山クジラの田舎暮らし

岩手県北の田舎に生息する「山クジラ」です。定年後の田舎暮らしや趣味の山行きのことなど、発信していきます。

『水軍はるかなり』=加藤廣著

2014-06-02 07:39:35 | 読書

どうも最近は農作業の疲れのためか、なかなか9時過ぎまで起きていることができない。意識を失うように寝付いてしまうのである。そのかわりに、朝は異様に早く目が覚める。配達に出る4時までの間と、5時に戻って朝食までの間に本を読む。現在は、できるだけ図書館で借りられるものを借り出している。北方謙三著の『水滸伝』を全巻読もうと思って読んでいるのだが、前回図書館で加藤廣著の『水軍はるかなり』という本が「新刊」コーナーにあったので借りておいた。この本は2014年2月25日、文芸春秋社の発行なのでかなり新しい。この物語の主人公は九鬼嘉隆の跡継ぎであった九鬼守隆である。守隆が、信長、秀吉、家康という3人の天下取りをめざした武将とかかわり、家康の晩年、海外との海戦をも想定し、造船の工夫などをするのだが、家康の死去で鎖国体制のもとで、そういった水軍への道ははるかになった。「墓前をわたる松籟は、遥かな水軍の夢を嘆く守隆の声を、まだ見ぬ南国に向けて、今も囁き続けているだけである」が、締めくくりの文章として書かれている。九鬼守隆という人物が主人公の小説はまったく初めてで、興味深く読んだ。


ワラビの辛し和え

2014-06-02 07:28:00 | グルメ

おはようがんす。昨日は、田んぼに水を入れたまま、休耕田で除草作業。暑い~!!昨日は11時から久慈平岳で「山開き」という名の春祭りがあった。久慈平岳山頂直下に結構な広場があり、その一角に久慈平神社がまつられている。この地域は以前は馬産地であったので、馬による参拝登山がおこなわれる。私が、大野久慈家に入った頃は稲刈り後の稲を車が通れる道路まで出すのに馬車がが活躍していた。荷役をつとめる馬は、足も太くごつい奴だった。田んぼの前の農道が下側に通って、軽トラや他の農業機械が入れるようになったので、今はそんな風景は見られない。当時は、かなり離れた中学校の隣の畑まで運んで「ハセ」にかけ、約1ヵ月天日に乾燥し脱穀したものらしい。というのも、冬至は田植えと稲刈りの時に手伝いに来るだけで、その後の作業は実見していないのである。今は、コンバインで刈り取って乾燥機に入れ、一晩で仕上がってしまうのだ。

今朝のメニューは珍しくお肉のメニューで、焼き肉がメイン。昨日妻が久慈平岳で採取してきたワラビを湯がいて辛し和えにしたものが出た。新ワラビは辛し和えか、オカカをのせたおひたしが美味しいと思う。

今日も炎天下で除草作業。熱中症には気をつけないと。