暇つぶし日記

思いつくままに記してみよう

びちょびちょ冷たい雨の降る日に

2005年11月25日 04時02分04秒 | 日常
いつもの如くスーパーへ買い物に出ようとしたけれど、来週あたりからこの分では霙になりそうな冷たい雨がびちょびちょ降っていて少々鬱陶しい。 けれど、この買い物はは毎週のこと、仕方がない。 まあ、車で出ることだから途中の10分ほどラジオかCDを聴いていればいいさ、と腰をあげた。

溜まった新聞や包装紙、空きビンを分けて近所の置き場に持っていくのに箱を幾つか雨の中、車に積み込んでいたら、大柄の黒人の若者が道を聞く。 この近くに工業団地はないか、との問いで、そこへ行かねばならぬのだという。 この雨の中、傘もささず雨具もつけず、濡れたままだ。 1kmほどまっすぐ運河に沿って次の橋を左折すれば、煙突はないけれど配送や組み立ての企業が集中している地区があり、そこかも知れないと答えたのだが、そのとき、その大柄の青年にそこまで乗せていってくれないかと請われたが私はそっけなく断った。 そして、彼は雨の中そのまままっすぐ目的地を目指して歩き始める。

車はそちらの方を向いて駐車しているものの古紙、空き瓶の回収ボックスは別方向、かなりの回り道になるのと、車の中での暫しの安寧が妨げられるのが理由であったが、方向が違うと言うのが言い訳がましくて説明するのが面倒だったから冷たく断ったわけだ。

車の中でこれはまた、人種差別の種にされるかなと思った。 もちろん、私に直接あてつけたものではないだろうが、なにかの折にあの青年が、あれが白人だったらあのアジア人、乗せていたはずだぜ、というような感想を漏らすかもしれない。 もし、彼にアジア人の知人がいなければアジア人に対する嫌悪感を新たに生まれさせてたのかもしれない。

やっかいなことだ。 そこで、考えてみる。 白人の男が同じように、同じ条件で私に請う、同じ条件で。 私には同じことだ、返事に変わりはない。 普通は、人は簡単に赤の他人にものごとを頼まない。 これは皆周知のことだ、安全の理由から。

今までにこのような経験がいくつかあったが、基本的には乗せないし、常識では簡単にに頼むものではない。 どちらにしても人の車にその場で乗るものではないし、乗せるものでもない。 第一この冷たい雨は一日中降っているのだ、それなりの用意をするのがまともなもののすることだ。 それをしないというのは自分でそれを選んだということなのだから。

車を走らせて、再生紙、空き瓶の回収所でかじかんだ指を今年初めて車のヒーターをつけ暖めた。 冷たい湿気がヒーターの熱でフロントガラスや周りにミルク色のフィルターをつけるのをファンで吹き飛ばし徐々に視界を確保しながらスーパーマーケットの駐車場に車を入れて外に出た。

わたしが出ると同時に一台の小さい車がわたしの隣に駐車してある明るいワインレッドの中型車の脇に入ってきたのだが妙な音がした。 左前方の鼻先でこの赤い車をこすったのだ。 凹みとともに白いスクラッチが何本かついている。 運転席から出てきたのは80歳を越したかともおもわれる白髪の小柄の老婆である。 赤い車から出てきて、これ、おととい届いたばかりの新車なのに、とぼやいているのは40前とみられる主婦然とした中柄の婦人。 

老婆は言葉すくなにぼそぼそと言い訳がましいことを言うが、はっきりとした謝罪の言葉はださないし、被害者の夫人も言葉は荒立てずにダッシュボードから、そそくさと保険会社の事故状況報告書の書式を出してこの老婦人を自分の車の助手席に招き、処理に入る。

私は自分の毎週の買い物をするべく、そぼ降る雨をスーパーの入り口へ急ぎ、てきぱきと毎週のことを半時間ほどで済ませ、以前にこのコラムで書いたのと同じような内容をカートに山盛りにして戻ってきたが、外は既に暗くなっている。

で、私の隣の赤い車、既に暗がりで色は定かではないが、これには明かりがついて二人の影が中の人気と外の冷気からできた曇りガラス越しにぼんやりと見える。 この人たち、夕方の忙しい時間を小さく陰気な駐車場の車の中で肩をならべている。 どちらにしても、ぶつけるほうも、ぶつけられるほうも、こんなびちょびちょのいやな陰気な宵になんとも因果なことだ。

