Takepuのブログ

中国旅行記とか、日ごろ思ったことなどを書きたいと思います

上海に行かなくても

2009-12-17 10:39:31 | 飲食

上海・豫園内にある、行列が途切れない小籠包の店、南翔饅頭店。この支店が福岡にあり「上海行きたい病」が重篤になると散財しに行く。
この日は2時ごろ入ったらガラガラ。「上海蟹ありますよ」の言葉に、値段も雄(公)、雌(母)も確認しないで注文。
日本人は蟹をバラせないと思われているのか背殻が既に外され、体が左右に真っ二つに切られていた。ミソもタマゴもあるので雌だ。活きたまま中国から輸入しているという。味も蒸し方のタイミングも上海と一緒。日本でも上海蟹食べられるんだあ。幸せ…。

鹿児島黒豚小籠包と蟹ミソ小籠包、東坡肉も頼んでしまい7千円超。あ~あ。

夜は性懲りもなく火鍋。目をつぶると頭の中では上海から四川へグルメツアー。本当なら飛行機で三時間ぐらいかな。実際は歩いても20分ぐらいの距離。

辣子鶏、木須肉片、火鍋には羊肉、凍豆腐、鶏肉団子、ジャガイモ、白菜、サザエ。水餃子も頼んでしまった。締めは湯圓。

辣子鶏、火鍋ともいつもより辛く感じた。辣子鶏は唐辛子が以前とかわり、火鍋は普通より辛くしてくれたという。食べ過ぎて胃薬を飲んだ。もちろん辣子鶏を食べたあとの唐辛子はお持ち帰り。

映画「孫文」見た

2009-12-17 00:32:35 | 映画鑑賞

「孫文 100年先を見た男」を見た。原題は「夜・明(Road to Dawn)」。主演はアン・リー(李安)監督の父親三部作の一つ「ウエディング・バンケット」で主演したウィンストン・チャオ(趙文宣)。
孫文生誕140周年記念で2006年中国製作。香港のデレク・チウ(趙崇基)監督作品。辛亥革命成功前夜、9回の蜂起失敗を経て、亡命先の日本からペナンへ移った時期の孫文を描く。
孫文は梅屋庄吉や宮崎滔天ら日本人との交流がよく知られているが、清朝政府の要請で日本政府から国外退去命令が出て、亡命していた日本からペナンに逃れる。革命資金獲得のためにアヘンで財をなした華僑の大物、徐氏に接触。娘の丹蓉(アンジェリカ・リー=李心潔)の恋愛や結婚話、活動への協力などを織り込みながら、孫文本人も長く自らの活動を支えてくれた看護士の陳ツイフェン(ウー・ユエ=呉越)との愛を確認する。
自らが暗殺されるかもしれないのに、革命資金を獲得しようと華僑たちのパーティーで演説するなど、命を狙われる様子がサスペンスタッチで描かれたり、いろいろなエピソードが盛り込まれ、引き込まれた。2時間超の作品だが面白く見ることが出来た。
ところで、孫文の奥さんといえば、いわずと知れた宋家の三姉妹の次女、宋慶齢だが、ま、いろいろとあったんだな。陳はペナンを離れる孫文についていかず、そのままペナンに居ついて、辛亥革命が成功して臨時大総統となった孫文とは二度と会わなかったらしい。
丹蓉役のマレーシア出身の李心潔が、現地人と中国人の混血なのか、エキゾチックで濃い容姿がひきつけた。ペナンの風景や建物も、行ってみたいなあ、と思わせるものだった。