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酒の力

2013-06-29 09:40:01 | 日記
最近のことはわからぬが、私が受験した平成4年のときの宅地建物取引主任者試験は、50の問題を120分で解く仕組みであって、50歳を過ぎた私には時間的にギリギリであり、その対策として、受験場に向かう車の中でポケットウィスキーを1本呑み、結果として、それが成功(合格)につながった(このことは、以前に少し書いた)。 言い方を変えれば、アルコールの力で頭の回転がよくなったことになる。 麻雀も、たいていの場合は呑みながら打った。勝率もよかった。アルコールのおかげで気が大きくなったわけではない。 生まれつき気の小さな人間が、何かの影響で気が大きくなったりしたら、ギャンブルは必敗である。酒を呑んでも麻雀に勝てたのは、自慢になるがカンが冴えたからだと思う。 一方、呑みながらの将棋がダメだったのは、金を賭けていないからだと思うし、それが小心者の小心者たる所以である。   よく、異性を口説くのに、酒の力を借りるということが言われるが、そのことは理解でき、それこそが、気が大きくなるということの典型だろう。 しかし、これを裏返しにすると、アルコールに背中を押してもらわないと、愛の告白すらできないとなるし、私はそういうケースをいくつか知っているが、たいていは失敗に終わっている。 異性を口説くなら、酒の力など借りず、正々堂々と~とかっこよく言いたいが、私にはその資格がない。私は早くから家人との結婚を決めていて、早くから安全地帯にいたからだ。酒の力を借りて若い愛人を口説くだけの甲斐性がなかったことは言うまでもない。

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