Thu. 23-11-05  自家製 ピザ

2005年11月24日 07時28分06秒 | 喰う
自家製 ピザ


朝   トースト バター 蜂蜜
    トースト バター 苺ジャム
    ミルクティー 500cc


昼   イタリアパン
    ツナペースト、レタス、きゅうり、トマトのスライス
    炭酸水 300cc

午後  コーヒー 100cc

夕   自家製 ピザ
    ミックスサラダ
    炭酸水 300cc

夜   玄米茶 500cc

Tue. 22-11-05 ビーフステーキ 230g

2005年11月23日 08時31分29秒 | 喰う
ビーフステーキ 230g


朝   トースト バター 蜂蜜
    トースト バター 苺ジャム
    ミルクティー 500cc


昼   アスパラガスのポタージュスープ
    赤カブのサラダ
    ジャガイモのサラダ、フランスマスタード風味
    きゅうりのヨーグルト和え プロヴァンス風味
    焼きたてフランスパン 小1個


午後  コーヒー 150cc


夕    ビーフステーキ 230g
    茹でとうもろこし
    ミックスサラダ
    ジャガイモの薄切り、油炒め
    炭酸水 300cc

    グレープフルーツ 1個

    コーヒー 250cc
    りんごのケーキ 小1個

夜   ベリーとぶどうのジュース 400cc

Mon. 21-11-05 ラザーニャ

2005年11月22日 01時13分31秒 | 喰う
ラザーニャ

朝、昼   トルコ胡麻リングパン
      ピザパン
      フィレアメリキャン、タバスコ、 玉子サラダペースト
      ミルクティー 500cc


午後    フルーツジュース  400cc


夕     ラザーニャ
      ミックスサラダ
      炭酸水 300cc

      グァヴァ入りヨーグルト

      コーヒー 250cc
      アップルケーキ


夜     ベリーとぶどうのジュース 300cc
      ワサビボール(豆菓子)

Sun. 20-11-05 日曜定番 スパゲッティ ボロニェーゼ

2005年11月21日 07時31分03秒 | 喰う
スパゲッティ ボロニェーゼ


朝    クロワッサン
     トースト バター 蜂蜜
     トースト バター 苺ジャム
     ミルクティー 500cc


昼    ホットドッグ
     炭酸水 200cc

     夕べの残り バミ・ゴレン
     紅茶 200cc


夕    スパゲッティ ボロニェーゼ
     サラダ
     炭酸水 250cc

     チョコレートカスタード

     コーヒー 250cc
     チョコレートボンボン


夜    フルーツジュース 300cc

Joni Mitchel, Both sides Now , 2000

2005年11月21日 06時45分23秒 | ジャズ
いつもの如く土曜日の中古CD/LP漁りで店に入ると40半ばのぼさぼさ頭の亭主が新聞を読みながら聴いているのがある。 たいていこの人はカントリー、フォーク系のものを好んで、ライ・ク-ダーやザ・バンド、など70年ごろのものなどがよくかかっていたりするのだけど今日はジャズのスタンダードである。 けれどその理由が後でわかった。

おなじみの歌曲、You've Changedがかかっておりバックのオーケストレーションが気に入った。 これはアメリカじゃない、ロンドン・シンフォニーあたりの音である。 クラウス・オーガマンの編曲だと思ったが、けれど、更に聴いていると重い。 アメリカものの甘さでひきつけるような編曲にはなっていない。 それに、どこかに鈍重なほどクラシックの音であり、このヴォーカルに合って渋い。 誰におもねることもない、歌詞を心に沁み込ませる、まさに今の時期の、晩秋のアルバムである。もちろん最後にアルバムタイトルのBoth Sides Nowが出てくればはっきりとわかるのだけれど、それまでにComes Loveというので聴いていてこれはいいなあ、と聴き入ったのだ。 雨や雪の嵐がやって来てもしのげるけど恋がくればだめ、といろいろな対句が出て挙句に、なんだかんだやっても恋がくればこれにはどうしようもない、というのに苦笑しながらCDやLPをめくる手をゆるめて関心しながら聴き入ってしまったのだ。 

