山クジラの田舎暮らし

岩手県北の田舎に生息する「山クジラ」です。定年後の田舎暮らしや趣味の山行きのことなど、発信していきます。

岩手山の七滝へ

2013-10-15 12:22:29 | 山行き

 前の晩、義父が「通帳とハンコがない」と騒ぎ立て、義妹が持って行ったと主張し「裁判ではっきりさせる」などとのたもうていた。私が、「明日の朝家探しするから」というととりあえず納得したので、14日の8時過ぎから彼の居室の家探しを始めた。「女やめもにゃ花が咲き、男やもめにゃうじがわく」といわれるが、うじこそわかないがまったくの「ごみため」状態。本を読むのは良いが、あろったけの本を積み上げ、どこに何があるか分かったものではない。自分で預金をおろしてきてどこかにいれたのだろうが、これではわからなくなるのが当たり前なのだが、その責任は家人に押し付ける。ま~かなり以前から「認知症」を発症していることは承知しているのだが、何せ医療を信ずる気持ちがなく、調子が悪ければ「絶食すれば治る」などと言って食事をしないから見る影もなくやせ細っている。それでも2時間近く捜索した結果。ほとんどゴミ箱状態の箱の中から、ほとんどゴミのような紙入れの中に相当額の残高のある通帳や保険証が出てきた。近くには軍手があってその中に、ハンコが2つ入っていた。一番嫌いな長女のムコ(私のこと)が発見したので、まあその日は「どうもありがとう」と言っていたが、いつまで覚えているかわかったものではない。

 そんなこんなで家を出たのが10時を過ぎてしまった。九戸インターから高速に入り安代ジャンクションで東北道、松尾八幡平インターで降り、柏台へ向かう県道を走る。途中に「イーハートーブ火山局」という火山防災情報館があるので見学し、隣の産直に入ると美味しそうな早生フジがあったので試食してから1袋購入(500円)。この施設を出て、柏台方面へ向かうと何と渋滞が発生している。八幡平の山頂付近に紅葉狩りに行く車や「山賊祭り」に行く車らしい。そこで、火山局のあった交差点まで戻って中山荘の脇をとおって西根からくる県道に出ると無事に車は流れていた。12時30分頃登山口に着いたが、ここも車でいっぱい。バックで途中まで戻って道路わきの空き地に車を止め、七滝登山口から歩きはじめる。道は急なのぼりは最後に少しあるだけで1時間とちょっとで七滝に着いた。私の高度計は760㍍を表示していた。七滝前で一人ずつ記念写真を写した。滝は、紅葉に少し早い林の中を落ちていて見た目には綺麗な水に見えるが、上流に「大地獄谷」があって、火山性の奮起があるためおそらく硫黄をふくんで酸性が強いのではないかと思う。

 この日は、七滝でやめて下山し焼走りの入り口から平笠地域を通って、西根道の駅に寄った。ここも車でいっぱい。少し離れた第2駐車場に車を止め、産直で少し買い物をした。私は、今晩飲もうと思って「鷲の尾」の金印の720ml瓶を購入した。八幡平市西根にある「鷲の尾」は小さい蔵だが、隠れた銘酒である。

 3時30分にはこの日の宿にとった「ユートランド姫神」に着く。この施設は合併前に玉山村がつくった施設で、温泉と宿泊施設があり、産直施設も入っている。

左=ユートランド姫神、右=夕食