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そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

万葉集#13.3344-13.3345

2012年10月28日 |  / 万葉集

10/28

「今月は あなた帰ると 楽しみに 大きな舟に 乗るように 信頼をして そわそわと わたし待てれば もみち葉が 散って行くころ 玉づさの 使いが言うに 蛍なす ほのかに聞いて 天地に 乞ひ祈ノみ嘆き 立って居て 行方判らず 朝霧に 思い迷って 杖もなく 八尺ヤサカの嘆き 嘆いても 足取りもなく いづこにか あなたいるかと 天雲が 流れるままに 射る鹿猪シシの のたれ死ぬかと 思っても 道がわからず 独り居て あなたを思い 泣いてばかりだ(#13.3344)」

「この月は 君来まさむと 大舟の 思ひ頼みて いつしかと 吾アが待ち居れば もみち葉の 過ぎて行きぬと 玉づさの 使の言へば 蛍なす ほのかに聞きて 天地を 乞ひ祈ノみ嘆き 立ちて居て 行方も知らに 朝霧の 思ひ惑ひて 杖足らず 八尺ヤサカの嘆き 嘆けども 験シルシを無みと いづくにか 君がまさむと 天雲の 行きのまにまに 射ゆ鹿猪シシの 行きも死なむと 思へども 道の知らねば 独り居て 君に恋ふるに 哭ネのみし泣かゆ(#13.3344)」


「葦辺行く雁の翼を見るごとに君が帯ばしし投矢ナグヤし思ほゆ(反し歌 #13.3345右二首)」
「葦辺いく雁の翼を見るたびにあなたつけてた投げ矢を偲ぶ()」

「返し歌防人の妻読める故長歌も併せ妻の歌だと(但シ或ヒト云ク、此ノ,短歌ハ防人ノ妻ガ作メル也。然レバ長歌モ亦此ノ同作ナリト知ルベシ。)」


尼崎事件

2012年10月28日 | 日めくり帖

10/28

世の中は おぞましいこと する人が 色々ありて 地獄なり テレビ新聞 週刊紙 次から次に 被害者が 現れ出でて 終わりなし 身の毛もよだつ その事件 人の命も 紙のごと 扱われおり くしゃくしゃに 丸めて捨てる 残酷さ 些細なトラブル 口実に こわもて男女 乗り込んで 会議と称し 殴る蹴る 死ぬまで続け 死んだなら ドラム缶へと 詰め込んで コンクリートにて 投棄する 死なない場合は 軟禁し 家族追い詰め 思考力 奪い取っては 狂わせる 壊れた人は ロボットに されて自殺に追い込まれ 崖の上から 身を投げる 主犯の女の 目的は 保険金とか 財産を 奪い取ること 女王の ような暮らしを していたり 場所は大阪・神戸との 間に拡がる 阪神の 工業地帯の ことなりし 職住接近 下町の 人情溢れ 味もある そんなところで かくのごと おぞましきこと する人が 生まれて育ち 一旦は 離れるけれど 舞い戻り 犯罪それも ただ一つ 親戚縁者の 財産を 奪い取ること プロセスに 人の死あっても かまわずに 人の尊厳 踏みにじる この現象を 平成の われらはいかに とらえては 断ち切るべきか 考えて 人権守り 快適に 過ごせることを 望みたり ただ思えるは この被告 幼き時に 父母や 社会の愛を 受けおらず 想像つかぬ 化物に 育つにいたる おそろしや 枝葉でなくて 根のほうも 根絶せねば 解とはならん