東京放送開局40周年記念でつくられた、市川染五郎主演の「竜馬がゆく」のDVD(4本)を久慈市内のツタヤから借りてきて視聴した。かつて萬屋金之助の主演のものを観たが、あまりにも大物俳優だったのと少し個性が強すぎでしっくりこなかった。市川染五郎の主演の映像ははじめて観たのだが、なかなか好演していたと思う。
原作である司馬遼太郎の『龍馬がゆく』はかなり昔に読んだ。そしてこれをもとにかかれた漫画『おーい龍馬』なども読んできた。司馬遼太郎氏は『龍馬がゆく』で書いた龍馬像は史実の通りではなく司馬遼太郎氏自身の解釈とかが入っていることを何かで書いているものを読んだ気がするが、幕末という時代を激しく生きた青年たちの姿というのものは坂本龍馬であれ高杉晋作であれ、なかなか興味深いものがある。社会の変わり目で、その変革に取り組み道半ばで倒れていったたくさんの人たちに思いをはせたい。
時は今、アメリカ言いなり、大企業最優先の自民党型政治が「ドーピング型の勝利」(菅原琢氏)の上に、消費税増税をはじめ悪政の限りを暴走で進めようとしている。参院選ではこの自民党型政治の対極にいる共産党を躍進させたが、99%の国民に犠牲を強い、1%の利益のために奔走する安倍政権が国民的な反撃を受ける、やがてぼろぼろになっていくだろう。その時、この政治を変えたいという若者が続々登場してほしい。龍馬の時代と違い、「命がけ」の仕事ではない。それは1票を投ずることであり、その行動をする人を増やすことだと思う。
今日は、参議院で小池さんが予算委員会で質問に立つ。テレビで中継されるので、ぜひ多くの人に観て欲しい。