朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

夏の虫

2012-08-01 21:20:03 | 21世紀
夏の虫
2012/08/02
 夏の虫と言えば蝉ですね。朝から騒々しく季節感を出しています。早くツクツクボーシが啼いてくれないかなぁと、節電の夏には待ち遠しいです。
 30年ほど前、子供がまだ小さい時、熊本に住んだことがあります。冷房などなく、網戸で風を入れていました。勢いよく飛んできた虫が網戸にぶつかるのです。大きな虫で蝉のようでした。3匹も4匹もぶつかって止っているので、虫籠もって蝉取ろうと子供と外へ出ました。その虫は蝉ではなくゴキブリでした。家の中に居る黒いゴキブリとは違う蝉色の羽の大きいものでした。うんざりして昼間取りに行こうねと家に入りました。
 夏の虫と言うと、「飛んで火に入る夏の虫」と言う格言を思い出します。
 証券会社のセールスは私の事を、夏の虫と思っているでしょう。景気は良くなると考え、買えば上がるので買い増ししていると、ドンと下がり損切でした、損切出来ればいい方で、ワラントを買ったときは本当にゼロになったこともあります。日本株はまだまだ上がると、海江田さんや森永 卓郎さんの講演会で聴き、そうだ、そうだ、日本株はまだ上がると買ったところ大きく下がり、今考えると、夏の虫だったと反省しています。しかし、未だに、日本株は何故こんなに安いのか?と不思議に思っています。

 夏の虫より秋の虫の鈴虫・松虫などの啼き声が良いなと思うのは年取ったせいでしょうか? うちの狭い庭でも秋になると虫の声は楽しいです。虫の声を聴いていれば不眠症など飛んで行ってしまうだろうと思いますが、虫の声療法などありませんね?
 虫も数が少ないとかわいいですが、多いとどうしようもありません。墓掃除は重装備で行きますが蚊の大群・蜂の大群が来れば逃げるしかありません。
 昔の映画「大地」の無声映画をみたことがあります。「蝗軍(コウグン)来たる」と字幕が出て、イナゴが雲のように飛んでくるのは、すごいなぁと感心したことがあります。
 春の虫というと。かわいいばかりですが、蝶・てんとう虫ぐらいですね。
 夏の虫では「蛾」も想い出があります。田舎の外トイレに用足しに行った時、樹が息をしているように動いているのです。不思議に思い懐中電灯で照らしてみると、それはイチジクの樹で、蛾がたかっているのです。蛾の太ももが口の空いた実にはまって汁を吸っていました。それらの蛾がリズムを合わせて翅を動かしています。それが呼吸している感じなのでした。それからイチジクは20年くらい食べられませんでした。今は美味しく食べています。