文化人類学者のレビ・ストロースがいるが交差従妹婚をよいシステムだと言っているらしい。詳しくはわからないが、遺伝子学上にいいのか、生物進化上にいいのか、はたまた何がいいのかわからない。というのもわが家の家系はまさにこの交差従妹婚をしているのである。寅と亀は兄弟である。それぞれ親戚筋でないツルとトミを嫁にもらった。それぞれの夫婦は生めや増やせやの時代でもあり、たくさんの子をもうけた。たまたま上から男・女の兄妹を寅と亀は持っていたので、お互いに交換することにした。わたしは寅の男の子と亀の女の子の間に生まれた子供である。同じように亀の男の子と寅の女の子の間にも男の子がおり、わたしと同い年の従兄弟がいる。寅と亀の息子たちは同じような年齢構成で家族をなした。
レビ・ストロースがいかに言おうと寅一族、亀一族には目を見張るような子孫は生まれなかった。
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