晩飯の支度は義妹の役なのだが、少しレパートリーが少ないので朝食の準備をした時に、ブリ大根を作っておいた。スーパーで時折ブリのアラが出ている時がある。そんな時は購入して常備菜的位置づけでブリ大根を作る。特に、秋から冬にかけてはダイコンが美味しくなるので、ブリと合わせたりイカと合わせたり、手羽と合わせたり、ダイコンだけを煮たりと色々料理ができる。
まず、ダイコンを適当な大きさに切る(今回は輪切りではなく斜めに切っておいた)。ブリのアラの血の部分をできるだけこそぎ取って(残っていると生臭くなる)、熱湯をかけておく。鍋に水と出汁コブを入れ出汁を取っておく。この出し汁にまずダイコンを入れ火を通す。ダイコンに火が通ったら熱湯をかけておいたブリのアラを入れ、みりん、醤油、料理酒で味を整え、生姜を薄く切って入れて生臭さを消す。後は、じっくり煮込めば美味しいブリ大根が出来上がる。煮物は時間を味わうもので、つくってすぐでは美味しくとも何ともない。手間がかかっていることを理解できる人にしかこの味はわからないだろう。