Takepuのブログ

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周永康また出てきた

2012-05-15 16:33:52 | 時事
人民日報は15日、2面で周永康・党中央政法委員会書記(中央政治局常務委員、序列9位)が9日に中国政法大の座談会で行った講話を掲載した。

同大学は毛沢東、トウ小平、江沢民を核心とする三代の中央指導体制と、胡錦濤同志を総書記とする党中央が重視するなか、・・・・発展してきた、と始める。この中で「胡錦濤総書記」が出てくること8回。短い文章ではないが、「トウ小平」は3回、「江沢民」は2回、「毛沢東」にいたっては1回だ。
以前も書いたが、胡錦濤総書記に大いに気を遣い、忠誠を誓う姿勢が如実に見える。


香港メディアなどによると、英紙「ファイナンシャル・タイムス」が13日付で、周永康は薄煕来事件に連座したと見なされて、すでに権力をはく奪され、孟建柱・公安部長に移譲されており、もはや後継者を選ぶ権力もないと報じたという。このような報道に対する反発、あるいは抗議の意味合いを込めた人民日報の記事掲載と見られる。

別の香港メディアは、周永康は次の党大会で引退することを条件に、何のおとがめもなく平穏に引退できる、ということが決まった、としている。

数日前にもシンガポールの副首相と会った、という動静が伝えられているので、失脚した、ということはないのだろう。ただ、人民日報に講話が載ったからといって、周永康が前途洋々だ、というわけではなく、あくまでも党内の混乱を避けるために講話全文を載せただけで、薄のようにバッサリ切られることはないが、はい、これで終わり、ということなのだろう。


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