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そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

万葉集#4.0618

2009年09月06日 |  / 万葉集
9/6
「さ夜中に友呼ぶ千鳥物思モふと侘び居る時に鳴きつつもとな
(大神郎女オホミワノイラツメが大伴宿禰家持に贈れる歌一首 #4.0618)」
「ある夜中妻よぶ千鳥鳴きたるを物思いをするわれは寂しい()」
「郎女は家持思い侘びたるを千鳥は鳴ける彼女に代わり()」

万葉集#4.0613-4.0617

2009年09月06日 |  / 万葉集
9/6
「女王は相思相愛望めるが少しずれるを冷静にみる
(山口女王の大伴宿禰家持に贈りたまへる歌五首)」
「物思モふと人に見えじと生強ナマシヒに常に思へど有りそかねつる
(歌1/5首 #4.0613)」
「物思い悟られまいとやせ我慢つい本音でて物思いする()」
「相思はぬ人をやもとな白妙の袖漬ヒづまでに哭のみし泣かも
(歌2/5首 #4.0614)」
「愛しあうことのできない人なのに空しく慕い泣きつくすのか()」
「我が背子は相思モはずとも敷細シキタヘの君が枕は夢に見えこそ
(歌3/5首 #4.0615)」
「われのこと思わなくても敷細シキタヘの共寝の枕夢にでも出よ()」
「剣太刀名の惜しけくも吾はなし君に逢はずて年の経ぬれば
(歌4/5首 #4.0616)」
「逢えなくて日が経ち行きて剣太刀名が惜しいなど吾は思わず()」
「葦辺より満ち来る潮のいや増しに思へか君が忘れかねつる
(歌5/5首 #4.0617)」
「葦辺より満ち来る波が押し寄せる似たるか君を忘れられない()」