大野晋さん逝く 2008年07月15日 | 挽歌もどき 7/15 「『日本語の年輪』なりし書物にて最初に出会う大野さんとは(享年88才)」 「大野さん日本語学者われらには『日本語練習帳』ではじけたるかな()」 「日本語の起源をインドのタミールに求めた説で有名なりき()」
竹河〔4〕 2008年07月15日 | / 源氏物語 7/15 「桜咲く桜の山のさくら花散る桜あれば咲く桜あり(源氏物語奥入所引)」 「桜花散りかひ曇れ老いらくの来むと云ふなる道まがふがに(古今集)」 「三月になって桜の季節なり軒端近くで気を紛らわす()」 「大姫は水際立って上品で尋人にするはもったいないと()」 「中姫は背がすらりと澄みきって分別ありそで重々しきか()」 「碁をせんと向かえる二人のご様子はお髪の垂れた具合美し()」 「検分に侍従の君が控えれば兄たちは言う役目とらると()」 「姫君は碁を打ちかけて手をとめるはずかしそうで可愛くもあり()」 「中将も27,8分別もついて姫等の行く末思う()」 「幼き日桜を手折りてあらそったあの桜さえ今は老いたり()」 「内侍の君大勢の子の親なれど年より若く色香残れり()」 「冷泉院今も思える内侍の君ことにかこつけ思案をなさる()」 「姫君の入内のことを誘われど時の勢いなく心配と()」 「故殿がおいでになれば行く末もなんとかなるがと悲しくなれり()」