そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

万葉集#4.0587-4.0594

2009年09月03日 |  / 万葉集
9/3
「なんでまた笠の郎女家持にかくも多くの歌を贈れる
(笠女郎が大伴宿禰家持に贈れる歌廿四首ハタチマリヨツ)」
「我が形見見つつ偲はせ荒玉の年の緒長く我も偲はむ(歌1/24首 #4.0587)」
「わが形見見ながら思え荒魂の年経るように長く慕わん()」
「白鳥の飛羽トバ山松の待ちつつぞ吾が恋ひ渡るこの月ごろを
(歌2/24首 #4.0588)」
「白鳥が飛ぶ山の松のごとわたしはあなたずっと待ちおり()」
「衣手を折り廻タむ里にある吾ワレを知らずぞ人は待てど来ずける
(歌3/24首 #4.0589)」
「袖を打つ打廻の里にいるわたし知らぬか彼氏待てど来ないよ()」
「あら玉の年の経ぬれば今しはとゆめよ我が背子我が名告ノらすな
(歌4/24首 #4.0590)」
「年も経ちもうよい頃と思わずにあなたは決してわが名漏らすな()」
「我が思ひを人に知らせや玉くしげ開きあけつと夢にし見ゆる
(歌5/24首 #4.0591)」
「わが思い人に知らせるためなのか玉くしげ開くそんな夢見る()」
「闇の夜に鳴くなる鶴の外のみに聞きつつかあらむ逢ふとはなしに
(歌6/24首 #4.0592)」
「闇の夜に鳴いてる鶴がいるけれど外で聞くのか逢うことなしに()」
「君に恋ひ甚イタもすべ無み奈良山の小松がもとに立ち嘆くかも
(歌7/24首 #4.0593)」
「あなた戀い万策つきて平城山の小松のもとで立ち嘆くかも()」
「我が屋戸の夕蔭草ユフカゲクサの白露の消ケぬがにもとな思ほゆるかも
(歌8/24首 #4.0594)」
「わが家の夕蔭草ユフカゲクサの白露の消え入るように思えてくるよ()」
コメント
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