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長い、短い

2012-10-30 23:44:47 | 日記
「テーブルスピーチと女のスカートは短い方がいい」とは誰の言葉だったか忘れたが、短い方がいいものの最たるものは、下は夫婦喧嘩から上は国同士の戦争に至るまでのすべての諍いであるだろう。 名将は、戦を始める前に、いつどうやって終戦させるかを考えるというのも至言である。 逆に、短いと困るものもあて、私の場合は脚だった。石原裕次郎さんは、身長182センチ、股下は85センチだったそうだが、私のそれは180,76だった。この脚長の差が最も顕著にあらわれるのが写真であって、長身短脚というのは、どうにも恰好がつかないものだ。 この世でいちばん悲しいのは、幼子・若者の死である。私は小学校6年生のときに、生後1年に満たぬ従弟(叔母の子)を見送ったことがあり、また兄代わりだった3人の叔父(父の弟達)も35年以下の人生だった。それに比べて、だらしがなく生きてきた私は、明らかに生き過ぎであり、御先祖様には申し訳ないと思っている。さらに、長くなってしまって申し訳ないのが結婚生活で、来年2月で51年になる。夫達の9割は、妻に申し訳ないと思いながら生きているのではないかと推察するが、違うだろうか。特に私は、健康年齢ということで家人より10年以上老化しているから、これまた生き過ぎて申し訳ないのである。しかし、申し訳ない+ありがとうの表現をどうすればいいのかがわからない。わからぬままに、今宵も水割りを呑んでいる。

アルバイト

2012-10-30 23:32:42 | 日記
テレビで出演者が「〇〇のバイトをしていたときは辛かった」と話すのを聞くことがあるが、私には、バイト時代の辛い(イヤな)思い出がひとつもない。別に、易しい仕事を選んだり、ラクでないものを避けていたつもりはないから、偶然の幸運ということなのかもしれないが。 バイト(アルバイトとは、ドイツ語で単に労働という意味であり、副業のことではないが、ま、その辺は日本的なニュアンスで読んでいただきたい)は、少なくとも、その1日目からしばらくの間は新入社員であり、すなわち周囲はすべて先輩である。自分が21歳であったとしても、19歳の女子社員の方がセンパイである。 センパイにもいろいろあるが、いちばんありがたいのが(失礼な言い方になるが)教えたがり屋タイプの人物だ。もちろん基本は親切心であるが、それに教える喜びが加わるから、教わる方としては、時には怒られることがあったりしても、気持ちは通じる。 人はそれぞれに、若き日の経験が栄養になって成長するが、私の場合、最大の栄養は、バイト時代に蓄積されたような気がしていて、そのことをいちばん強く思うのが、人との付き合い方だと思っている。 高校生の孫が鮨店でバイトを始めた。いいことであり、うれしく思う。むろん、金銭のありがたみを知ることもあるが、なによりも、人と出会う、人に教わる、人を理解することが大きい。