君に捧げるほろ苦いブルース 宇崎竜童&尾崎亜美

2023-06-20 10:57:31 | フォーク&ニュー・ミュージック
君に捧げるほろ苦いブルース 宇崎竜童&尾崎亜美



淋しさに一人飲むコーヒーは
ひきたてのほろ苦い味がする
ゆきずりの夜に買う綿あめは
君と愛した味がする
BYE BYE まだ 夢のようさ
BYE BYE 君 ドアの外の
気に入りの紫蘭の花
昨日の朝 枯れたよ

淋しさに一人弾くセレナーデ
イントロはほろ苦い音なのさ
ゆきずりの街に聞く汽車の音は
君と愛した音がする
BYE BYE まだ 夢のようさ
BYE BYE 君 ドアを開けて
六月の空を見れば
まぶしすぎる僕だよ
BYE BYE MY LOVE 永すぎた
BYE BYE BYE MY LOVE 僕の歌もやがて
BYE BYE MY LOVE 終るだろう
BYE BYE BYE MY LOVE もうすぐ

淋しさに一人書く置き手紙
宛先はほろ苦い友達さ
横書きの白い地の便箋は
愛を記した時もある
BYE BYE まだ 夢のようさ
BYE BYE 君 ドアを閉めて
思い出の紫蘭の花
庭の隅に埋めたよ
BYE BYE 君 すぐに行くよ
BYE BYE BYE MY LOVE 君と同じとこへ
BYE BYE MY LOVE 夏になれば
 君のいる処へ… 




 6月になるとふっと思い出すアーティスト、荒木一郎。
   
なぜかというと簡単、好きな曲があるからです。

1975年に発売された彼のシングル「君に捧げるほろ苦いブルース」の中に、こんな一節があります。
   
「六月の空を見ればまぶしすぎる僕だよ」
  
 60年代後半、日本の大衆音楽は二つの「革命」を経験をしました。

一つは「エレキ」、ベンチャーズに始まったエレキギターのブームは、ビートルズやローリングストーンズに象徴されるイギリスのロックバンドが

登場することによって日本でも爆発的な現象になりました。

そんな流れの「黒船襲来」となったのが66年6月のビートルズの来日。
   
もう一つが「自作自演」、自分で詞も曲も書いて自ら歌うスタイルは当時そう呼ばれました。

作詞家・作曲家・歌手というそれぞれがレコード会社の専属という分業の時代に、すべてを一人でやってしまう若者が登場。

それが、66年9月に「空に星があるように」でデビューした荒木一郎でした。レコード大賞の最優秀新人賞を受賞した彼のことを紹介する新聞記事の見出し

使われていたのが「自作自演歌手」。

その時、同じように新人賞を受賞した女性が加藤登紀子。

最終的にレコード大賞は取れなかったものの下馬評で最も有力だったのが加山雄三の「君といつまでも」。

ちなみに、加山雄三の「君といつまでも」が選ばれなかったのは、事前に「自分は映画俳優」と発言していたことが影響したとか。

結局大賞は橋幸夫の「霧氷」でした。

しかし、若者たちにエレキギターを広めた最大の功労者は「若大将・加山雄三」・・・
   
そして、荒木一郎は、加山雄三と並ぶ、当時の新しい音楽の象徴的存在だったのです。






















































































































































































































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