の旅が始まった。次男のマンションで次男の子どもたちと対面。上の子は2歳の誕生日を迎える直前で、言葉も増え、行動も活発になっていた。とりあえず孫2人を記念写真を写す。

孫2人と

その晩は、近くの「日本料理」店で会食し、私たち夫婦は次男が予約しておいたビジネスホテルへ行く。歩いて5分位のところにあった。ビジネスというが、かなり大きな部屋である。ただ、カナダのホテルのお風呂は当然、「完全洋風」で入った気がしないのが残念。翌日は朝7時に、次男の家に行き朝食を済ませ、車でナイヤガラの滝を見物に行った。カナダでは最大の観光地で、とにかくたくさんの観光客が歩いている。私たちは、カナダ滝を見学。全体の風景を眺め、料金を払って滝下にも降りて見た。トップの写真が。その滝の下での写真である。さらに、トンネルに入り滝の裏からも見学。最初は発電所がつくられたそうだが、今は世界的な観光地と化している。

滝の裏

その後、農村地帯にあるレストランで昼食。この時出された、地物のワインは美味しかった。その晩は、帰宅途中で魚屋によってお刺身類を買い、次男宅で「手巻き寿司」をつくって夕食。私は、得意の「芋の子汁」をつくる。ただ、生のサトイモは手に入らず、冷凍して輸入したサトイモでの調理となった。食後、私たち夫婦はホテルに移動。台風19号が日本列島を直撃する形で進んでいるので、帰国の飛行機が無事に飛べるか心配でほとんど眠れなかった。

翌12日は、次男と上の子と遺書にCNタワーを見学に行く。次男の妻も同行してベトナム料理店で食事をしたが、ベトナム麺はやはり香辛料の遣い方が我々の味覚とは合わなかった。次男の妻とはわかれ、私たちは地下鉄でCNタワーに向かう。スカイツリーがつくられる前は世界一の高さを誇る電波塔だったらしく。ここも観光客がひっきりなしだった。

そびえるCNタワー。

エレベーターで展望台まで上り、さらにその上の展望台まで上がってみた。オンタリオ湖、トロント市内が一望できる素晴らしい眺めだった。ガラスの床の展望室で孫と写真を写す。

タワーから降りて、次男が買い物をする間に、私は孫を連れて、鉄道公園らしき場所に行った。そこには、横断鉄道建設当初に走ったと思われる蒸気機関車などが展示されていて、ミニSLがのどかに汽笛を響かせていた。

孫と2人で

その晩は、家の近くにある中華レストランで会食。次男の妻も参加し、新生児も連れての会食。この日トロントに来ている長男夫妻も一緒に全員で記念写真を写した。

台風19号は、予想よりもさらに速度を上げて日本列島を縦断したので14日の到着時刻には影響がないということで、予定通り帰国が可能と判断できたのでこの夜はやや熟睡が出来た。13日朝は、7時にチェックアウトし次男宅で朝食を済ませて、車で空港に向かい。次男一家の見送りを受けて帰路についた。

妻の金沢出張の際は、台風18号の影響で飛行機が飛ばす、急きょ陸路に切り替えて金沢方面に向かったが、今回は台風19号で帰国便が飛ばないという可能性もあったが、無事飛行できた。我々夫妻は英会話はほとんどできず、イエス、ノー位で旅をしてきたが、まあ。何とかなるものである。

カナダの印象は、治安は良く安心して旅行ができるようだと思った。ただ、移民で出来上がった国であり、自前の食文化はあまり発達していないようだ。それでも。カナダのワインは美味しいものがある感じがした。ともかくも3泊4日のカナダ旅行は、満足出来る旅だった。

 

 


今朝の山賊食堂(10月15日)妻が起きないので今朝も開店

2014-10-15 07:48:33 | グルメ

10月15日。おはようがんす。昨日、午後4時30分頃成田に着き、東京駅から「はやぶさ33号」で八戸に行き、自宅には午後11時過ぎに着いた。ざぶっと風呂に入り、お湯割り焼酎は2杯飲んで就寝。今朝は4時に起きて新聞配達。5時にはいったん布団に入ったが、6時になっても妻のおきる気配はない。そこで、やむを得ず起きだして朝食の準備。

とにかく旅をしている間に、義妹と義父の二人だけの生活で、一応買っておいた食材がかなりなくなっているので、冷凍庫の物やレトルトの物などを加工してならべた。冷凍しておいたシマホッケを焼き、コマツナの辛し和えをつくり、冷凍のコロッケをあげ、冷蔵庫に残ってた野菜を湯がいて温野菜サラダ、干し海苔を切り、レトルトの切り干し大根の煮物をあたためた。味噌汁はワカメに玉ネギ、マイタケ、豆腐。やはり自分の好みにつくって食べるのが一番美味しい。カナダに旅していての一番のストレスは、外食が多く、2日目の晩御飯に「いものこ汁」をつくった位で、料理番をする機会がなかったことかもしれない。カナダの旅の詳細は、だんだんあげていくので、よろしく。