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パナソニックが、子会社化した三洋電機(SANYO)の(一部で)人気商品だった縦型動画デジカメ「Xacti(ザクテイ)」の自社ブランド版3機種を発表した。水中撮影もできる「WA10」、高画質モデル「DC15」、廉価版普及機「DC1」の3機種で、三洋電機としての最終モデルと同じ品揃えだ。おそらく見た目の塗装と外部やソフトウエアを多少変えただけで、三洋電機Xactiのモデルをそのまま出しただけに違いない。内臓メモリーが多少多くなったぐらいで、あまり影響はない。
パナの子会社になったことで自社ブランドを急いで出したということだろう。特段愛称をつけていないので「ザクティ」の名は消えることになる。どうせなら、名前ぐらい残せばよかったのに。
三洋電機の最終モデルになかった、筆者が愛用するかつての最高級機種「DMX-HD2000」の後継機は見当たらない。高級機はパナの従来機を使えということなのだろう。「暗いところに強い」というDC15がどのくらいの性能なのか、電池がどのくらい持つのか、気になるところだが、とりあえず今のHD2000とHD1000を大事に使っていくことになるだろう。
性能面を見てみると、パナの新しいテレビから、撮影済みSDカードを差し込むとそのまま見ることができるという。カメラ側の改良というよりテレビ側の問題だろう。そんなのは、かつて紹介したLG電子のBDプレーヤー「BD370」があれば問題なし。とりあえずフォーマットがAVCHDにならずに軽いH264を維持したのは、ユーチューブなどへの投稿に利用しやすい、というメリットをパナ側も認識していたのか。