乙女の靴音

    
    〜 一歩・二歩・山歩 〜

  
          

荒島岳 1,524 m

2016-09-27 | 登山
9/18(日)雨〜〜〜

中央アルプス山行のため1週間近く留守して
アップが遅くなってお待たせです

翌日の荒島岳でしたね
覚えているかな?

奥越高原県立自然公園のほぼ中央、大野盆地の南東に位置する荒島岳
「大野富士」とも呼ばれる名峰

晴れているとこんな風景



4:30 朝もお弁当の予定だったが宿での朝食となり
5:00 出発時間を迎えるがやはり外は雨模様

結局、参加者は5名に絞られ
残りの8名も同時出発で全員バスに乗り込むと

なぬ?城主が客室の金庫に大金?を置き忘れたと…
ウンチャンにお願いして後で宿に寄ってもらいましょうか

まだ暗い林道を登山口に向かって40分
中出登山口駐車場に到着

レインウェアの完全装備で6時スタートですが
残留組の皆さんはどうする??

行程はピストンではなく縦走予定のため勝原に下山となるが
登山中、進行が不可能と判断された場合は引き返すという条件つき
残留組はバスの中で待機となる

取り敢えず、金庫が気になるのでホテルに戻って大金確保
再度、バス待機も途中、雨が上がり
皆さん登山口周辺を散策したらしい



決行した我々は雨にも負けず長い林道を汗しながら
4回ほど林道と交差し
荒島岳中出登山口から入山



高度が上がると雨も止み
下界には田んぼのパッチワークアートが輝く



雨降り展望台、おおこば展望台を過ぎ
空が明るくなって気分も上昇
小荒島はスルー
縦走する連絡を入れると程なく
8:37 小荒島分岐から急に風が強くなって雨も降り出す



9:12 荒島岳の分岐のシャクナゲ平に着くとかなりの雨
ここから山頂まで1時間のコースタイムだが
ガイドは登頂を断念し勝原登山口に下山の決断
残念ながらも納得



勝原ルートは次第に激下降
足元なんか気にしない
ピッチピッチ〜 チャプチャプ〜 ランランラン〜

キノコの花もしっとり



滑りやすい急な木段は要注意
幻想的なトトロの木



ブナの原生林に包まれた前方に突如クマ?出現にびっくり!!
いや、熊のような単独の登山者でした
この悪天候でも入山するカップルとも行き交い
マイナーな山ながらさすがに百名山だ



ジャブジャブと川の流れに身を任せて
11:20 勝原スキー場跡地の登山口に下山するも迎えのバスはまだのようだ



バスのドライバーに連絡すると残留組は温泉で寛いでいるとか
この周辺をトレッキングして雨に濡れたそうだ

昼も近いので弁当を食べながら待って合流し
再度、温泉で休憩タイム後

スケージュールに余裕ができ永平寺観光に合意

JR越美北線は別名「九頭竜線(くずりゅうせん)」
1車両編成の田舎のローカル線



車窓からの
勝山城(かつやまじょう)は天正8年(1580年)に
柴田勝家の養子である柴田勝安 によって越前国勝山に築かれた城郭
石垣から鯱までが57.80mと日本一の高さを誇り

この五層六階の巨大な天守は
関西でタクシー会社を経営して成功した
多田清氏が私財を投じて建設し勝山博物館として
700年の歴史を物語る文化遺産が数多く展示されているそうです

立派な越前大仏も奥の方に



永平寺にやってきました
前回は白山登山時に訪れているが

永平寺は道元禅師によって開かれた坐禅修行の道場
曹洞宗の大本山
古杉の林立する中に回廊で結ばれた七堂伽藍が 整然と並び



連休とあってか参詣客も多く



おなじみの雲水さんが法話をまじえながら七堂 伽藍などを案内



さらっと一回りして



道元禅師の生涯を描く歴史ロマン映画 「禅 ZEN」を思い起こす
喜びも苦しみも涙も…あるがままに

禅の悟りを詠んだ
「春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかり」

人間の尊い命は日常的な修行の場において
修行とともに実現されていくものだそうですよ

あるがままを受け入れるということ





   悟りの世界から現実に戻り

   結局、雄大な荒島岳の全容は見られないまま
   山頂からの白山連峰の絶景もお預け
   またのお越しを……


   帰路も米原〜新大阪〜博多〜熊本の列車の旅
   出会い、触合い、語り合いを楽しんで


          今回の遠征山旅はおしまい

          お疲れ様でした。。。








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