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「システム思考」というのは、ソフトウェアの開発をしている人には身近な概念である。ソフトウェアの開発は、現実にあるモノゴトをプログラムの世界に映し出して利便性をあげることである。モノゴトをとりあえずシステムとして考えるとすると、部分よりも全体をみる必要がある。システムの反対はカオスであり秩序が壊れていたり、形成される以前の混沌状態である。システムも状態を維持しようという意志が働かないとエントロピーの原理が働いてカオスの状態に向かおうとする。ほおっておくと危ないこのようなシステムも秩序の中で適切な運用をすると、所定の成果をあげシステムを含む系は効率的に回転する。
さてここで著者らが何を言いたいか。考えられる候補は、①最適なシステムを作り上げるために考えねばいけないこと②ビジネスを含んだ組織で有効なシステムを作るための発想法・・・中身をいろいろ想像できるが、わたしはこの本に何を期待しているのだろう。
これまでに、わたしもこの領域には甚だ興味を持ってきたし、そもそもこの本を買った理由も著者らが展開するであろうシステム論が面白そうであったからだ。システム=秩序とすると、どんな秩序で何を出力するか、その出力(全体を考えた解を出す)を保つためには何をすればいいか。
まず、見えているモノゴトはすべてではなく、氷山の一角である。隠れた最下層には、意識・無意識の深層→次に構造→行動パターンがあり、その上に可視部分が現れる。この氷山モデルのように全体を把握することは極めて難しいが、SEはこれを乗り越える必要がある。可視部分も水面下に隠れている構造が原因であることが多く、それを知るために①時系列変化パターングラフ②ループ図を駆使することにより把握することができる。
また、行動パターンを見ていくといろいろな「システム原型」が存在する。よく理解できないが、たとえば「共有地の悲劇」原型、「成長の限界」原型、…というようなものがある。数えていくと10以上もあるらしい。
この原型を掘り下げていくとシステムへの理解がいっそう深まるらしい。もう一頑張りせよと言われているようだ。
「システム思考」というのは、ソフトウェアの開発をしている人には身近な概念である。ソフトウェアの開発は、現実にあるモノゴトをプログラムの世界に映し出して利便性をあげることである。モノゴトをとりあえずシステムとして考えるとすると、部分よりも全体をみる必要がある。システムの反対はカオスであり秩序が壊れていたり、形成される以前の混沌状態である。システムも状態を維持しようという意志が働かないとエントロピーの原理が働いてカオスの状態に向かおうとする。ほおっておくと危ないこのようなシステムも秩序の中で適切な運用をすると、所定の成果をあげシステムを含む系は効率的に回転する。
さてここで著者らが何を言いたいか。考えられる候補は、①最適なシステムを作り上げるために考えねばいけないこと②ビジネスを含んだ組織で有効なシステムを作るための発想法・・・中身をいろいろ想像できるが、わたしはこの本に何を期待しているのだろう。
これまでに、わたしもこの領域には甚だ興味を持ってきたし、そもそもこの本を買った理由も著者らが展開するであろうシステム論が面白そうであったからだ。システム=秩序とすると、どんな秩序で何を出力するか、その出力(全体を考えた解を出す)を保つためには何をすればいいか。
まず、見えているモノゴトはすべてではなく、氷山の一角である。隠れた最下層には、意識・無意識の深層→次に構造→行動パターンがあり、その上に可視部分が現れる。この氷山モデルのように全体を把握することは極めて難しいが、SEはこれを乗り越える必要がある。可視部分も水面下に隠れている構造が原因であることが多く、それを知るために①時系列変化パターングラフ②ループ図を駆使することにより把握することができる。
また、行動パターンを見ていくといろいろな「システム原型」が存在する。よく理解できないが、たとえば「共有地の悲劇」原型、「成長の限界」原型、…というようなものがある。数えていくと10以上もあるらしい。
この原型を掘り下げていくとシステムへの理解がいっそう深まるらしい。もう一頑張りせよと言われているようだ。