10/3
「十月もはや3日にとなりました一ト月たてば思いも変わる(前の会社の残務をしようと考えていたができない)」
「通勤がやはり負担になってきて朝の余裕が零になりたり()」
「帰る時サッーと退館すればよい+αの仕事はしない()」
「暗くなり風も出てきて寒さ増す冬の到来あとどれくらい()」
「稲美野の工業団地に勤めおり垢擦り落とし再生せんか()」
「どんな垢われは貯めると言えるのか思いの違い垢になるのか()」「助っ人が昨日から来るわが職場あおられわれは戸惑いがあり()」
「しっとりと潤いほしい人生にうきうきするはやはり恋かな()」
10/3
「み吉野の真木立つ山に群生す山菅の根のすきまなくわれ好きな人天皇に任せられたり地方では国治めにと群鳥ムラトリが朝立ちゆけば後れたるわが恋いのよう旅だから君を偲ばん言うことば方法知らずあしひきの山の梢に這う蔦の別れの多く名残惜しいけり惜しけり#13.3291)」
「み吉野の真木立つ山の繁シジに生ふる山菅の根のねもころに 吾が思ふ君は 大皇オホキミの 任マケのまにまに 夷離ヒナザカる 国治めにと 群鳥ムラトリの 朝立ちゆけば 後れたる 吾アレか恋ひなむ 旅ならば 君か偲はむ 言はむすべ せむすべ知らに あしひきの 山の木末コヌレに はふ蔦の 別れのあまた 惜しくもあるかも(#13.3291)」
「うつせみの命を長くありこそと留れる吾は斎ひて待たむ(反し歌 #13.3292 右二首。)」
「現実に命を永くあってほしと留守居のわれは祈って待とう()」