朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

マスコミの目指す方向

2011-07-13 08:15:31 | 21世紀
平穏は理想の生活か?
2011/7/12
 東北震災の報道から、私たちが読み取れるものは、
① 可哀そう。
② 復旧は全国民が負担すべき。
③ 放射能汚染を被災地外に持ち出すな。
④ 日本支配方式は変えないし、政治担当者に責任求めてはいけない。
⑤ 日本人は、被害のすべてを知れ。
⑥ 日本を観光旅行しない外国人は、いじわるのようなものだ。
⑦ 沖縄は、基地で迷惑している。東北でも何処でも持って行け。

終戦後の新聞は如何報道していたのだろう?
戦争が終わって、空襲もなくなり、ホットして、今から復旧だ。出来ることはなんでもやろうと、明るい雰囲気だったと思います。
 私は国民学校1年生で、楽しい思い出しかありませんが、停電・買い出し・川で釣った魚が晩御飯のおかず・コッペパンが最高のおやつ・庭のジャガイモの臭さ、などを懐かしく思い出します。
 現在の混乱の生活を、立て直す、苦しいけれど楽しい生活ではないのでしょうか?
 平穏で、毎日幸せな生活は、人間を退廃させ、現在のテレビドラマやテレビCMのような生活を理想とさせています。
 混乱生活は、人間を成長させ、大きな人間に育てます。東北の人はそういうチャンスを貰った幸運な人だ、彼らを応援し手助けしよう、という視点で見て行動するのが私たちの態度だと感じます。
 芸能人が多数チャリティ公演だと被災地に行き、現実逃避させるのが、援助であり、美談であるとする報道は、日本式でない。韓国式か、北朝鮮方式ではないかと糾弾したい。
 国会で決めることは、最高のものでないといけないと理想を追求しているようです。必要なことを小出しで決定して、悪ければ改正する雰囲気が必要と感じますが、政党も政治評論家も理想ばかり話し、実行はありません。
 日本人は、サラリーマン化し、自分で身体を動かして何か作ることを忘れています。以前、マイケル・ボルダックのセミナーを受講していた時、NEC
の社員は「製造とはコミニュケーションである」と言い、あきれたことがありますが、大都会の人間は、製造を奴隷を使うように理解しており、今回の震災対策の停滞の原因は、日本人の実務能力不足の現れで改善を要すと実感します。