朝礼の話題

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黒崎の発展策

2012-08-17 21:50:13 | 21世紀
黒崎の発展策
2012/08/18
 10年閉鎖されていたコム・シティを北九州市が買収し、八幡西区役所を移転させるそうです。黒崎駅前の黒崎商店街は、お客が少なくシャッター通りになっています。北九州市は、黒崎地区発展のために100億円以上投資していると解説していました。
 売る方の対策を色々しても、買う人が居なければ、発展などあり得ません。
 昭和42年頃、三菱化成の石炭埠頭などの工事で黒崎にいた私は、当時の賑やかさを良く覚えて居るし、懐かしく想い出します。三菱化成は次々に工事を発注していて、土建業や機械設備業の作業員で溢れていました。打ち合わせの後は街で接待も普通のことで、ほゞ毎日街に出ていました。
 黒崎に当時の賑やかさを取り戻すには、三菱化学・黒崎窯業が新たな設備投資を行うことです。
 戸畑・小倉の昔の賑やかさを取り戻すには、新日鉄・住金・東芝などの大企業が新たな発展をし。新規の設備投資が行われることです。遊ぶお金を持ったお客さんが居なければ、アーケード作っても、新しい商業施設作っても発展はありません。今、景気の良いのは東北仙台だそうです。津波被害復興のため作業する人々が集まり地元にお金を落としています。
 小倉駅裏の空きビルに、マンガ博物館が開かれますが、子供相手の博物館では、お金は儲からないでしょう。
 国営でもいい、公営でもいい、新技術による新工場建設などの投資が、作業員を集め賑やかな街に発展します。
 バイオ発電所(山林廃材やゴミから電気を起こす)、海洋温度差発電(深層水と表面水の温度差から発電する)、海水淡水化プラント、海上風力発電、など機械的設備投資を要するプラント建設に投資しましょう。太陽光発電は現電気代より高いですから発電しても損するばかりです。
 そんな設備があちこちで作られるようになれば、北九州の工場はそれらを作るようになるでしょう。そしてそれらを輸出するようにもなり、発展はあらたな段階になるでしょう。
 昭和30年代、通産省が日本発展のための自動車産業・電機産業・化学産業などを指導発展させたような、国策を考え実行しましょう。そういう発展の本流があってこそ、民間の投資も始まり。税収も上がり、社会全体が浮揚すると感じます。発展の思想が無く既得権益の配分などが主要な考えの民主党的考えでは、国の発展はあり得ないと知らしめ、発展こそが経済成長だと国民の考えを統一しましょう。そんな中で、黒崎も戸畑も小倉も発展するのです。