もう大分前、この店でリッキー・リー・ジョーンズの3枚組みを見つけたのではなかったか。 Pop Popはときどき棚から取り出して聴くアルバムだし、ジョーンズは、そのアルバムでは自分を前面にしっかり出して誰が聞いてもすぐ判る彼女のジャズを歌う。 このミッチェルのものでは少し聞き込めば違うとわかるものの、一聴ダイアナ・クラルかはたまたジュリー・ロンドンかと迷ったくらいであるから、そういう意味ではこれがJoni Mitchelのものだと知らされてちょっと意外な気がした。しかし、人生、秋に入る女性の心向きをきっちりと我々に示す、堂々とした自己を示す個性ははっきりと現れているこのましいアルバムにはミッチェルの軌跡をみて十分納得するものである。

私が聴き誤ったこと、それは二点。 ひとつは彼女の特徴である、少なくとも以前の彼女の歌唱からして、無骨さがあらわれる歌い方、それが抑えられていることと、更に、ジャズのスタンダードがかなり入っているために既存の歌唱と聴き比べができて、まさにこのとき露にこの人の今までの精進が琥珀のごとく現れたこと。そして、これがこの人の今までの声に縛られていた私の耳にうれしいとまどいとともに響いたこと。

それに加えて半年ほど前なのか、彼女の足跡をつづったドキュメントも見ていてそれぞれの時期に私の思い出ともからんで、彼女の喉の特徴はつかんでいたはずと思っていたのだったからこの静かに抑制の効いた、枯れ始めた喉を丁寧に使って歌う歌唱にジャズ専門の女性歌手で誰かを捜そうとあらぬ方向に注意が行っていたことなどが分からなかった理由である。 実際私は自分からは彼女のアルバムを聞いた事はない。

うちに戻って何回か聞き、Diana KrallのCraus Ogerman編曲のものと聞き比べてみた。 オーガマンのものはやはり甘い。 惹かれるのは一部の弦をゆっくり引っ張り和音が変化するさまが美しいのだが、甘みで引っ張る30歳前半を意図した作りではないかと想像する。 喉にしても歌唱にしても然り。 Krallは2000年にジャズ部門でグラミー賞を受賞、このミッチェルのものは2001年に伝統的なポップ・ヴォーカル部門での受賞とのことだ。

これを比べてみてほぼ同時期の製作なのに、私がこれらに出会ったのは幾分かの時差があり、甘いKrallにもずいぶん世話になったけれど、畢竟私はミッチェルの方により惹かれるようだ。 以前にこのコラムでKrall について人生の機微、幾多の経験を積むまで聴くのをもう少し待とうというような皮肉なことを書いたが、まさにその結果の歌唱の例としてここにミッチェルの歌唱があるようで、日にちを待たずしてそれに出会えたし、それに、オーソドックスなオーケストラにも、特にショーターのちょっとしたソロにWeatherreport初期の響きだとなつかしく思ったことにも、幸せを感じたこの週末だったのである。


Joni Mitchel、  Both Sides Now、  Reprise 9362-47620-2

15-11-05 定例ジャムセッション Cafe Danzig, Den Haag

2005年11月20日 07時10分18秒 | ジャズ
 この半年ほど火曜日に用事がなければ夕食後8時のニュースを見てから、車で20分ほど高速を走ってハーグまで出かけて、火曜の夜のジャム・セッションに行くことにしている。 すると、ハーグの美術学校、アメリカ大使館裏に駐車して厳重な警戒の人通りのない大使館前をゆっくりあるいてちょうどセッション開始の9時に間に合うぐらいになる。

ここでは50年、60年代のバップという形式をベースにして1セット目をゲストのグループが、休憩の後は、腕に自信のあるものが飛び入りも含めてジャムセッションを行う。

この日は

John Engels (ds)
Fritz Kaatee (sax)
Cees Slinger (Fender Rhodes)
Rene van Beeck(b)

のカルテットで2セットを担当して次の曲を演奏した。

1.Broadway
2.Willow weeps for me
3. It Don’t Mean a Thing (If It Ain’t Got That Swing)
4. Life for lice (J. Mulligan)
5. Royal garden blues
6. Caravan

