米国製ドラマ『刑事コロンボ』は、最初の15分の間に犯罪が行われ、つまり視聴者は早くから犯人(殺人者)がわかる仕立てになっている。コロンボは種々の証拠を集め、証言を積み重ね、動機を探る。そして、最終場面は思ったよりシンプルで、おや?と感じることが多い。別の言い方をすれば、犯人はもっと粘れるのに…と思う。『相棒』の杉下右京さんも、ラストを簡単に締めることがあって、右京さんが犯人に向かって、「あなたのやったことが、何人の人を悲しませたか、考えたことがありますか!」と怒鳴りつけると、それまで弁解を続けていた犯人がピタリと沈黙して、「はい、それまで」になる。犯人への質問も面白い。たくさんの問答のあとで帰りかけ、出口のドアを半分開けてから振り返り、「あ、そうそう、もう1つだけ」と人差し指を上げるのも同じだ。 ドラマが出来たのは、『刑事コロンボ』が先だから、『相棒』の作者が先輩を真似たと思うファンも少なくないだろう。更にもう1つ、三谷幸喜さんが書いた『古畑任三郎』があって、これもコロンボ先輩を参考にしているなぁと感じることがある。もちろん、先輩を真似てはいけないということはない。
私は最近、『刑事コロンボ』の録画を細切れで観ているが、そうすると、別に録画してある『相棒』を観るのが面倒になったりする。
私は最近、『刑事コロンボ』の録画を細切れで観ているが、そうすると、別に録画してある『相棒』を観るのが面倒になったりする。
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