9/20
「ファミコンを世に出した人山内し肺炎になり召されてしまう(享年85才)」
「任天堂ファミコン作り大儲け山内溥の戦略なりし()」
「花札とトランプつくるその会社ゲーム機会社に変身させる(滋賀にもトランプ工場があった)」
「葬儀ではクッパやピーチやキノピオも陰で送れるあのメロディーととも(ゲームのオープニングメロディー)」
「最後まで企業の臭いしてこないそんな世界の任天堂は(カリスマ経営のため)」
9/19
「あら玉の年の緒長く吾アが思モへる子らに恋ふべき月近づきぬ(大使藤原朝臣清河が歌一首 #19.4244)」
「新しい年にも長くわれ思う妻らが恋える月が近づく()」
「奈良を出て住吉港から船に乗り入唐の役任ぜられたり(そらにみつ大和の国は青丹よし奈良の都ゆ押し照る難波に下り住吉の御津に船フナ乗り直タダ渡り日の入る国に遣ツカはさる)」
「心配だ神様船にとりついて風雨にあわせず帰らせ国へ(我が兄セの君を懸けまくの忌々ユユし畏き住吉の吾アが大御神船フナの舳ヘに領ウシハきいまし船艫フナドモにみ立たしましてさし寄らむ磯の崎々榜ぎ泊ハてむ泊々トマリトマリに荒き風波に遇はせず平けく率イて還りとの国家ミカドに)」
「そらみつ 大和の国 青丹よし 奈良の都ゆ 押し照る 難波に下り 住吉の 御津に船乗り 直渡り 日の入る国に 遣ツカはさる 我が兄セの君を 懸けまくの 忌々ユユし畏き 住吉の 吾が大御神 船フナの舳ヘに 領ウシハきいまし 船艫フナドモに み立たしまして さし寄らむ 磯の崎々 榜ぎ泊ハてむ 泊々トマリトマリに 荒き風 波に遇はせず 平けく 率イて還りませ もとの国家ミカドに(天平五年、入唐使に贈れる歌一首、また、短歌 作主未詳 #19.4245)」
「沖つ波辺ヘ波な立ちそ君が船榜ぎ還り来て津に泊つるまで(反歌一首 #19.4246)」
「沖の波岸辺の波も立たないで船帰り来て津に泊るまで()」
9/18
「豊田家の最高顧問英二さん100才にして逝ってしまえり()」
「佐吉から数え五代目英二さん中興の祖で今を築けり()」
「晩年は療養中も風力の発電機等設計図描く()」
「英二氏の教育係りの大番頭石田退三われらが先輩(彦根の第一中学、石田退三氏の講演を高校時代に聴いた)」
「カローラが売れた台数4000万アメリカ抜いた武器となったか()」
「木を植えし男の墓に木の実降る(鈴木貞雄)」
「世界的自動車会社のトヨタさえ戦後はカマボコつくる(『芸が身を助けるほどの不幸せ』古句より)」
9/17
「台風の18号が上陸し丸一日で縦断したり(丸二日降った感じ)」
「関西は桂川が氾濫し渡月橋をも越えて溢れる()」
「桂川聞けば源氏の別邸が川の畔も無事でありしか(他はよくわからない)」
「伊勢湾の名前出て来る台風の水害被害深刻なり()」
「福知山大江地区でも低いとこ濁流渦巻き被害甚大(米所きぬひかりなど七割が刈られる前に被害を受ける)」
「関東は台風まだと言うときに突風吹いて屋根飛ばされる()」
「土砂崩れ川氾濫し死者も出る海水温度が二・三℃上がる()」
2013/09/16
上田正昭さんが『古代史再発見』という本の中で『折口信夫と朝鮮』という文章を書いている。
その冒頭を、『古代を追体験することは、言うにやすく行うに難い。まして死せる古代でなく、生ける古代と対面することは、さらにむずかしい。ひたすらに古代関係の資料や遺物・遺跡あるいは金石文や木簡などを分析しても、よほどの史心がないと、生ける古代はよみがえってはこない。』と書き出している。このあと、古代を追体験し、生きた古代史を追求した人として折口をあげている。その折口をして朝鮮は・・・と続くのだが、これらは、プロ仕様のアプローチだが、われわれアマチュアは、違うアプローチをすることになるのだろう。上田氏が言うように生きた古代史を実現した人としてあげている折口信夫の著作を読むことにより間接的に古代史の追体験、生きた古代史を学ぶことができるのだろう。ただ、その折口はいずれにしても超人的な仕事をした人であるから、本を読むことだけでも困難がともなう。