朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

なでしこジャパン 素晴らしい

2011-07-20 08:29:08 | 21世紀
強い者が勝つ?
2011/7/19
スポーツは、強い者が勝つ、そのため強くなることを目指し練習し鍛えて試合に臨みます。福岡のアビスパは最下位が定位置です。弱いのです。優秀な選手をスカウト出来ず、負けるのが当たり前と皆が思っているようです。スポーツは参加することに意味があるとも言いますが、勝つことを目的にしていない遊びの要素が増えているのでしょう。
 女子サッカーのなでしこジャパンが世界一になりました。決勝戦の相手は対戦成績28戦28敗のアメリカでしたが、2:2でPK戦となり勝ちました。
 本当かい?と言うような、跳び過ぎたゴールキーパーの足にボールが当たりクリアしたり、ゴール前の混戦の最中かかとに当てたボールがゴールしたりして、素人の私には奇跡に見えました。
 こういう奇跡も、鍛えられた運動能力と精神力から生まれるのだと、納得するようななでしこジャパンでした。
 お化粧をまったくしないで、陽に焼けた選手たちは、この頃弱くなったけれど化粧の上手なバレーボールの選手たちと対照的です。
 
 私たちも日頃から、彼女達のように、サッカーの為だけに生き、他のものを捨てる生き方をすれば、何でも出来る、お金も稼げると感じました。
 あれもしたい、これもしたい、そんなみっともないこと出来るかい、金儲けは、誰かからお金を取り上げてしまうことで汚いことだ、こんなきついことして此れだけの給料かい、この暑いのに外で作業出来るかい、などと不平や不満をいっていては、なでしこジャパンにはなれませんね。
なでしこジャパンに感銘を受けた日本人は、彼女達の生き方、「これ一つだけ」という生き方を自分なりに作ろうではありませんか!
 東北大震災の大きい援助になっている、などと他人事の分析でなく、自分自身の生き方の見本としたいですね。
 戦争のころの日本人は、そうだったろうなと尊敬します。快楽を求めず、発展・成長を唯一の目標として、日本を発展させました。戦後二代目の私たち世代は、民主主義だ、人権だ、と遊ぶ権利、自分に有利に考える権利などに毒され、楽に楽に生きるようになり、ある目的のために習慣を改善することを忘れてしまったようです。なでしこジャパンは、戦後を思い出し日本人の原点を思い出させてくれたようで、感激しています。理屈と膏薬はどこにでも引っ付くとお思いかもしれませんが、お金儲けならその目標実現に必要な道だけを見て進み、その差しさわりになるような楽しいことは、捨てて行きましょう。