デイケアサロンの麻雀に、ボランティアの男性が参加することがある。その一人であるHさんは、昭和15年の生まれで、私より5つしか年下でないのだが身体は若い。メンバーを送り迎えする乗用車の運転も手伝っている。福岡の出身なので、少し野球のことを話してみると「昭和21,22年の中等野球で小倉中が2連覇した」ことは知らなかったが、昭和30年代の西鉄ライオンズ黄金時代の話になると目が輝いた。ご存じの方はもう少ないかもしれぬが、「日本シリーズで巨人と戦い、3連敗から4連勝した」のが昭和33年だから、Hさんは中学生になっている。その想い出なら1時間でも2時間でも喋りたいという顔になる。
家人は高齢(65歳以上)コーラスグループに参加していて、毎週2回、老人ホームへ唄いに行っている。ボランティアである。曲目はグループのリーダーが選ぶようだが、家人が時々『銀座カンカン娘』を唄っているのを聴いていると、凡そのことが想像できる。あの頃の歌は数が少ないし、誰もが歌に飢えていたから、歌詞も忘れていないだろう。
昔、勤労奉仕という言葉があった。無償ということでは、いまのボランティアと同じである。しかし、前者には強制があった。後者は善意である。善意だけでなく、楽しみも伴う。好い時代になった。
家人は高齢(65歳以上)コーラスグループに参加していて、毎週2回、老人ホームへ唄いに行っている。ボランティアである。曲目はグループのリーダーが選ぶようだが、家人が時々『銀座カンカン娘』を唄っているのを聴いていると、凡そのことが想像できる。あの頃の歌は数が少ないし、誰もが歌に飢えていたから、歌詞も忘れていないだろう。
昔、勤労奉仕という言葉があった。無償ということでは、いまのボランティアと同じである。しかし、前者には強制があった。後者は善意である。善意だけでなく、楽しみも伴う。好い時代になった。
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