そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

万葉集#45-49、軽皇子の安騎野

2021年06月15日 |  / 万葉集
やすみしし 我が大王 
  高ひかる 日の皇子 
  神ながら 神さびせすと 
  太敷かす 都を置きて 
  隠国の 泊瀬の山は 
  真木立つ 荒山道を 
  石が根 楚樹シモト押しなべ 
  坂鳥の 朝越えまして
  玉蜻カギロヒの 夕さり来れば 
  み雪降る 安騎の大野に 
  旗すすき しぬに押しなべ 
  草枕 旅宿りせす 
  いにしへ思ほして
 [巻第一#45、藤原の宮に天の下しろしめしし天皇の代
 (高天原廣野姫天皇=持統)、輕皇子の安騎の野に宿りませる時、
  柿本朝臣人麿がよめる歌][万葉集]」

安騎の野に
  宿れる旅人
  うち靡き
  寝イも寝ヌらめやも
  いにしへ思ふに
 [巻第一#46、藤原の宮に天の下しろしめしし天皇の代
 (高天原廣野姫天皇=持統)、短歌][万葉集]」

ま草苅る
  荒野にはあれど
  黄葉の
  過ぎにし君が
  形見とそ来し
 [第一#47,"藤原の宮に天の下しろしめしし天皇の代
 (高天原廣野姫天皇=持統)][万葉集]」

東の
  野に炎カギロヒの
  立つ見えて
  反り見すれば
  月かたぶきぬ
 [巻第一#48、藤原の宮に天の下しろしめしし天皇の代
 (高天原廣野姫天皇=持統)][万葉集]」

日並の皇子の
  命の馬並めて
  御狩立たしし
  時は来向ふ
 [巻第一#49、藤原の宮に天の下しろしめしし天皇の代
 (高天原廣野姫天皇=持統)][万葉集]」


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