Takepuのブログ

中国旅行記とか、日ごろ思ったことなどを書きたいと思います

川越ぶらり

2009-07-25 12:00:28 | Weblog

 NHKで現在放映中の朝ドラ「つばさ」の舞台になっている埼玉県川越市に久しぶりに行った。小江戸と呼ばれ、「九里四里うまい十三里」と、江戸から川越までの距離(十三里)を引っ掛けて栗よりうまいとされるサツマイモが特産。「十三里」ってサツマイモのこと。って今は芋を栽培しているわけではないけど、芋を使った和菓子が有名。明治の大火で江戸時代の頑丈な蔵造りの家が焼け残り、その後、蔵作りの商家がたくさん建てられ、江戸情緒をかもし出している。
 「つばさ」では主人公の家が老舗の和菓子屋「甘玉堂」で、甘玉(あまたま)という黒くて丸い和菓子がウリ、ということになっているが、もちろん、ドラマの中の架空のお菓子。
 本当の川越では「亀屋」という老舗の和菓子屋がある。亀の甲羅を模した六角形のモナカが有名だが、店をのぞくと「黒玉」という和菓子を発見。これが甘玉の元祖かな? 黒糖を使っているけど、ほんのりとした甘さでしつこくなく上品で美味しかった。

 これ以外にも生菓子をいくつか購入。もちろんモナカもお土産用に購入。和菓子ってきれいだなあ。「亀屋」も含めてあちこちの店で「・・・のつばさ」といったような菓子を売っていた。

 「亀屋」のそばには冒頭の写真の「時の鐘」がある。川越のシンボルで、筆者の少年時代には鐘の建物の下でおばあちゃんが醤油をつけただけのシンプルなお団子を焼いていた。
 その団子の店は少し離れた「菓子屋横丁」にも店を出しているよう。菓子屋横丁の一番奥に、地元・川越商業高(現市立川越高)出身の女優、桜井淳子さんが紹介した店があり、芋羊羹を買った。羊羹といってもゼラチンが入ったぷりんとしたものでなく、ホクホクで本当の焼き芋を食べているよう。完全に裏ごしせず芋の繊維が残ったような食感で甘すぎず美味。

川越商業の女子の制服は今では希少なセーラー服で、川商のセーラー服を着ていた桜井淳子さんは、美少女で本当に目立っていただろうなあ。ミュージカル俳優の市村正親さんも川商OB。
川越高といえばもともと県立がある。県立川越高は蔵造りの通りから時の鐘の前を抜けしばらく歩いた突き当たり。昔の川越城の敷地にある。川越城本丸御殿は高校の隣に移築されているが、現在大規模な保存修理中のようで見られなかった。