乙女の靴音

    
    〜 一歩・二歩・山歩 〜

  
          

高千穂の夜神楽 2016

2016-12-18 | 観光
12/17(土)一夜限りの神遊び

「祈りと伝承の里 高千穂の夜神楽」に出没



夜神楽とは
秋の実りへの感謝と翌年の豊穣を祈願し
11月の末から2月上旬にかけて
里ごとに氏神(うじがみ)様を神楽宿と呼ばれる民家や公民館にお招きし
夜を徹して三十三番の神楽を一晩かけて奉納する昔からの神事

村道には神の道として道注連(みちじめ)が張られる
注連縄は七五三で編まれ
天神七代・地神五代・日向三代を意味しているそうで



自然界の神々と里人の生活との絆が表現され
その結界の中で一年に一度
山間で生きる高千穂の里人は神々と神遊びを行う



三田井(磐下大権現)「浅ヶ部地区」の神楽宿は興梠哲寛様宅
熊野神を祀る磐下大権現社の氏神祭として
年ごとに五つの小組順送りで
庭には「山」と呼ばれる一間四方の外注連(そとじめ)が設けられる



先ずは氏神様を迎えるため岩下神社に向かう道中には・・・

浅ケ部は天香具山(あまのかぐやま)の山裾に広がる世帯数90戸の集落で
1831年から1834年にかけて天保の大飢饉にあい
里の有志が四国八十八ケ所の寺院の土を持ち帰り
集落内に八十八所の石仏を安置して、開眼・開場され



浅ケ部八十八ケ所霊場めぐりの案内もありますよ



太陽がいっぱいで穏やかな里山の風情に包まれ



午後2時から大熊野三社大権現(岩下神社)にて



神迎えという神事から始まります





神社に奉納された御神酒とお豆腐が振舞われ
恩恵をいただきます



境内で神事が行われた後
獅子頭が出現



集落の家々に立ち寄りるとご馳走をいただいて
お腹が膨らみます



お神輿を先頭に舞手が道神楽を舞いながら



神楽宿に向かいます



太鼓や笛の音に導かれ



地元の人たちと一緒に



神話の里の神々の行列は村中をねり



道行(みちゆき・神楽宿に土地の神々をお連れするための御神幸)は



神楽宿へ到着



17時にやっと舞い入れとなり



1番 彦舞(ひこまい)
猿田彦命が天孫降臨のおのころ島に見立てた一斗桝に乗って四方割りを行う



神庭の注連縄に飾られている切り絵は「彫物(えりもの)」といい
文字や干支、鳥居などが刻まれているそうです
2番 太殿(たいどの)



3番 神降(かみおろし)
4番 鎮守(ちんじゅ)
5番 杉登(すぎのぼり)



深夜12時まで続きます
神楽の間は食べる・飲む・寝るは自由だそうですが
持ち込んだ御神酒と肴をいただきながらも20時でギブアップ
(飲み干し夢心地)

日本の神話や伝説の中に登場する神々との出会い



     夜神楽の文化と神聖な踊りに触れ
     一夜限りの神遊び
     夢空間に舞い込みました。。。












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