フランク永井
堀江淳
研ナオコ
水割りをください涙の数だけ
今夜は思いきり酔ってみたいのよ
ふられたんじゃないわあたしがおりただけよ
遊びの相手なら誰かを探してよ
ゆらり揺らめいてそうよあたしはダンシングドール
踊り疲れてももう何処へも行けない
ねェ・・キラキラと輝くグラスには
いくつの恋が溶けてるの
水割りをください涙の数だけ
あいつなんかあいつなんかあいつなんか
飲みほしてやるわ
水割りをください思い出の数だけ
今夜はいつもより夜が長いから・・・
たとえばあいつの事憎めるとしたならば
少しは心も軽くなるかしら
ゆらり揺らめいてそうよあたしはダンシングドール
痛む素足でもひとりきり踊るのよ
ねェ・・キラキラと輝くグラスには
いくつの嘘が溶けてるの
水割りをください想い出の数だけ
あいつなんかあいつなんかあいつなんか
飲みほしてやるわ
ゆらり揺らめいてそうよあたしはダンシングドール
踊り疲れてももう何処へも行けない
ねェ・・その歌をかけるのはやめてよ
グラスの中薄くなるから・・・
水割りをください愛した数だけ
あいつなんかあいつなんかあいつなんか
ただの通り雨・・・・・・・・・・
今夜は思いきり酔ってみたいのよ
ふられたんじゃないわあたしがおりただけよ
遊びの相手なら誰かを探してよ
ゆらり揺らめいてそうよあたしはダンシングドール
踊り疲れてももう何処へも行けない
ねェ・・キラキラと輝くグラスには
いくつの恋が溶けてるの
水割りをください涙の数だけ
あいつなんかあいつなんかあいつなんか
飲みほしてやるわ
水割りをください思い出の数だけ
今夜はいつもより夜が長いから・・・
たとえばあいつの事憎めるとしたならば
少しは心も軽くなるかしら
ゆらり揺らめいてそうよあたしはダンシングドール
痛む素足でもひとりきり踊るのよ
ねェ・・キラキラと輝くグラスには
いくつの嘘が溶けてるの
水割りをください想い出の数だけ
あいつなんかあいつなんかあいつなんか
飲みほしてやるわ
ゆらり揺らめいてそうよあたしはダンシングドール
踊り疲れてももう何処へも行けない
ねェ・・その歌をかけるのはやめてよ
グラスの中薄くなるから・・・
水割りをください愛した数だけ
あいつなんかあいつなんかあいつなんか
ただの通り雨・・・・・・・・・・
堀江 淳は、北海道苫小牧市出身のシンガーソングライター。
中性的な容姿・声も話題になり、この曲は70万枚の大ヒット、オリコン最高3位だったことも。
ところでマスターは、それほどお酒が強い方でもないし好きなほうでもない、…とくに酒席での社交は苦手で、酒場というものに好んで連れ立って行くほうでは
ありません。
ただ過っては職業柄、やはり付き合いでやむなく酒場に行くことがあって、そんなとき、たまに、カウンターに一人で腰を下ろしている女性を見かけたりします。
こちらもというか、ナンパは苦手なので、カラオケ本で選曲をしている振りをしながら観察すると、彼女たちは、たいていは、やや憂い顔で、
ただ過っては職業柄、やはり付き合いでやむなく酒場に行くことがあって、そんなとき、たまに、カウンターに一人で腰を下ろしている女性を見かけたりします。
こちらもというか、ナンパは苦手なので、カラオケ本で選曲をしている振りをしながら観察すると、彼女たちは、たいていは、やや憂い顔で、
所在なげに水割りのグラスなんかを手にしています。
水割りをください 涙の数だけ
今夜は思いきり 酔ってみたいのよ
ふられたんじゃないわ あたしが降りただけよ
遊びの相手なら 誰かを探してよ
こんなときに、多少の図々しさを備えていたらなぁ~、と思います。
もっとも、とても、涙の数だけ空けるグラスに、お付き合いができません。
まあ、付き合ってほしいとも、言われたことないですが。(笑)
ゆらり 揺らめいて そうよ あたしは ダンシングドール
踊り疲れても もう何処へも行けない
ダンシングドール…時代を感じさせる言葉の響きですね。
ゆらり揺らめいているのは、酔いが回って、自然と身体が揺れているだけかもしれません。
こういう状態の人には、あまり近づくと危険です。(笑)
ねえ…キラキラと輝くグラスには
いくつもの恋が溶けてるの
ミラーボールの光りを映し出して、グラスがキラキラと輝く。
ときおり氷が、グラスにあたって、チリン、チリン…、と。
まるで、季節に置いてきぼりにされた風鈴のような音を立てる。
グラスに恋が溶けているのなら、グラスの周りに付いている水滴は、やはり、恋の涙なのかも知れません。
