乙女の靴音

    
    〜 一歩・二歩・山歩 〜

  
          

全国石橋サミット プレイベント2016

2016-11-26 | 日記
11/25(金)熊本地震・石橋は生きている
         緑川流域の石橋が語り始めた

主催 緑川流域広域連携事業実行委員会
(美里町 御船町 甲佐町 山都町 熊本県県央広域本部宇城地域振興局 上益城地域振興局)

熊本地震により県内の石橋345基のうち30基余りの石橋が被災しました
古いものは200年以上前から、私たちの生活と風景に溶け込んできた石橋たち
今、大きな傷口をあらわにして、訴えています
自然の巨大な力の前に、先人たちの知恵と努力と技術の結晶は失われていくのでしょうか

傷ついた石橋から何が見えてくるのか・・・
未来への橋渡しのため、多くの力を秘めた石橋たちが
今、私たちに問いかけます

・・・という演題に集う

清和文楽館にて参加者約、200名



「緑川流域の眼鏡橋 被害状況と修復について」

基調講演 上塚尚孝 氏(前八代市東陽石匠館館長、日本の石橋を守る会事務局長)
基調報告 尾上一哉 氏(日本の石橋を守る会技術部長、肥後種山石工技術継承講座 世話役)

石橋の歴史や現状報告

先人が残した見事な石橋が洪水などにより被害を受けた場合も
文化財として適切な技法で修理できる石工技能者は
極めて少なくなってしまいました

そこで「日本の石橋を守る会」では2011年から

先人の技術と心意気を絶やしてはならないという思いで
石橋構築・修復技術者の養成を図る事業を立ち上げ
「肥後種山石工技術継承講座」を開催

目指せ現代の種山石工!
石橋を愛する人々の手によって
地域の、そして日本の建築技術の“宝”である「種山石工」の技を
後世に伝えようとする取り組みだそうです
興味を持つ参加者も年々増えている状況


矢部高校に於いても「石橋石工体験講座」

国内最大、かつ最高の技術を持つ石橋として有名な通潤橋がこの町に在る
国内の石垣の技術の頂点にある石橋の造り方を
学習する場として、国内唯一の最適地は山都町だと言える
ここで石橋石工の技を学ぶことは
国内全域の石造文化財を維持修理する技術を得ることになり

日本の美しい古里の風景を創り出す技術を伝え
矢部高生だけが持つ貴重な技術文化として
身体に蓄えさせたいという取り組みも実施されたそうだ




続いて、パネルディスカッション「石橋の魅力を語ろう」

コーディネーター 岡本哲夫氏(山都町副町長)
パネリスト 下田美鈴氏(前山都町立図書館長)
      井澤るり子氏(美里フットパス協会会長)
      沖田昌史氏(御船町観光協会副会長)

それぞれの石橋への関わりと思いが述べられ




石橋は日常生活の中に溶け込み人々の暮らしを支え続けている
石橋の魅力を後世に伝え、地域活性化に繋げるための
様々な観点からの提言があり


 
   長い歴史に培われた
   技術文化財を修復し、後世に伝える課題に向けて

   来年の「全国石橋サミット」
   世界に誇れる日本の足跡を
   石橋の魅力を全国に
   発信していきましょう。。。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お天気

<script type="text/javascript" charset="utf-8" src="http://feed.tenki.jp/feed/blog/script/parts/point_clock/?map_point_id=682&color=0&size=large"></script>