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失恋

2012-06-07 21:12:00 | 日記
失恋という言葉は哀しい響きを持っているが、そもそも、どういう場合を言うのかが、知能指数の低い私にはよくわからない。 60年前、一般家庭にはまだ電話が普及していなかったから、女子に対する男子の意思表示の第一ステップは手紙(下手くそなラブレター)が礼儀だった。手紙を出して1週間、返事がなかったら、それは失恋だろうか。 多くの場合、ラブレターはダメモトのようなものがあって、それが空振りに終わっても、さほどの落胆はなかった。サラリーマンAが、同僚のP子を「次の日曜日、映画に行かない?」と誘って、それが3週間続けて断られた。そのうちに、P子には別の恋人がいることを知って、ガッカリする~なんて話はゴマンとあるだろうが、このケースで、Aは失恋したことになるのだろうか。 仲良く3年間交際していた相手から、ある日突然に「私達、そろそろ終わりにしない?」と言われ、相手に新しい恋人ができたことを知る~これはたしかに失恋かと思うが、そんなことが人生に何度もあるはずはない。  つまり、私は、失恋らしい失恋というものを経験した人間は、数少ないのではないかと思うのだ。藤山一郎さんが唄った『丘は花ざかり』の終章に、「想い想われ散ってゆく ~あの人もこの人も 流れゆく淡い白雲」とあるが、たいていの人の青春(晩夏、初秋も含め)というのは、その辺のところではないだろうか。

ニュースを観る

2012-06-07 03:40:20 | 日記
今朝のニュースは、まず、2人の香川で、1人はサッカーの香川真司君。名門マンチェスター・ユナイテッドへの移籍が決まったそうで、8日のW杯予選でも一発決めてもらいたい。 もう1人が香川照之君で、45歳で市川中車を襲名して、歌舞伎界入りするそうだ。彼の母親である浜木綿子さんは私と同年齢。もう20年以上も前に、家族旅行の途中で立ち寄った真鶴半島で出会ったことがあり(そのときの写真がアルバムに残っている)、大変な美人だったのを鮮明に憶えている。  次は、2人の高橋で、先日逮捕された菊池直子の同棲相手だったのが高橋寛人で、オウムの特別手配の最後の一人の高橋克也が逃亡中だ。菊池直子の逃亡人生はすでに17年、サリン製造にたずさわった罪だから、早く出頭していれば今頃は刑期を終えて普通の生活ができていたかと思うが、そのときは、そういう考えは持てなかったのだろう。  7時前に目覚め、蒲団の中で電動マッサージ器で、脚部と足の裏を手入れする。テレビが今朝の一報を映し出す。5月の中ごろから寝坊になって、5時45分からのテレビ東京(株式ニュース)を観ることが少なくなった。 今朝のトップニュースは、三笠宮寛仁佃戸の御逝去であるだろう。以前、親しい医師にきいたことがあるが、あれほど数多くの手術を繰り返された例は少ないそうだ。 奥様はたしか、吉田茂さんの孫(麻生太郎元首相の姉上)だったと思う。 ヒゲの殿下は、どこかユーモア味のある印象だった。