たとえばあいつの事 憎めるとしたならば
少しは心も軽くなるかしら
別れたあと、それも別離の直後、それもまだ、愛憎なかばにある状態が、一番、辛い時期かもしれません。
愛していた頃…と、素直に過去形で語れるようになるまでは…。
愛は憎しみの裏返し…とは、よく言うものの、なかなか、畳やちゃぶ台のように、簡単には、裏返ってはくれないだけに、厄介なものです。(笑)
ねえ…キラキラと輝くグラスには
いくつもの嘘が溶けてるの
嘘ではない…けれど、必ずしも真実(ほんとう)ではない。
恋愛における嘘と真実は、ウィスキーとミネラルウォータのように、グラスの中で、時間と言う名前のマドラーで、よくステア(攪拌)されて、
水割りをください 涙の数だけ
今夜は思いきり 酔ってみたいのよ
ふられたんじゃないわ あたしが降りただけよ
遊びの相手なら 誰かを探してよ
こんなときに、多少の図々しさを備えていたらなぁ~、と思います。
もっとも、とても、涙の数だけ空けるグラスに、お付き合いができません。
まあ、付き合ってほしいとも、言われたことないですが。(笑)
ゆらり 揺らめいて そうよ あたしは ダンシングドール
踊り疲れても もう何処へも行けない
ダンシングドール…時代を感じさせる言葉の響きですね。
ゆらり揺らめいているのは、酔いが回って、自然と身体が揺れているだけかもしれません。
こういう状態の人には、あまり近づくと危険です。(笑)
ねえ…キラキラと輝くグラスには
いくつもの恋が溶けてるの
ミラーボールの光りを映し出して、グラスがキラキラと輝く。
ときおり氷が、グラスにあたって、チリン、チリン…、と。
まるで、季節に置いてきぼりにされた風鈴のような音を立てる。
グラスに恋が溶けているのなら、グラスの周りに付いている水滴は、やはり、恋の涙なのかも知れません。
たとえばあいつの事 憎めるとしたならば
少しは心も軽くなるかしら
別れたあと、それも別離の直後、それもまだ、愛憎なかばにある状態が、一番、辛い時期かもしれません。
愛していた頃…と、素直に過去形で語れるようになるまでは…。
愛は憎しみの裏返し…とは、よく言うものの、なかなか、畳やちゃぶ台のように、簡単には、裏返ってはくれないだけに、厄介なものです。(笑)
ねえ…キラキラと輝くグラスには
いくつもの嘘が溶けてるの
嘘ではない…けれど、必ずしも真実(ほんとう)ではない。
恋愛における嘘と真実は、ウィスキーとミネラルウォータのように、グラスの中で、時間と言う名前のマドラーで、よくステア(攪拌)されて、
溶け合っていきます。
そうなれば、どちらかがウィスキーで、ミネラルウォータなのか…、もはや確かめるすべはありません。
…でも、想い出だけは、なぜか、いつもキラめいています。
ねえ…その歌をかけるのはやめてよ
グラスの中薄くなるから
水割りをください 愛した数だけ
あいつなんか あいつなんか
あいつなんか ただの通り雨
グラスの中を薄くする歌…案外、この歌も、そうかもしれません。
酔うほどに、心の奥底に静め、ほとんど忘れかけていた心の中の叫びが、歌のひとつのフレーズで蘇えることがあります。
胸を張って、あいつなんかと見せた強がりと、ふと視線を落としたときにかいま見せる弱気…それが夜更けの通り雨に濡れたスクランブル交差点で、
そうなれば、どちらかがウィスキーで、ミネラルウォータなのか…、もはや確かめるすべはありません。
…でも、想い出だけは、なぜか、いつもキラめいています。
ねえ…その歌をかけるのはやめてよ
グラスの中薄くなるから
水割りをください 愛した数だけ
あいつなんか あいつなんか
あいつなんか ただの通り雨
グラスの中を薄くする歌…案外、この歌も、そうかもしれません。
酔うほどに、心の奥底に静め、ほとんど忘れかけていた心の中の叫びが、歌のひとつのフレーズで蘇えることがあります。
胸を張って、あいつなんかと見せた強がりと、ふと視線を落としたときにかいま見せる弱気…それが夜更けの通り雨に濡れたスクランブル交差点で、
他人の振りをして、すれ違っていきます。
そう言えば、堀江淳さん、YAMAHAポプコンの対抗として、CBSソニーのオーディションで、華々しくデビューを飾りながらも、
そう言えば、堀江淳さん、YAMAHAポプコンの対抗として、CBSソニーのオーディションで、華々しくデビューを飾りながらも、
この曲だけの通り雨だったかも。(笑)