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痩せる

2013-06-27 21:54:21 | 日記
3年前の夏に大病を患った。3週間の入院生活を経て退院する2日前、昔からの友人A氏、B夫妻、C夫妻が不意に見舞いに来てくれた。みんなと会うのは久しぶりだった。私がB夫人に「少し痩せましたか?」と訊き、すると彼女は「とんでもない」と大きく左右に手を振った。私は正直な印象を言っただけだったが、夫人はそれをお世辞と受け取ったようだ。この例に限らず、いまや「痩せる」というのは一級の褒め言葉であるようだ。   3カ月で10キロのダイエットに成功!といった言葉を並べた(本や薬などの)広告が目立つが、dietには「痩せる」という意味はない(単に、健康という言葉であって、もちろん、肥る健康だってある)。 痩せる→カッコイイという神話はどこから生まれたのか。肥満が健康によくないのは私程度の頭でもわかるが、一方で、いちばん長生きするのは小太り体型だというデータもある。 昔、恰幅がいいという形容があった。少々肥り気味のガッシリとした体躯、ダブルのスーツがピッタリの重役タイプ、具体例で言えば二本柳寛さんあたりか。いや、これは少し古いし、男性よりは女性の例の方がいいだろう。 森公美子さんというシンガーがいて、オペラ歌手らしく豊かなボディだ。もし、モリクミさんが何10キロかのダイエットに成功して、今の半分ほどのスリム体になったらどうだろうか。私が言いたいのは、それぞれの魅力ということであって、ただ痩身・スリムに誰もが憧れ、食べたいものを食べないでいる人達の神経が不可解ということだ。

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