第二セット

1. Fred (N. Heffti)
2. Old back to barn (J. Mulligan)
3. Sweet Georgia Brown
4. Mercy Mercy Mercy (J. Zawinul)
5. Berny's tune

この後はピアノのPeter Beets や ギターが何人か加わりジャムセッションで

1. Just friends
2. Take A train
3. Now the time

この日は舞台暦50年以上のオランダジャズ界の歴史を背負う3人の競演であった。略歴は下記の通り。


John Engels (ds) 1935年生  ガレスピー、ハバード、テリーなどのトランペット、ベン・ウエブスター、デクスター・ゴードン、ズート・シムス、ソニー・スティット、シェップなどのサキソフォーン、と共演。 チェット・ベーカーとの日本公演の折にはLive in Tokyoの録音を残す。 50年以上の舞台暦

 
Fritz Kaatee (Reeds;klarinet, sopraansax, tenorsax, baritonsax) 1938年生 Dutch Swing College Band のリード奏者(1975年から) 50年以上の舞台暦

 
Cees Slinger (Fender Rhodes)1930年生  Mary Lou Williams in 1953.  Stan Getz, Clifford Jordan, Phil Woods, Charlie Rouse, Nat Adderleyなどと共演。  べティー・カーター、アニタ・オディーなどのピアニストをつとめ近年ではGreetje Kaufeldの伴奏者として好演を残す。 50年以上の舞台暦。

Rene van Beeck(b) 1968年生 ハーグ、アムステルダムで数々のセッションを主催するマルチタレント。 フリューゲル・ホーンとヴォーカルにも才能を示す。 このカフェーでのジャムセッションの世話役である。








Sat. 19-11-05 インドネシア風ヤキソバ(バミゴレン)

2005年11月20日 06時45分50秒 | 喰う
インドネシア風ヤキソバ(バミゴレン)


朝   クロワッサン
    トースト バター 蜂蜜
    トースト バター 苺ジャム
    ミルクティー 500cc


昼   トルコ胡麻リングパン
    フィレアメリキャン 
    玉子サラダペースト
    紅茶 200cc


夕   インドネシア風ヤキソバ(バミゴレン)
    インドネシア風漬物
    炭酸水 300cc

    ざくろ、 みかん、 マスカット

    コーヒー 250cc
    チョコレートボンボン


夜   オレンジジュース 400cc
    ワサビボール(豆菓子)

雹が降って一気に寒くなった

2005年11月19日 10時12分00秒 | 日常
今週の水曜日、夜に禅堂で坐っているときに突然屋根を雹が打つ音が激しく響き、目を覚まされたが、その後、帰りの夜空は澄み切って、先ほどの雹を降らせた激しい積乱雲がかなたに高くそびえてその縁を満月が煌々と照らすその形は彼方の山岳を仰ぐようでしばらく見とれたし、その光景はきりりと冷たくしまった大気とあいまって不思議な夜の輝きを見せたのだ。

そのとき、自転車の金属の部分が冷やされて切れるように冷たく、これからは手袋がいると自覚したのだった。 実際、天気予報では日中の最高気温も10度を超えず、夜中の4時ごろには零下を示していたに違いない。

夜中にこうしてモニターに向かいキーボードを叩いていても、じわじわと寒さが首筋に忍び寄ってくるようだ。 うちの暖房は12時に切れて徐々に温度を下げ15度まで下がるとその温度を保つようにボイラーが働くように調整してある。 そして皆が起きて朝の活動に入る15分前には20度にまで温まるようにもなっている。 こうして冬の季節がはじまる。


Fri. 18-11-05 七面鳥肉の薄切りプロヴァンス風味

2005年11月19日 09時56分48秒 | 喰う
七面鳥肉の薄切りプロヴァンス風味


朝   トースト バター 蜂蜜
    トースト バター 苺ジャム
    ミルクティー 500cc


昼   焼き飯
    炭酸水  350cc


夕   七面鳥肉の薄切りプロヴァンス風味
    茹で新鮮とうもろこし
    グラタンドフィノワ
    ミックスサラダ
    炭酸水 400cc

    チョコレートカスタード

    コーヒー 250cc
    クッキー 2個


夜中  りんごジュース  300cc